聴導犬のお仕事。訓練やなれる犬種について解説。

聴導犬のお仕事。訓練やなれる犬種について解説。

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犬の中には私たち人間の助けをしてくれる犬がたくさんいます。中でも体の不自由な人の手伝いをしてくれる犬を補助犬と言います。補助犬にもそれぞれの役割があり、耳の不自由な人の耳となり大切な音を知らせる仕事をしているのが聴導犬です。今回は聴導犬の訓練方法や向いている犬種などをご紹介します。

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聴導犬とは?

聴導犬

shutterstock.com

聴導犬とは身体障害者補助犬法という法律の下、耳の不自由な利用者の耳となり様々な音を利用者に伝える仕事をする犬のことです。

聴導犬になるためには特別な訓練を受け、大切な音を確実に利用者に伝えます。

日常的な音では目覚まし時計やタイマーの音・電話や乳児の泣き声などを利用者に伝えます。

また、緊急警報などの重要な音を伝えるという大事な使命もあります。

身体障害者補助犬法

2002年に制定された法律で、利用者は盲導犬・介助犬・聴導犬を職場や飲食店、公共交通機関などどんな場所にも連れていくことができるようになりました。

聴導犬の訓練方法

Golden Retriever outdoor training process

Soloviova Liudmyla/shutterstock.com

聴導犬になるためには特別な訓練が必要で、特定の音を覚えさせることや音が鳴ったら利用者に知らせに行き、音源まで誘導できるように訓練します。

覚えるべき音源は室内であれば日常的な生活音である来客チャイムの音やキッチンタイマーやヤカンの笛、赤ちゃんの泣き声、目覚まし時計、電話などの音を知らせます。外出先では銀行などの順番待ちの際に鈴やベルなどを鳴らしてもらうことで聴導犬が反応することができます。

また、ガスや火災探知機の警報音や緊急避難警報などの重要な警報を知らせるのも大事な仕事です。

基本的には目的の音が鳴ったら利用者の体を前肢で触るように訓練します。

その後音源に誘導するように訓練します。一通りの訓練内容ができるようになれば実際に利用者とパートナーになって訓練して絆を深めたり、利用者も聴導犬との接し方を学びます。

聴導犬は決められた行動を繰り返すロボットではありません。しっかりと利用者との間に信頼関係を築くことは家庭犬と同じように必要なことなのです。

最終的に各協会や団体にて認定試験をクリアすることで聴導犬としての資格が与えられます。

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1 ももりん
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聴導犬とか盲導犬とか賢い犬って人間の暮らしにとって欠かすことのできない存在ですね。耳の不自由な人にとって音を知らせてくれるって本当に助かりますよね。普段、なかなか目にすることがないけど、こういう犬のお陰で人が幸せに暮らせてるんですよね。