招き猫のあれこれ!由来って知ってる?招き猫について話します!

招き猫のあれこれ!由来って知ってる?招き猫について話します!

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猫が千万両を持っていることから、商売繁盛の置物として広く知られている「招き猫」ですが、招き猫のこと知っていますか?私は置物のイメージだけで他は全く知りませんでした。そこで、今回は、招き猫の由来や、人々に愛される人との関係性や招き猫の魅力をお伝えしたいと思います。

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招き猫の由来

招き猫

yukihipo/shutterstock.com

招き猫の由来はいくつかあるのでご紹介したいと思います。

それぞれの地域の言い伝えからくるので、正確なことは和買わないようです。

東京都世田谷区「豪徳寺」の説

豪徳寺

三毛猫代の言い伝えになります。

彦根藩二代目の井伊直孝が鷹狩りの帰りに豪徳寺の前を通りかかりました。

そのときに、お寺の門前で猫が手招きをしていたそうです。

猫に誘われて直孝がお寺に入り休憩をしていると雨が降ってきました。

雨に当たらずに休憩ができたことに感謝をした直孝は、豪徳寺に多額の寄進をしたと言われています。

このことがきっかけで豪徳寺は井伊直孝の菩提寺になりました。

この話には別の展開があり、直孝が豪徳寺の木下で雨宿りをしていたら、三毛猫が手招きしたので、その猫に近づいたら、さっきまで雨宿りをしていた木に雷が落ち、難を免れたという別の話もあります。

猫が直孝を招いたことで、お寺に吉運がやってきたと、お墓を建てて猫を弔ったそうです。

いずれにせよ直孝が猫によって助けれたことから、「招き猫」と崇められたとされています。

この神社の招き猫は、「招福猫児(まねきねこ)」と称されていて、お祈りすると吉運に恵まれると言われています。

家内安全、心願成#就、商売繁盛のご利益があるとされていて、境内にはたくさんの招き猫が祀られています。

豪徳寺 住所:〒154-0021 東京都世田谷区豪徳寺2丁目24−7

東京都台東区「今戸神社」の説

今戸神社

浅草にある縁結びで有名な今戸神社ですが、こちらには夫婦の招き猫が祀られています。

またこの神社は今戸焼きの発祥の地とされています。

この今戸焼きと招き猫の発祥のお話です。

江戸時代末期に、貧しい老婆があまりの貧しさのあまりに、自分が飼っていた愛猫を手放さなければいけなったのですが、ある夜この愛猫が夢枕にあらわれて、「私の姿を人形にしたら必ず福徳を授かる」と言ったのです。

そこで、その老婆は、猫の姿の人形を今戸焼きの焼き物のして浅草神社の参道で売ったら、大評判になったというお話。

ただ今戸神社で良縁の招き猫となったのは、昭和の後半のことで、先ほどのお話と今川焼きの発祥の地で、旧今戸八幡が浅草今戸町(現在の今戸焼きの産地)の産土神だったこともあり、「招き猫の社」を全面に打ち出すようになったようです。

現在では、良縁のパワースポットとして多くの人がお参りに来られます。

今戸神社 住所:〒111-0024 東京都台東区今戸1丁目5−22

東京都新宿区「自性院」の説

新宿区新宿自生院

室町時代文久9年(1477年)江古田ケ原の戦いで、武将、太田道灌(おおたどうかん)と豊島泰経(としまやすつね)が戦い、太田道灌が戦いに敗れて道に迷っているところ、黒猫があらわれて手招きをしている方へ進むと、自生院に案内され太田道灌は命拾いをし、後の戦いでは勝利ができたと言われています。

またこの黒猫の死後、手厚く祀られたのが「猫地蔵」の楚だとされています。

現在の自性院の入り口の門柱には、小判を持った招き猫が鎮座しています。また境内には猫地蔵尊が祀られています。

自性院 住所:〒161-0031 東京都新宿区西落合1丁目11-23

京都府伏見区「伏見稲荷」の説

京都伏見稲荷神社

mTaira/shutterstock.com

言わずと知られる全国30,000社ある稲荷神社の総本山「伏見稲荷」。招き猫の起源はよくわらないそうですが、土人形の発祥地が伏見稲荷とされています。

伏見稲荷は五穀豊穣のごりやくがあるとされていて、はじめは稲荷山の土を持ち帰るとご利益があるとされいました。

やがて稲荷山の土をこねて素焼きした土人形(伏見人形)が参拝者のお土産として販売されるようになりました。

当初は、馬や土鈴、牛などで、招き猫はこれらの人形の一つのモチーフとして作られ、江戸時代の末期には人気で、お土産物として全国に広まったとされ、招き猫発祥の神社とされてます。

また伏見稲荷は、養蚕の神様が祀られていて、猫は蚕を食べるねずみの天敵ということで崇められ、養蚕の守護神として扱われていたという説もあります。

商売繁盛として知られる「招き猫」

商売繁盛「招き猫」

Adrian Candela/shutterstock.com

私たちがよく知る招き猫は、商売繁盛として縁起が良いというイメージで、実際にお商売をされているお店や会社などに置かれているのをよく見かけます。

このように商売繁盛=招き猫というのはどこから出てきたのでしょうか?

