【ドッグトレーナー監修】犬がトイレを我慢しちゃう!原因と対処方法を知ろう!【2023年版】

【ドッグトレーナー監修】犬がトイレを我慢しちゃう!原因と対処方法を知ろう!【2023年版】

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この記事の監修者(48件監修)

Moe Yoshida

ドッグトレーナー

Moe Yoshida

国際動物専門学校 しつけ・トレーニング学科卒。 噛み・吠え癖の酷い元保護犬のビーグルを引き取った事をきっかけに『褒めてしつける』を念頭に活動。 自身の経験を活かし、しつけイベントにて飼い主に寄り添ったトレーニング方法を指導。 ナチュラルペットフード・栄養学の知識にも精通。 保有資格:NPO法人ドッグトレーナー2級、しつけアドバイザー2級、愛玩動物飼養管理士、ドッググルーマー2級

かわいい愛犬がなぜかトイレを我慢するようになってしまったら。飼い主さんにとっても犬にとっても、愛犬がトイレを我慢することはあまり嬉しいことではありませんよね。そこで今回は犬がトイレを我慢してしまう原因と対処方法、そしてそれにまつわるトイレ情報をご紹介していきたいと思います。

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日々のトレーニングでトイレを我慢しない犬に

犬

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わんちゃんがトイレをする時というのは、朝起きたとき、夜眠るとき以外だと、体を動かすようにしたり、水分を多く摂取することでトイレをしやすくなります。

ですので室内でトイレに行きたくなるきっかけ作りをしてあげると、徐々にトイレに行けるようになります。

先ほど述べた原因1.2は日々のトレーニングの工夫で、徐々にトイレができるようになっていきます。

トレーニング方法

犬

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1.合図を覚えさせる

お散歩をすると大概のわんちゃんはトイレをします。

そのタイミングでクリッカーや声かけ「ワンツー、ワンツー」や「おしっこ」といった様に特定の声変えをすることで、トイレの合図になります。

お散歩だけではなく、トイレをするタイミングのときに必ず特定の合図を出すことを繰り返します。

2.条件反射を利用する

特定の合図を繰り返すことで、さほどトイレをしたい気分でなくても、合図を聞くとトイレをしたくなるということになります。

3.トイレをして良い場所で合図を出す

条件反射でトイレをすることを覚えたら、今度はやっていい場所でトイレをすることを促します。

そうするとトイレをして良い場所でトイレができる回数が増えて、トイレする場所が固定されます。

4.最後に褒める

トイレをしてほしい場所でできたら、必ず褒めます。

犬は褒められることが大好きです。

なので褒めることで、トイレはここですれば良いのだと学びます。

褒める=ご褒美は、それぞれの犬によって異なります。

例えば、遊びが好きな子だったら、トイレができたら少し遊んであげたり、おやつが好きなわんちゃんだったら、できたらおやつを与えるという事が褒めることにつながります。

遊びが好きなわんちゃんだったら、トイレをしてからボール遊びということを紐つけてもトイレをしやすくなるきっかけになります。

そして、トイレの設置場所を工夫してみよう

犬

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原因3にもありましたが、わんちゃんは、とても綺麗好きです。

自分のスペースを汚さないという習性があります。

ですので、家全体を自分のスペースだと思っている場合家でトイレができないということがあります。

そこで、トイレの場所をもう一度見直してわんちゃんがトイレをしやすい場所に変えるだけで、家の中でトイレができるようになるかもしれません。

ポイント2つ。

ひとつは、人があまり通らない場所で部屋の隅に設置してあげましょう。

ふたつ目は、適切な大きさのトイレを用意しましょう。

小さすぎるとトイレがしにくくトイレを我慢してしまうことがあります。

また、大きなクレートに寝場所とトイレを一緒にしている場合、クレートが自分の部屋だと認識してしまうと、クレートの中ではトイレができなくなるということがあります。

トイレを我慢するのはどんな影響が?

