【ドッグトレーナー監修】1歳の犬のしつけ方法とは?トイレトレーニングや無駄吠え対策について解説

【ドッグトレーナー監修】1歳の犬のしつけ方法とは?トイレトレーニングや無駄吠え対策について解説

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mofmo編集部

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この記事の監修者(48件監修)

Moe Yoshida

ドッグトレーナー

Moe Yoshida

国際動物専門学校 しつけ・トレーニング学科卒。 噛み・吠え癖の酷い元保護犬のビーグルを引き取った事をきっかけに『褒めてしつける』を念頭に活動。 自身の経験を活かし、しつけイベントにて飼い主に寄り添ったトレーニング方法を指導。 ナチュラルペットフード・栄養学の知識にも精通。 保有資格:NPO法人ドッグトレーナー2級、しつけアドバイザー2級、愛玩動物飼養管理士、ドッググルーマー2級

1歳になった犬のトイレや無駄吠えなどのしつけがうまくいかない。そんな悩みはありませんか?犬を飼い始めて必ず行わなければいけないのはしつけですが、一番難しいと言われているのもしつけです。では基本であるトイレや無駄吠えのしつけはどのようにすれば覚えてくれるのでしょうか?1歳の犬のしつけ方を紹介します。

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犬がしつけを覚えてくれやすい時期

犬は生まれてから1年、1歳になるまでで急成長し、1歳半ころには成犬になります。

生後2~3ヶ月までの犬は“社会化期”といわれ、脳が未発達なため、しつけを理解することが難しいです。しつけを始めるのは生後3ヶ月を経過してからが良いでしょう。 また、子犬の脳は新品のスポンジのようにすぐにしつけを吸収して覚えることが出来ますが、成犬の脳は買って暫く経ったスポンジのように何度も何度も教えないと中々覚えられません。時間が掛かるより、一度に覚えられた方が犬も飼い主も嬉しいですよね。

犬のしつけは成犬になる前にトレーニングを行い、一通りのしつけを覚えさせましょう。

たくさんの事を教えなければいけないと気負いする必要はなく、失敗を繰り返さずじっくり教えていきましょう。完璧に覚えさせようと思うのではなく、基礎が軽くできるようになる程度でも問題ありません。

1歳になる犬の上手なしつけ方法

1歳になった犬はもう成犬に限りなく近いですのでなかなかしつけが難しくなっている場合があります。しかし、1歳半くらいまではまだまだ言うことを聞いてくれます。焦らずゆっくり覚えさせたいしつけをトレーニングしてあげましょう。

ではトレーニング別で1歳半になる犬のしつけ方法の基本をご紹介していきます。

トイレ

トイレのしつけにはちょっとしたコツと用意するものがあります。

▼用意するもの

・子犬が2匹入るほどの大きさのサークルまたはケージ ・しきりになるもの ・ペットシーツ ・お皿やドリンクボトル

▼しつけ方法 ①まずはサークルまたはケージを用意する。 ②一面にペットシーツを敷き、どちらかにお皿やドリンクボトルを設置する。 ③犬を中に入れ吠えたりしてもかまわずしばらくそっとしておく。 ④トイレをしたらたくさん褒め、サークルから出す。 ⑤毎日数時間トレーニングをすることによりトイレを徐々に覚えてくれます。

▼しつけのコツ コツは、トイレをしなければいけない場所を人間が決めないことです。トイレシーツを敷いたサークルの中でトイレをするということは守ってもらう必要がありますが、場所は指定する必要はありません。自由に決めさせてあげることでしつけが成功する確率も上がります。また、朝起きてすぐやご飯の後など、排泄しやすい時間帯に行うと成功率があがり、犬も覚えやすいです。

無駄吠え

犬の無駄吠えは警戒心によるものや構ってほしいとき、不満がある時に吠えることが多くあります。どれもかなえてあげればと考えがちですが、かなえてしまうと吠えると思い通りになると勘違いしてしまいます。

1歳になる犬の無駄吠えのしつけは、トイレのしつけよりも簡単で用意するものもありません。ではしつけ方法とコツをご紹介します。

▼しつけ方法 ・インターホンや物音、来客者に吠える場合 インターホンや物音、来客に吠えるのは恐怖心から来るものが多いです。自分の縄張りに入ってこられると感じている場合や危険を飼い主に教えてくれようとしている場合があり、この吠えをなくすためには音や人に慣れる必要があります。

インターホンは来客を知らせるものと認識しているので、誰も来ない時や飼い主の帰宅時にも鳴らし、危険な人物だけが来るというわけではないということを認識させましょう。

それでも吠えが続く場合には、犬の苦手な香りや音を吠えた時に出すという方法があります。吠えが止まった習慣に褒めという方法を継続して行うことで警戒して吠えるという行為はしつけされていきます。

・餌がほしい、構ってほしいなどの要求がある時に吠える場合 このような場面での無駄吠えには無視が一番です。構ってもらいたいから吠えるというのは癖になりやすくとても治りにくいです。しかし何歳になっても飼い主にかわいがってもらいたい、と思うのが犬という生き物です。

犬は無視されることを極端に嫌います。ですので吠えると構ってもらえない、無視されると認識すると一切無駄吠えをしなくなります。少し可哀そうですが効果がありますので頑張りましょう。

▼無駄吠えのしつけのコツ

無駄吠えのしつけは犬の気持ちを逆手にとって行う必要があります。無駄吠えの最中に反応してしまうと“吠えたら構ってもらえる”と認識し、ずっと吠え続けるようになってしまいます。無駄吠えをやめて静かになってからたくさんほめてあげたり構ってあげることで、吠えないと構ってもらえると認識してくれるのでとても効果的です。

まとめ

子犬

pixabay.com

1歳になる犬は成犬に近づいてきており、段々としつけがしにくくなってきます。ですが、正しく焦らずしつけをすることによって1歳になる愛犬もしっかりしつけを覚えてくれるようになります。

できなくても怒らず、大きな心でしつけをしてあげましょう。

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4 名無しさん
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犬は1歳になるまでの間が一番躾やすく、色々な芸も好奇心から覚えやすいんですよね。特に、トイレトレーニングは子犬のうちから練習をして、1歳になるまでに身につけておいたほうがいいかもしれません、成犬になってからは少し大変なので。

3 名無しさん
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少し無駄吠えがあるので、教えて頂いたしつけ方法を行います。無駄吠えを止めて静かになったタイミングで、たくさん褒めて構ってあげることで、次第に落ち着くようになるということなのですね。この通りに実践して参ります。

2 名無しさん
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トイレを決まったところでさせるというのは、なかなか骨がおれることです。人間の子育てと近いイメージがあります。ほめたり叱ったり、ご褒美を用意したり、逆にエサを我慢させたりなどして、どうすれば良いのかを実感してもらう必要があります。

1 名無しさん
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トイレを決まったところでさせるというのは、なかなか骨がおれることです。人間の子育てと近いイメージがあります。ほめたり叱ったり、ご褒美を用意したり、逆にエサを我慢させたりなどして、どうすれば良いのかを実感してもらう必要があります。