ロイヤルカナン猫用「糖コントロール」を解析!口コミ評判も

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mofmo編集部

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ペットの健康を考えたフードとして有名な「ロイヤルカナン」。糖尿病の猫のために用意されたのが「糖コントロール」です。今回はそんな「ロイヤルカナン 糖コントロール」の原材料や成分を徹底分析して、愛猫に安心して与えることができるフードかどうか紹介したいと思います。

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「ロイヤルカナン 糖コントロール」の原材料と成分

キャットフード

279photo Studio/shutterstock.com

では早速「ロイヤルカナン糖コントロール」の原材料と成分を分析してみましょう。

原材料は以下のとおりです。

肉類(鶏、七面鳥)、大麦、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、コーングルテン、タピオカ、大豆分離タンパク(消化率90%以上)、動物性油脂、加水分解動物性タンパク、植物性繊維、チコリー、魚油、サイリウム、フラクトオリゴ糖、大豆油、マリーゴールドエキス(ルテイン源)、アミノ酸類(L-アルギニン、タウリン、L-カルニチン)、ミネラル類(K、Cl、Ca、Zn、Mn、Fe、Cu、I)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、C、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、B2、B6、B1、葉酸、ビオチン、B12)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)となっています。

では気になる原材料を詳しく見てみましょう。

肉類

糖コントロールで使用されている肉は「鶏、七面鳥」です。

完全肉食動物である猫にとって、一番必要な栄養素は肉や魚から摂取できる動物性たんぱく質ですので、質の良い肉が第一原材料なっていることは大変よいことです。

動物性たんぱく質である肉や魚には猫が必要としている必須アミノ酸がたくさん含まれているため、健康なからだ作りに欠かせません。特に鶏肉や七面鳥(ターキー)は糖尿病の猫にピッタリの食材と言えます。

まず「鶏肉」には、動物性たんぱく質が豊富に含まれています。

他にもビタミンなど多くの栄養素が含まれており、リンは強い骨や歯を作るサポートをします。

さらにセレンは免疫力を高める効果があります。このように多くのミネラル分も豊富に含まれています。

またなんといっても牛肉や豚肉に比べても脂肪分が少なくヘルシーな肉ですので、肥満に気をつけなければならない糖尿病の猫にピッタリではないでしょうか?

また鶏肉は嗜好性が高い肉ですので、鶏肉を使ったフードは食いつきが良いと評判です。

もう一種類の肉「ターキー」は鶏肉よりもさらに脂肪分が少ないのでヘルシーな肉となっているため、低カロリーで太りたくない猫に最適です。

さらにターキーにも鉄分や亜鉛、セレンなどのミネラルが豊富に含まれているため、免疫力を高める効果が期待できます。

糖コントロールでは、粗悪な肉が使用されていないことも高く評価できます。

市販のキャットフードを見てみると、「肉副産物、○○ミール」など粗悪な原材料を使用していることがあります。

これらは人間が食べることがない破棄する部位や、腐りかかった家畜の肉などを乾燥粉砕して用いている可能性があるのです。

当然こういった原料は消化に良くなく栄養価も低いので、体に良くありません。

糖コントロールではこういった粗悪な原材料を使っていないので安心です。

穀物

第二原材料以下を見てみると穀物が使用されています。「大麦、超高吸収性小麦たんぱく、コーングルテン」が使用されています。

非常に多くの穀物が使用されていますが、愛猫の健康を第一に考えるなら、穀物が使用されていないものを選びたいものです。

なぜなら猫は完全肉食動物ですので穀物の消化吸収がほとんどできないからです。

穀物はゆっくり腸内を進むことで時間をかけて消化吸収されるのですが、猫の胃は小さく腸も短いため穀物の消化には適していないのです。

また盲腸がほとんどないので植物性に含まれるセルロースを消化吸収することができません。

そして炭水化物に含まれる乳糖もたくさん消化できないので、穀物をたくさん摂取すると消化器官に負担をかけるため消化不良を起こしたり、アレルギーを引き起こす原因になるといわれています。

特に小麦やトウモロコシは猫がアレルギーを起こしやすい食材とされています。

ですから、超高吸収性たんぱくとはいえ、小麦が使用されているのは心配ですね。

またコーングルテンも小麦よりはアレルギーのリスクが低いとはいえとうもろこしの絞りかすですのでアレルギーの可能性があります。

ですから穀物アレルギーのある猫は食べることができません。

また今はアレルギー症状がないとしても、毎日食べ続けることで将来アレルギーが発症する恐れもあります。

またあくまで猫が必要としているのは、動物性たんぱく質に含まれている必須アミノ酸です。

植物性たんぱく質には猫が必要な必須アミノ酸が少ないので、できれば肉や魚の含有量が多い方が必要な栄養素が摂取できると考えられます。

糖コントロールでは第二原材料に「大麦」を炭水化物源として使用しています。

大麦はグルテンがほとんど含まれていないのでアレルギーになりにくいといわれています。

また食物繊維も豊富で腸内環境を整える効果も期待できます。

そしてなんといっても大麦には糖吸収を緩やかにする働きがあります。

そのため急な血糖の上昇を抑え、継続的に摂取することで血中コレステロールが下がることも報告されており、糖尿病の猫に配慮した食材といえるでしょう。

しかし何度も述べますが猫にとって穀物は消化吸収しにくい食材でアレルギーを起こしやすいので、できれば穀物不使用のフードの方が体への負担が少なくて済みます。

油脂

続いて猫が必要とする栄養素のひとつが脂質です。

糖コントロールでは「動物性脂肪、魚油、大豆油」が油脂として使用されています。

脂質は猫の美しい皮膚や被毛の維持をサポートしたり、脳や目の成長を助けたりエネルギーとなるため、油脂はキャットフードに欠かせない原料です。

糖コントロールで使用している大豆油は不飽和脂肪酸とも呼ばれるオメガ6脂肪酸が豊富に含まれていますし、魚油には特にオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。