犬

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病気のサインを見逃さないで!

わんちゃんは人よりもトイレを12時間くらいは我慢できる言われています。

そのため一日おしっこが出なくても、大きな問題はないとされているのですが、本当に影響はないのでしょうか?


我慢できるからといって、日常的にがまんさせるとどんな影響があるのかを知って、わんちゃんにできるだけトイレを我慢させないように工夫してあげましょう。

犬が我慢することで引き起こしてしまう病気の一つは”腎機能”に悪影響が出たり、他の病気のリスクが高くなります。

代表的な病気は、「膀胱炎」です。

犬の場合、オスよりもメスがなりやすいと言われている膀胱炎で、地面に近い状態でトイレをするので、細菌が侵入しやすのです。

ですのでトイレはいつも清潔に保つことが大切です。

また、尿の色が濁っていたり匂いがきつい場合は、注意が必要です。

膀胱炎は、人と同様残尿感があるので、何度もトイレに行くのに出ないということを繰り返したり、痛みを感じるとおしりの部分を気にして舐めたりします。

また、おしっこが終わったのに、尿が垂れるということもみられます。

初期段階でわからずに放置して進行すると、膀胱内の細菌感染が悪化し、膀胱の粘膜をきずつけてしまいます。

すると血尿がでて、おしっこが赤茶色やピンク色になってしまいます。

このような色のおしっこがでたら、まずは動物病院で診察してもらいましょう。

おしっこが出ないという症状は、膀胱炎だけではなく尿路結石や、尿路腫瘍の病気の可能性もあります。

もしオスだったら、前立腺肥大を疑うばあいもあります。

素人ではなかなか見つけることが難しいので、いつもと違う?と思ったらとりあえずは動物病院で相談してみましょう。

わんちゃんの気持ちをわかってあげよう!

最後に、わんちゃんはトイレを我慢できる動物だけれども、あまり我慢させると病気にかかりやすくなることがわかりました。

わんちゃんが我慢できるからとそれに慣れさせることなく、行きたいときにトイレをするわんちゃんに育てたいものです。

幼い頃からトイレのトレーニングをしっかり行いトイレをどこでもできるわんちゃんに育てると、わんちゃんのストレスを一つ減らすことにつながります。

ですので、わんちゃんとの生活でいつでもトイレができる環境を作ってあげることが大切ですね。

ちなみに我が家では、車移動が多いので、車の中にもトイレを設置しています。

また健康状態をチェックするため、おしっこシートはいつも持ち歩いています。

もうひとつ、自分の家に帰ってきたらトイレに行かせるように、家に帰ってきたらトイレに連れて行き合図をします。

すると家に帰ってきたらトイレをするものだと覚えます。

こんな風に少しの工夫の積み重ねで、気がついたらできる様になっていたという事があります。

少しずつ気長にしていくことが大切です。

みなさんもいろいろな工夫をして、わんちゃんの健康状態をみてあげてくださいね。

犬のトイレの回数って?おしっこ・うんちの頻度を知ろう!

犬のトイレトレーニングで重要なことは、飼い主さんが犬のトイレの回数、排泄のタイミングをよく知っておくことです。特におしっこの回数はよく把握しておく必要があります。これにはお散歩の方法も一つの鍵になっているんですよ。うんちやおしっこの頻度をきちんと知って飼い犬の健康に注意を払いましょう。

https://mofmo.jp/article/1474

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2 名無しさん
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トイレを我慢するのは良くないことですから、我慢しなくて良いようにトレーニングする必要がありますね。すぐにできることではないでしょうから、地道にトレーニングを続けていって、トイレを我慢しなくなるようになってもらえれば。

1 名無しさん
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おしっこを我慢するときの兆候が思っていたよりも多くてびっくりしました。くるくる回ったり、おしりを気にしたりしてるのは見たことあったので、そういうときはおしっこしたいんだなって思ってました。これからはもっとちゃんと観察してあげたいと思います。