「ピュリナ　プロプラン」ってどんなキャットフード？成分や原材料など詳しく解析

「ピュリナ　プロプラン」の原材料と成分

愛猫の健康へのこだわりが伝わってくるピュリナのプロプランですが、さっそく原材料や成分を分析し、本当に愛猫に安心して与えることができるフードなのかどうか見てみましょう。

今回は人気の高い「プロプラン（オプティレナル・成猫用サーモン）」を分析してみたいと思います。

原材料は以下のとおりです。

サーモン、ツナ、コーングルテンミール、小麦、チキン、動物性油脂、大麦、チコリ、とうもろこし、大豆ミール、魚油、たんぱく加水分解物、オーツ麦、ミックスエキストラクト、ミネラル類（カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、マグネシウム、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン）、ビタミン類（A、E、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、B12、コリン、K、ビオチン、C、ベータカロテン）、アミノ酸類（アルギニン、メチオニン、タウリン）、ピロリン酸Na、酸化防止剤となっています。

では詳しく見てみましょう。

肉・魚

undefined/shutterstock.com

プロプランのオプティレナルの原材料を見てみると第一原材料に「サーモン」、第二原材料に「ツナ」が使用されています。

魚がメインになったフードとなっています。他にもチキンも使用されています。

猫は肉食動物ですので、動物性たんぱく質である魚がメインになっているこちらのフードはおすすめできます。

第一原材料になっているサーモンは良質なタンパク源ですし、肉と比べても消化吸収がしやすくアレルギーのなりにくい原料といわれています。

高たんぱく、脂肪もしっかり含まれていながら肉よりもヘルシーな低カロリーです。

キャットフードのメイン食材にはぴったりの原材料と言えます。

しかもプロプランで使用されている魚の質も良いものといえます。

ここで使用しているサーモンは新鮮な生サーモンです。

市販の一般的なキャットフードを見てみると、乾燥したミール系を使用していることがよくあります。

ミール系というのは愛猫家が避けたいとしている原材料の一つです。

なぜならミール系の中には、人間が食べないような粗悪な原材料を使用していることがあるからです。

例えば、頭、骨、鶏の羽根や血液などを粉砕して使用している可能性があります。

また腐りかけの肉が使用されている可能性も否定できません。

ですから原材料欄にミール系の表記がある時は疑ってみましょう。

プロプランではこういった粗悪な原材料は使用していないので、安心して愛猫に与えることができます。

新鮮なサーモンを使用しているので栄養価が高く、うまみもあります。

穀物

続いて使用されているのが穀物です。

「コーングルテンミール、小麦、大麦、とうもろこし、オーツ麦」があります。

第三原材料以下、多くの穀物が使用されています。

メイン原材料に魚が使用されている点は高く評価できるプロプランですが、穀物がかなりの量使用されているのは気になります。

猫は肉食動物ですので、穀物の消化吸収を苦手としています。

そのためたくさん摂取すると消化不良を起こすことがありますし、特に小麦やトウモロコシはアレルギーを起こしやすい食材ともいわれています。

プロプランでは名前を変えていますが、第三原材料にコーングルテンミール（トウモロコシ）、第四原材料に小麦が使用されていることを見ると、かなりの割合で小麦やトウモロコシが使用されていることが想像できるのではないでしょうか？

これら穀物は植物性たんぱく質や炭水化物、食物繊維を摂取する目的で使用されていると思われますが、猫は穀物を消化するためのアミラーゼと呼ばれる酵素をほとんど持っていませんし、小腸が短いため穀物を消化できないのです。

そのためアレルギーも起こしやすくなっています。

ですから穀物は使用していないものの方が猫には望ましいのです。

プロプランは猫の健康を考えたフードといっていますが、穀物が多く使用されているので、穀物アレルギーの猫は食べることができませんね。

また「大豆ミール」も使用されています。

人間にとって大豆は健康食品で積極的に取り入れたい食材の一つですが、猫にはそれが当てはまりません。

しかもここで使用されているのは大豆ミール、つまり大豆から有用成分を取り除いた残りカスのことです。

主にかさ増し目的で使用されています。

栄養価がないうえに、消化不良の原因ともなりかねない大豆ミールは猫にありがたくない原材料と言えるでしょう。

油脂

油脂は猫にとって必要な原材料の一つです。

エネルギーを摂取したり、健康な皮膚や被毛の維持、健康な体つくりに欠かせません。

プロプランでは「動物性油脂、魚油」が使用されています。

魚油や、第一原材料のサーモンには、不飽和脂肪酸であるオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸がバランスよく配合されています。

これによって健康で美しい毛並みや毛艶の維持をサポートすることができます。

不飽和脂肪酸は体内で生成できないため食事から摂取しなければなりません。

ですから魚油の使用によってしっかり必要な栄養素を補えますね。

一つ気になる点は、動物性油脂という表記です。

これではどんな動物の油脂を使用しているか全くわかりません。

もしかしたら粗悪な原材料から搾り取った脂を使っている可能性もあります。

腐りかかった家畜の肉から搾り取った油脂かもしれません。複数の獣からとった脂をブレンドしているかもしれません。

このように動物性油脂というだけでは品質や鮮度が謎なため、愛猫家が避けたいとしている原材料の一つに挙げられています。

しかも動物性油脂は酸化が早いので、必ず酸化防止剤が使用されているはずです。

酸化防止剤の中には健康被害を及ぼしかねない危険な合成酸化物があります。

信頼できるペットフードを見てみると油脂に使用している酸化防止剤もどんなものを使用しているか明らかにしています。

プロプランでもどんな酸化防止剤を使用しているか明らかにしてほしいですね。

添加物

プロプランの高く評価できる点は合成添加物を一切使用していないことです。

合成着色料、合成酸化防止剤、合成香料などはフードをおいしそうに見せたり長持ちさせる目的で使用されますが、中には健康被害を及ぼすものもあります。

発がん性、アレルギー、内臓疾患などのリスクがある添加物もあります。

プロプランではこういった危険な添加物は一切使用せず、酸化防止剤には安全性の高い天然由来の「ミックストコフェロール」を使用しているので、安心して愛猫に与えることができます。

成分

プロプランのオプティレナルの成分は以下のとおりです。

たんぱく質32.0%以上、脂質14.0%以上、粗繊維3.0%以下、灰分10.0%以下、水分12.0%以下、エネルギー359kcal/100gとなっています。

たんぱく質も脂質もしっかり摂取できる栄養バランスになっています。

ただし穀物が多く配合されているので、植物性たんぱく質の割合が多いかもしれませんね。

他には皮膚や被毛の健康に欠かせないオメガ3、オメガ6のバランスも良く配合されています。

またこちらの商品は腎臓の健康維持に特化しているということで、健康な腎臓の維持をサポートする栄養バランスになっています。