ドッグフード「スペシフィック」の口コミや評判、原材料を知ろう!

ドッグフード「スペシフィック」の口コミや評判、原材料を知ろう!

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mofmo編集部

mofmo編集部です。

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動物病院で獣医さんから『スペシフィック』を勧められたけどってどんなドッグフードなのかわからない。口コミ評判だけでなく原材料や保証成分、公式情報を参考にして調査してみました。購入する上での参考になればと思います。

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スペシフィックの商品ラインナップ

Pet food in metal bowls on a floor.

Africa Studio/shutterstock.com

・スペシフィックCCD 低pH スタート&メンテ、ドライタイプ 2.5kg、8kg

・スペシフィックCDD/ CDWリミテッド・プロテイン、ドライタイプ2.5kg、ウェットタイプ 100g

・スペシフィックCED GIコントロール ドライタイプ 2kg、5kg

・スペシフィックCID/CIW 高消化性 ドライタイプ2.5kg、ウェットタイプ100g、300g

・スペシフィックCΩD-HY加水分解プラス ドライタイプ2.5kg

・スペシフィックCRD-1/CRW-1ウエイト・マネージメント ドライタイプ2kg、7.5kg、ウェットタイプ100g、300g

・スペシフィックCRD-2ウエイト・メンテナンス ドライタイプ2kg

・スペシフィックCPW子犬用(高栄養)ウェットタイプ100g

・スペシフィックCXW成犬用ウェットタイプ100g

以上がスペシフィックの商品ラインナップです。病気になった犬に対応しているため病状別に分けられているのが特長ともいえます。

コストもそれなりにしますので原材料も期待できるものなのでしょうか?詳しく調べて見ましょう。対象に選んだのは『高消化性CID』です。

原材料 CID高消化性ドライタイプ

米、卵、魚粉、トウモロコシでんぷん、ミネラル類(Ca,
P,Na,K,Fe,Mn,Zn,Cu,I,Se)、デキストロース、動物油脂(豚)、蛋白加水分解物(家禽)、魚油、ビタミン類(VA, VB1,VB2,VB6,VB12,ナイアシン、パントテン酸、ビオチン,葉酸,VC,VD3,VE,VK)、サイリウム種皮、酵母、粉末セルロース、ビートパルプ 、メチオニン、フラクトオリゴ糖、ユッカ抽出物、ゼオライト、酸化防止剤:BHA,BHT,没食子酸プロピル。
出典:

成分表(100g当たり)CID高消化性ドライタイプ

代謝エネルギー397kcal、粗蛋白質25g、粗脂肪13.2g、炭水化物44,7g、灰分7.6g、粗繊維1.1g、カルシウム1.1g、リン0.9g、マグネシウム0.07g、ナトリウム0.65g、カリウム0.85g、鉄18.1mg、亜鉛23mg、銅1.19mg、セレン0.052mg、オメガ3脂肪酸0.56g、オメガ3:オメガ6 1:3、水分8.5g。
出典:

原材料のピックアップ

トウモロコシでんぷん

愛犬家の皆さんにとってトウモロコシと書いてあるだけで忌み嫌われてしまうトウモロコシですが、正しい使い方、与え方をしていれば決して悪いものではありません。

トウモロコシは主に炭水化物の供給源となり、体の中でブドウ糖となって持続的なエネルギーの供給をしてくれます。それは体を動かし体温を維持するのに必要ですしそれ以上の働きもしてくれますので大切な役割があります。しかし、使い方や与え方が問題になってきます。

「ひげ、芯、皮」などの部分をドッグフードに使用しているのなら消化に悪く、動物栄養学から考えると健康被害が出て当然ともいえます。またコーンの部分の薄皮も犬の消化には悪いものですので、柔らかい中身だけを犬に与えることが望ましいともいえます。

しかしスペシフィックの原材料にはトウモロコシでんぷんと加工処理をされた形になっています。

加工されていれば大丈夫なのかといえば決してそうではなく加工処理の段階でいくつかの工程をたどらなければなりません。たとえば粉末になったトウモロコシでんぷんは加熱、加圧されることによって「アルファ化」され体内で消化できるようになります。

しかし水分が残ったままの状態で温度が下がると、再び消化されにくい形になってしまいますので、温度が下がらないうちに乾燥されることによって「アルファ化」したまま長時間維持できるようになります。

しかしスペシフィックのトウモロコシでんぷんがこのような処理をされているものなのか、もしくは他の方法であれ消化しやすく処理されているかという記載、もしくは説明がないため良いものなのか悪いものなのかの判断はしかねますが、

公式サイトによると特徴の一つに『米、トウモロコシ、卵、豚肉など消化性の高い原材料を用い、下痢、嘔吐などの消化器症状を示す犬に配慮しています』。との記載があります。

また、トウモロコシというとアレルギーの問題が関係してきます。トウモロコシでんぷんがアレルゲンになるかどうかはどれだけ純度の高いでんぷんを使っているかどうかです。つまり精製度の低いでんぷんならばアレルギーがでる可能性があるということです。

しかしメーカーはトウモロコシがアレルゲンとなることを知っているわけですから使用するでんぷんにも気を配っていると一般的には言えるかと思います。まして療法食ということなら、なおさら気をつけていると考えられます。

ですが、やはりスペシフィックからの説明がないためになんともいえません。

ビタミン類、ミネラル類、電解質

これらを増量することにより、下痢や嘔吐の時の喪失に配慮されています。

サイリウム種皮

サイリウム種皮は水溶性繊維で大量の水分を吸収しゼリー状にする特性があります。便の腸内通過時間を早める作用があります。

フラクトオリゴ糖、ビートパルプ

フラクトオリゴ糖とビートパルプは善玉菌の増殖を助けて、消化管の健康維持を保ちます。

ユッカ抽出物

ユッカ抽出物に含まれるサポニンにより、悪臭ガスの生産や便の臭が減少されます。

ゼオライト

ゼオライトとは体内の活性酸素や毒素を吸着して排出する作用があります。スペシフィックでは消化管内の毒素を吸着させる目的で使用しています。

欧米では以前から食品としても注目されており、日本でも厚生労働省の食品添加物に指定されています。米国でもFDA(食品医薬品局)により安全な成分として許可されています。

酸化防止剤:BHA,BHT,没食子酸プロピル。

酸化防止剤のBHA,BHT,没食子酸プロピルという文字を見ただけで愛犬家が目を背けてしまう原材料です。『絶対に避けるべき人工添加物』としてさまざまなドッグフードの解説サイトにて嫌われ続けています。

ではスペシフィックは危険なドッグフードなのでしょうか?

公式サイトにおいては『スペシフィックはヨーロッパの基準(FEDIAF欧州ペットフード産業連盟)による安全性・栄養基準を満たしています』。と記載されていますし、

『油脂の酸化を防ぐために酸化防止剤はヨーロッパの基準で認められたものから最小限BHT、BHA、没食子酸プロピルをドライフードは使用しています』。とも正直に記載してあります。

リスクを考えた上での最小限の仕様であることや獣医からのお勧めであるということを飼い主さんが思いに止めて判断されることが良いと感じます。

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1 名無しさん
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値段が高いのでやめてしまいましたが、ここ何年かこれを買っていました。値段ほどの効果は特にはないのかなという印象です。まあこういうドックフードはそれぞれの犬で食いつきも変わってくるから一概には言えないですが。