賞味期限切れのドッグフードってあげても大丈夫?保存方法や注意点も紹介!

賞味期限切れのドッグフードってあげても大丈夫?保存方法や注意点も紹介!

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mofmo編集部

mofmo編集部です。

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ドッグフードは長期保存ができるように賞味期限も長く設定されています。お徳用の大容量のドッグフードを購入して、食べきる前に賞味期限が来てしまったという経験をした方もいるかもしれませんね。今回はドッグフードと賞味期限に関することについて見てみたいと思います。

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ドッグフードの保存方法

このようにドッグフードは未開封状態では長期保存ができても、開封後は長期保存ができません。しかも保存方法を間違えると酸化が進んだり、風味を損なうため保存方法は大切なのです。 ではドッグフードの保存方法を紹介します。

ドライタイプのドッグフードの場合

まずできることは酸化を防ぐことです。 犬は嗅覚が優れているためフードの酸化には人間以上に敏感です。中には開封後1週間ほどで酸化を察知し食べなくなる犬もいるほどです。ですからドッグフードを保存する際はジッパー付きの袋を使用することをおすすめします。中の空気をしっかり抜いて保存しましょう。

ドッグフードのパッケージ自体にジッパーがついていれば問題ありませんが、そうでない場合はジッパーがついた袋に小分けに入れておきます。あらかじめ小分けにしておくことで必要以上に空気に触れる機会を減らせます。 中にはペットボトルを使用している人もいます。一回分ずつあらかじめ分けておくのです。 注意してほしい点は、ミネラルウォーター以外のペットボトルの場合きれいに洗って使用しないとドッグフードに香りがうつってしまう可能性があるということです。またきれいに洗って乾燥させてから使用しないと、雑菌が繁殖する可能性もあるので注意しましょう。

次に注意できる点は保存場所です。 ドッグフードの弱点は直射日光です。直射日光に当たることでドッグフードの温度が上昇し傷みが早まります。これは未開封状態でもいえることです。未開封状態であっても直射日光の届かない涼しいところで保存するようにしましょう。 愛犬にフードを与える際も直射日光の当たるところにフードを出しっぱなしにしておくことは避けましょう。たとえドライタイプであっても傷みの原因となります。

意外にも思われるかもしれませんが、冷蔵庫でのドッグフードの保存はやめましょう。 直射日光を避ける、涼しいところで保存することを考えると、冷蔵庫での保存がいいのではないか?と思う方は少なくありません。しかしドライタイプのドッグフードの冷蔵庫での保存はおすすめしません。 なぜなら、ドッグフードにはわずかながらですが水分が含まれており、冷蔵庫からの出し入れにより温度差が生まれ袋の中で結露が発生し、フードがふやけたりカビが発生する原因ともなるのです。同じ理屈で屋外で保存しているドッグフードも、朝晩は涼しくても昼間直射日光が当たって温度が上昇することで温度の変化が生じ痛みやカビの原因となります。

ウェットタイプのドッグフードの場合

ウェットタイプのドッグフードは未開封状態では2年3年と保存できるメリットがありますが、水分が多いため開封後は保存がききません。できればその日のうちに消費してほしいものです。 ウェットタイプのドッグフードの保存方法のポイントは何でしょうか?

まず保存する場合は容器を移し替えましょう。 缶詰やレトルトパウチに入っている状態は加熱殺菌がしてあるので、2年でも3年でも日持ちするようになっています。しかしパッケージ自体は多くの人の手に触れているため多くの雑菌が付着している可能性があります。そんな雑菌がついている状態で保存すると雑菌が繁殖することが考えられます。そのためフードを保存する際は違う容器に移して保存することをおすすめします。

また食べきれないフードは必ず冷蔵保存を心がけてください。鮮度を保つため、また風味を損なうことがないためにもタッパーに入れる、ラップで空気に触れないようにするなどして冷蔵庫で保存します。

1日2日で食べきれない分は冷凍保存もおすすめです。冷凍保存すれば1週間くらいは保存が可能です。その際も空気に触れないようにラップやジッパー付きの袋の活用をおすすめします。解凍する際は冷蔵庫で自然解凍しましょう。

激安ドッグフードは危険?

