子猫のオスメスの見分け方は難しい?子猫の性別判断方法を紹介!

子猫のオスメスの見分け方は難しい?子猫の性別判断方法を紹介!

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mofmo編集部

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意外かもしれませんが、とりわけ性別を知りたい生まれたての子猫の時は、獣医さんでも迷ってしまうほどにわかりにくいのです。これからご紹介する猫のオスとメスを見分ける方法は、きっと猫好きの方や、これから飼おうとと考えておられる方にとって、有益な情報となることでしょう。

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見分ける方法

猫

Esin Deniz/shutterstock.com

猫を取り巻く環境を少し考えましたが、これからは本題の、どのように猫の性別を見分けるかに付いてこれから考えていきたいと思います。

オスとメスそれぞれの特徴や、子猫か成猫かでの違いなども含めて、「生殖器」「体格や顔の作り」などの身体的特徴と、「性格」、「行動」の4つの分野をご紹介します。

生殖器

もちろん生殖器で性別を見分けるのが一番正確です。オスかメスかは一目瞭然なはずだと思われると思いますが、ただし、生まれて間もない子猫の場合は、体の機能が未発達で生殖器も目で見てすぐにそれとわかるようになっていません。

生まれてから最初の3ヶ月間は、一週間単位で全く異なる猫ではと思えるほど、姿もできることも大きく変わっていきます。生後3ヶ月から6ヶ月の間は月単位で大きくなり、だいたい生後半年ほどの体格で成長は止まり、体重もその後はあまり変わらなくなります。

ただ、成猫と言われるのは生後1年たった頃で、半年過ぎても緩やかに成長は続けます。このように猫は、生まれてから1年間で、人間でいうと20年分という驚異的な成長を見せるのです。

特に最初の3ヶ月の成長スピードは凄まじく、片時も目を話したくないほど目に見えて成長するので、世話をするのも楽しいでしょう。 生殖器がはっきりしてくるのも生後2ヶ月~3ヶ月頃になります。

オスの子猫の場合は、ゴマ粒型の小さなペニスが付いています。 睾丸も肛門の下についているのですが、触って見ると、小さなしこりのようなものが1個か2個あると感じる程度ですが、それらが生殖器になります。

生殖器は全て被毛で覆われていて、子猫の場合は特に、見た目ではまだまだ判断がつかないので、優しく陰部を触って確かめるようにしましょう。それでも何か突起があるかな?くらいにしか感じないとおもいます。

パーツそのものを識別するのが難しくても、オスの場合は肛門から陰部までの長さが長いという特徴があります。 生まれてすぐの時で13mm、生後1ヶ月くらいだと20mmくらいになります。

生殖器そのものがはっきりしていなくても、肛門から生殖器がある陰部までの距離がオスとメスでは明らかに異なるので、長さを測定するようにしましょう。 それからその辺りをよく調べると、小さな生殖器を見つけることができるでしょう。

生後6ヶ月を過ぎて、成猫の姿に近づくと生殖器の形もはっきりしてきて、見た目で判断できるようになります。 尻尾を持ち上げて肛門を確認し、その下を見ると小さな丸が2つくっついたように見えるのが睾丸で、その下の小さなふくらみがペニスになります。

時々、睾丸が体内に入っている猫もいますが、触ると確認できますし、肛門・睾丸・ペニスと縦に並んでいるのは子猫の時と一緒で、肛門からの距離が長いことからもオスであることがわかるでしょう。

では次に、メスの生殖器について見ていきましょう。

メスの場合は、肛門の下にコーヒー豆の形をした陰部があります。 会陰部には少し毛が生えていますが、陰部には毛は生えておらず、ピンク色の皮膚が肛門から繋がっているように見えます。

オスと違い肛門からの距離が短く、生まれてすぐの時は7mm、生後1ヶ月くらいで11mmほどしかありません。 オスの半分くらいの距離しかないので、肛門から生殖器までの長さを測ることによって、メスであることの確信を強めることができます。

メスの場合は、成長して成猫になっても、生殖器に大きな変化は見られることはありません。 肛門のすぐ下にコーヒー豆型の小さな穴のような生殖器が見えます。

このように、わかりにくいとはいえオスとメスで、はっきりと形の異なる生殖器を持っていることに変わりはないので、猫を驚かせたり傷つけることがないように細心の注意をはらいながら、優しく触って確かめるようにしましょう。

特に、肛門と生殖器までの距離を測ることが一番わかりやすいと思いますので、生殖器のはっきりしていない子猫の性別を判断する場合にお勧めの方法です。

体格や顔の作り

生殖器以外の身体的特徴も、オスとメスで違いがあるので性別を判断する際の参考にすることができます。

まず雄猫ですが、全体的に筋肉質でがっしりしています。 首から肩、肩から腕も太くて硬い印象になります。これらの特徴は人間の男性と同じですね。

女性と比べると、男性は筋肉量が多いですし、骨格がしっかりしているので、ゴツゴツした印象になりますよね。

猫の場合は、オスは顔も大きくなります。 人間だと顔の大きさは性別に左右されないように感じますが、自分のテリトリーを守り、他のオスたちを倒してメスをゲットしなければならない動物のオスたちは、それなりの作りになっているのです。

まず、他の猫との喧嘩に備えて頬の肉が分厚くなっていて、顔の横幅も大きく見えます。 さらに目と目の間や鼻の上の部分も広くなっていますし、ヒゲ袋もふっくらと丸みを帯びています。

(ヒゲ袋はウィスカーパッドとも呼ばれている、鼻の下のヒゲが生えているところです。)

このように顔の作りは、肉厚でしっかりとしており、パーツそれぞれも大きく作られています。

表情も、メスに比べるときつめで、野良猫や外と家を自由に出入りしている猫たちの間では、雄猫の場合は顔に傷がついている場合が多いそうです。

雌猫の場合は、全体的にほっそりとしており、華奢な作りをしています。 成猫の平均体重がオスで5.0kgメスは3.8kgということからもわかるように、メスの方が体重も少なく細めです。

体や足に厚みがないぶん、胴や手足が長く見え、エレガントな印象を受けます。 ただ、出産のためにお腹のお肉はゆったりとしています。

これも人間の女性の特徴と共通するところかもしれませんね。

猫の性別ごとの体のラインを同じネコ科で例えると、オスの体格は頭が大きく筋肉質なライオンで、ネスは細くてしなやかなチーターに似ていると言われています。 そう考えるとわかりやすいですよね。

メスの顔の作りは、オスと比べると小さく、上品な感じになります。 頬の肉も少なく、顎も小さめですし、ウィスカーパッドの厚みもありません。

目と目の間隔や鼻もコンパクトにまとまっており、口も小さくちょこんとついています。 顔の特徴はオスの真逆とも言えるでしょう。全体的に小ぶりで、大人しい雰囲気の顔立ちになります。

ただ、肉が少なく、他のパーツも小ぶりなので、オスと同じ大きさの目がより大きく見え、印象に残ります。 大きくてくりっとした目は、猫を象徴するパーツですので、その可愛さを堪能できるのは雌猫の特権かもしれません。

このように生殖器以外でも、雄猫と雌猫とでは、顔の大きさや雰囲気、体のラインや大きさがかなり異なります。

生まれたての子猫だと、並べてもあまり変わらないかもしれませんが、少し大きくなると性別ごとの身体的特徴がはっきりしてきます。

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