美しい被毛の維持のためにはオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスがよく配合されている必要がありますが、糖コントロールではこのバランスがしっかりとれています。

さらに魚油には他にもDHA、EPAも含まれており、脳の神経細胞や目の健康をサポートしてくれます。

最近では認知症予防にも効果があることが報告されるなど、注目される栄養素です。

しかしここで気になるのが「動物性脂肪」の使用です。

動物性脂肪は、嗜好性を高めるために使用されますが、何の動物の脂が使用されているのか明らかにしていないためどんな原料を使っているか不安の残る原材料です。

もしかしたら複数の獣の脂をブレンドして使用しているかもしれませんし、食用として取り除いた残りの部位(鶏の頭、骨、羽根、足、血液)から搾り取ったものかもしれません。

もっと恐ろしいのは長期間の病気で薬物汚染された家畜の肉や、病気や事故で死んで腐りかかっている家畜の肉から絞りとった脂を使用している可能性も考えられるのです。

このように動物性油脂は、品質や鮮度が全くわからないため信用できないのです。

品質や鮮度がわからないということ以上に動物性油脂がおすすめできない理由は、動物性脂肪は非常に酸化が早いため、必ずといってよいほど保存料や酸化防止剤が使われているということです。

強い酸化防止効果を求めるために合成酸化防止剤を使用することがありますが、中には体に悪影響を及ぼしかねないものもあるので大変危険です。

しかも原材料の加工段階で使用する添加物は原材料欄への記載が義務ではないため、どれだけ強力な酸化防止剤がどれほどの量使われていても消費者の私たちにはわからないのです。

自然由来の抗酸化物質を使用していれば安心ですが、そうでないとしたら愛猫が知らないうちに危険な添加物を摂取し、からだをむしばんでいくことになります。

ビートパルプ

続いて繊維質として「ビートパルプ」が使用されていますが、こちらも愛猫家が避けたい原材料の一つです。

ビートパルプは、サトウダイコンから砂糖を搾り取った残りカスのことです。

ビートパルプは絞りかすというくらいですからタダ同然で入手できるため、安いキャットフードではかさ増しによく用いられています。

またビートパルプにはウンチをかためる作用があるため、トイレの処理が楽になります。

しかしビートパルプには2つの問題点があります。

一つは残留薬剤の恐れです。

サトウダイコンから砂糖を搾り取る際により手間をかけずに砂糖を抽出するため、硫酸系の劇薬を使用して抽出する方法があります。

効率よく処理ができる一方、薬剤がわずかではありますがビートパルプに残る可能性があり、薬剤が残ったビートパルプを定期的に摂取することで、体内に入った薬剤が便の排出を促す神経信号に影響を及ぼしてしまい、便秘の原因になることがあるといわれています。

もう一つは便秘の恐れです。

ビートパルプはウンチをかためる作用があるのですが、言い換えると便がかたくなるため便秘になる可能性があります。

酸化防止剤

油脂を使用しているキャットフードは酸化しやすいため酸化防止剤の使用はかかせないのですが、糖コントロールでは「BHA、没食子酸プロピル」が酸化防止剤として使用されています。

「BHA」は元々はガソリンの酸化防止剤として使用されていた合成酸化防止剤です。

強力な酸化防止効果があることから食用への酸化防止が認められ使用されるようになりましたが、動物実験によって発がん性やアレルギーの危険性が明らかになり、現在では人間用の食品への使用が制限されるようになりました。

「没食子酸プロピル」はバターやマーガリン、化粧品などに酸化防止剤として使用されています。

しかしこちらも発がん性や内臓疾患の危険性がある添加物であることが明らかにされてきました。

このようなからだに悪影響がある危険性のあることが明らかになっている添加物を使用しているのはやはり心配ですね。

成分

キャットフード

maradon 333/shutterstock.com

では「ロイヤルカナン糖コントロール」の成分を見てみましょう。

以下のとおりです。

たんぱく質47.6g、脂肪12.4g、食物繊維11.9g、灰分6.4g、水分5.7g(単位/400kcal)、カロリー387kcal/100gとなっています。

たんぱく質がかなり高めになっているフードですが、脂肪や炭水化物は控えめになっています。

食物繊維も豊富でバランスの取れたフードになっています。

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3 名無しさん
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栄養のバランスは気を付けていないと偏りがちになってしまいます 。猫は糖尿病になりやすいのでその辺はしっかりとケアしていきたいですよね。糖尿病は恐ろしい生活習慣病です。日頃から気を付けて育てていきたいですね。

2 名無しさん
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ロイヤルカナンって色々な種類があるんですね。口コミとかを調べたときに良さそうだったので、今度試しに買ってみたいなって思います。今はカナガンですが、健康を考えたら他のも食べれるようになってほしいなって思います。

1 名無しさん
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うちの猫ちゃんのご飯は最近ロイヤルカナンに変えました。前に一度試したら食いつきがよく、最近もまたあげ始めました。糖コントロールが出来るのは、良いなと思いました。健康が一番ですからね。これからもちゃんと食べてくれたら嬉しいです。