スーパー、ホームセンター、ドラッグストアなどで安売りしている目玉商品のドッグフードをよく見かけることがあるでしょう。1キロ当たり数百円程度の激安ドッグフードです。これら激安ドッグフードの多くは賞味期限がやたら長いものがあります。

ドッグフードを安く提供するためには原材料にお金をかけることはできません。ですから粗悪な原材料を使うようになります。また売れ残りによる廃棄というロスを減らさなければなりません。そこで合成保存料や防腐剤を大量に投与し、長く保存できるようにし、売れ残りによる破棄というリスクを避けるのです。こうして安くドッグフードが提供できるようになるのですが、上記でも何度か述べてきたように、大量の添加物が使用されているのは危険ですね。

日持ちさせるために使用されている防腐剤、酸化防止剤、保存料、防カビ剤などの添加物は犬の健康を害する恐れがあります。動物実験の結果発がん性やアレルギー発症、染色体異常などさまざなまリスクが明らかになっています。劣化したドッグフードを愛犬に与えることも危険ですが、大量の添加物はそれよりも危険なことだってあるのです。

もう一つ注意してほしいのは、訳ありドッグフードです。 普通に購入したらソコソコ値段がしそうなドッグフードが訳アリ品として安く販売されているのを見たことがないでしょうか?訳アリ品の中には賞味期限が近いものやパッケージが破損しているといたものがあります。

安いからといってたくさん買っても、賞味期限が近いため期限内に食べきれないということもあるかもしれません。これまで見てきたように賞味期限が切れたドッグフードは様々な危険性があるため愛犬に与えることはおすすめできません。 パッケージが破損されているものはもしかしたら中身のドッグフードが空気に触れて酸化が進んでいるかもしれません。そうなってはパッケージに刻印されている賞味期限は関係なくなってしまいます。

ただ「安い!」という言葉だけにつられるのではなく、どうして安いのかまで考えてみましょう。

まとめ

Happy dog bowl is a hungry German Shepherd waiting for someone to food in his bowl.

David Porras/shutterstock.com

今回は賞味期限切れのドッグフードは大丈夫なのかどうかについて見てみました。

賞味期限は消費期限と違って、「おいしく食べられる期間」のことを指しています。ですから賞味期限を過ぎたから絶対ダメと神経質になる必要はありません。 しかし今回賞味期限を過ぎたドッグフードがおすすめできない理由を4つ見てみました。

・成分が変質している可能性(酸化) ・カビや虫が発生している可能性 ・缶の成分が溶けだしている可能性 ・添加物が大量に投与されている可能性

4番目の添加物が大量に投与されているに関しては特に賞味期限が2年3年と長く設定されているものに当てはまります。 こういった理由を考えると賞味期限を過ぎたドッグフードは決して大丈夫とは言えないのではないでしょうか?

また賞味期限内であったとしても保存場所、保存状態によっては賞味期限が変わります。また賞味期限というのは未開封状態のことであって、開封後は早めに食べきる必要があります。その際も保存方法に注意する必要があります。

愛犬の健康のことを考えて、賞味期限を過ぎたフードは与えたくないですね。なるべく新鮮なフードを与えることを心がけましょう。また開封後もできるだけ1か月以内に消費できるようにするとよいですね。

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【お願い】ドッグフードは食いつきやアレルギー、わんちゃんのライフステージなどで必要なものは変わっていきます。特定のドッグフードが愛犬にぴったりということはありませんので、必ず飼い主さん、場合によっては獣医師さんの判断によって、少しずついろんなタイプのフードを試してあげてください∪・ω・∪

※表示価格は記事公開時点の価格です。

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2 名無しさん
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大容量パックで安いとついつい買ってしまいますよね。でも結局食べきれずに賞味期限切れに…。なんてことになったら、そのまま与えていいかどうかの判断が難しくなります。お腹を壊すことがないように、できれば食べきりたいですね。

1 名無しさん
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安いときに大きな容量で買ってしまった際に、食べきれずに賞味期限が切れてしまった、という経験をしたことがある人は多いと思います。自分が食べるならまだしも、愛犬にあげるとなると気が引けますよね。それが本当に大丈夫かどうかわからないまま与えるのはやめておきたいですね。