ただのぶさかわネコではない!マヌルネコの魅力を紹介!

ただのぶさかわネコではない!マヌルネコの魅力を紹介!

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mofmo編集部

mofmo編集部です。

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物の中には、愛嬌があるのだけど、思わず吹き出してしまうような表情だったり、大多数の人がブサイクだな?と感じるルックスをしている動物もいます。そんなぶさかわ動物の中でも、ネコは特に人気があります。今日はそんな「ぶさかわネコ」の中でも、最古のネコ科と言われている、「マヌルネコ」について調べていきましょう

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人間との関係

マヌルネコは家庭で飼育できない

地球上にネコ科の動物が4,000万年前から存在していたと言っても、一般家庭でネコが飼育されるようになったのは、約10,000年前ほどです。

しかし、その愛くるしい仕草やエレガントな佇まいに加えて、一人暮らしや、仕事で家を留守にしがちな現代人でも飼育できるという飼いやすさが人気となり、ネコは人間社会に深く根ざし、愛されています。

日本でも、何頭ものネコを自宅で飼育されている人や、野良ネコに餌をあげている人もよく見かけますよね。 友達の間でも、”イヌ派それともネコ派”という話が度々出るほど、最もポピュラーなペットとなっています。

モワモワで丸々太って、ちょっと悪そうな顔をしている、なんともチャーミングなマヌルネコを飼いたいという人も多いですが、先ほども触れましたが、マヌルネコは一般家庭で飼育することはできません。

ただ飼育するのが難しいからダメというわけでは無く、正式な法律で禁止されています。 狩猟することは、1977年にネコ科単位でワシントン条約で禁止されていますし、毛皮の国際的な商取引も1980年代に規制されました。

マヌルネコが減少した理由

これほどまでに野生のマヌルネコの頭数が減ってしまった理由に、残念ながら人間は大きく関係しています。 人間が家畜を飼い始めたり、天然資源を採掘し始めたためにマヌルネコの生息地を破壊してしまったこと。

さらには、家畜や畑を保護するために、マヌルネコの食料であり、大事な住みかも提供していた小動物を、人間や人間に飼育されているイヌなどが殺してしまって、生息できないようにしてしまったこと。

また、小動物を駆除するために仕掛けた罠や薬に、間違ってマヌルネコがかかってしまい命を失うことも多くありました。 立派な毛皮目当てに、貪欲な人間によって殺されたマヌルネコもどれほどいたかわかりません。

これらの現状を考えると、人間のエゴや商業主義が、どれほど野生動物を苦しめるのかを真剣に考えさせられますし、今残っている動物たちを守るために最善のことをする義務があることを痛感するのではないでしょうか。

動物園では会える!

マヌルネコは一般家庭では飼育は禁止されていますが、プロの世話を受けられる動物園では飼育されています。 ですから、実際に肉眼でマヌルネコを見たい場合は、日本の場合、冒頭でご紹介した5つの動物園のいずれかを訪ねることをお勧めします。

触れることはできませんが、近くで生のマヌルネコを見る機会は、貴重な経験となることでしょう。

少しでも頭数を増やそうと、動物園では繁殖が試みられています。 しかも、近親相姦を避けるために、世界中のマヌルネコを飼育している動物園が協力しあって、連携した繁殖計画が練られ実行されています。

しかし、標高 5,000メートルほどの病原菌が少ない高地を生息地としてきたマヌルネコは、免疫力が非常に低く、動物園のプロのスタッフを持ってしても、繁殖はもちろん、飼育自体が難しいと言われています。

免疫力が低いということは、ありとあらゆる感染症になりやすいということです。 しかし、この地上には雑菌が溢れていますので、全てを防ぐことはとてもできませんし、生態についての詳細な点もまだ把握されていないこともあり、感染症による死亡率が高いです。

誠実な努力が払われてはいますが、平均寿命が10年ほどとネコ科の中でも短く、事態が改善されることを願うばかりです。

しかし、悲しいニュースだけではなく、2017年4月20日に埼玉県子供動物自然公園で、シャルが、ロシアの動物園からお婿さんにきてくれたレフとの間にできた、5頭の赤ちゃんを出産するという嬉しいニュースもありました。

残念ながら、シャルは同年の7月にわずか3歳という若さでなくなってしまいましたが、新しい5つの命を生み出してくれ、マヌルネコに携わる人全てに希望を与えてくれました。

どんな動物の赤ちゃんも可愛いですが、マヌルネコの赤ちゃんもとても可愛く、ぬいぐるみのような姿と愛嬌のある動きで、ネコ好きの心を鷲掴みにしてくれました。

まとめ

世界最古のネコ科であるマヌルネコは、丸々とした体とモワモワの毛、ずんぐりむっくりした短い手足、ちょっと悪そうで、ブサ可愛い顔という、一度見たら忘れられないインパクトのあるルックスで私たちを魅了します。

そして、警戒心が高いゆえに見せる滑稽な動きや、独特の威嚇の仕方、豊満な体を生かしたポテッとした寝転がり方など、様々な仕草で私たちを、心がほっこりしながらも、おもわず笑ってしまう幸せな状態にしてくれます。

さらに、今まで歩んできた歴史や置かれている厳しい環境は、私たちの人間の問題点を気づかせてくれ、歩みを正すように教えてくれます。そんな魅力溢れるネコが、マヌルネコなのです。

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1 名無しさん
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マヌルネコってすごい貫禄がある体型してるんだね。知らない猫種だったけど、猫って基本的にかわいさに癒されるって考え方だけど、このマヌルネコってかっこよくて個人的には好みかも。かっこいい猫も魅力的だよね。