昔は今ほど建築がしっかりとしている建物が少なく、ねずみによって農作物の被害を受けることは深刻な問題でした。

そのためねずみを駆除してくれる猫を呼び寄せて、猫が住みついた家は、商売繁盛につながるとされ、福を呼ぶ動物として崇められるようになりました。

また江戸時代初期は、猫は今ほど多くいなかったので、一般の家庭で猫を手に入れることはとても難しく、猫がいるように見せかけるために、猫の絵を描いて店に貼ったりしたのが、招き猫の始まりと言われています。

招き猫の種類

招き猫と一言で言っても、右手を上げていたり左手を上げていたりと、どうやら種類があるようです。

そこで、現在の招き猫の種類にはどんな招き猫があるのでしょうか?

どちらの手を挙げるのかでご利益が違っていたり、また様々な色の招き猫があります。そこで一つずつご利益を見ていきましょう。

<手の挙げ方で変わるご利益>

右手を挙げている招き猫「金招き」

右手を挙げている猫は、オス猫と言われています。金運や幸運を招く猫とされます。一般的のご家庭に置かれている招き猫はこのタイプが多いのではないでしょうか。

左手を挙げている招き猫「人招き」

左手を挙げている猫は、メス猫とされています。主人を招くということで、人が寄ってくるので、商売繁盛につながるとされています。

両手を挙げている招き猫

まれに両手を挙げている招き猫がいてますが、両方の福が欲しいという欲張りな招き猫だとされて、縁起がよくないとされることもあります。

<手の挙げる高さの違い>

招き猫をよく見ると耳の横に手がある招き猫や、耳よりももっと高く手が伸びている招き猫など、手の挙げ方は様々です。

挙げている手が高ければ高いほど、遠くの福やお客様を招くとされていて、福がより多く招くとされています。

<猫の種類の違い>

ベーシックな招き猫はやはり三毛猫のが多いのですが、三毛猫をモチーフにした理由はなぜでしょうか?それにも理由があります。

三毛猫は遺伝子上、メスが生まれやすくオスはとても貴重だとされています。オスが生まれるのは1000匹に1匹の割合です。

そこで希少価値の高い三毛猫のオスは幸運だとされ、招き猫のモチーフになったそうです。

<招き猫の色の違い>

招き猫の色違い

招き猫の色も今や赤に金色、紫に黄色など、色とりどりの招き猫があります。それぞれにご利益が異なるみたいです。

・白色

ベーシックな白色ですが、この招き猫には「開運」を招くとされています。

風水では全体の運をアップしてくれる色とされて、昔の招き猫はほとんど白色でした。リビングなどに置くと気分がリフレッシュされます。

・金色、黄色

風水的に金運の色とされているので、金運アップに効果があるとされています。どちらも西側に置くと良いとされています。

招き猫を置く場所が汚れていると、金運は逃げてしまうので、いつも綺麗に掃除をしましょう。西側の他にも太陽の当たる場所でもOKだそうです。

・黒色

黒猫を見るとよくないと言われることがあるのですが、黒色というのは強烈な力を持った色と考えられているからです。黒の招き猫の場合は、魔除けのご利益があるとされています。ですので店先や玄関などに置くと良いでしょう。

・赤色

赤色の招き猫はなかなか見かけないのですが、この招き猫は「無病息災」を招くとされています。

健康で元気でいられるとされているので、デスク周りやリビングなどに置くと効果を発揮してくれるかもしれません。

・ピンク色

ピンクのイメージは恋愛ですよね。ということでピンク色の招き猫のご利益は、恋愛です。これは女性が好み、南西に置くと女性が生きいきすると言われています。

またピンクという色には、若返りの効果があるとされています。毎日眺めていると、若々しくそして素敵な人との出会いが期待できるかもですね。

・青色

青色の招き猫は、学業向上のご利益があります。

受験中の子供の部屋などにおいていると、集中力がアップして勉強が進むとされています。

・緑色

緑は平和を司る色で、家内安全や交通安全といった平穏無事を守ってくれます。風水では、心の平和を保つ色とされていて、南に置くと良いそうです。

<招き猫の素材の違い>

招き猫の中には、バカラの招き猫や九谷焼きの招き猫などもあります。

九谷焼きの招き猫はとてもカラフルで顔もちょっとかわいらしいのです。またスワロフスキーの招き猫もあります。

江戸時代から、明治、大正、昭和、平成とそれぞれの時代とともに招き猫も少しずつ変化しています。

今の平成では、猫ブームが到来し、猫好きの人の人気を集めて、多種多様な招き猫が作られるようになりました。

また、海外でも日本文化が広まり、海を渡り招き猫は広まっています。

<海外の招き猫>

中国でも招き猫は人気で、街角に手が動く金色の招き猫があります。また春節(中国での祝日)には日本に来日して、招き猫を大量に買う人も多くいたそうです。

また招き猫生産一位の愛知県常滑市には、観光バスで多くの中国人が訪れて、常滑焼の招き猫を買って行ったそうです。

また台湾では日本ブームの時に招き猫も好まれたようで、猫カフェならぬ招き猫が高雄にあったりします。

店先には、大きな招き猫のバルーンが設置されていて、目を引きます。また店内には、招き猫や猫グッズが沢山ディスプレイされています。

そして2015年には、なんと高さ6メートルの台湾で最大の招き猫が台南市にある塩のテーマパーク「七股塩山」に登場しました。このテーマパークを運営する台塩実業は、多くの人に「財」と「縁」を招きたいということです。

この大きな招き猫は、なんと手がゆっくりと動き、動き出すと人々から驚きの声が上がったそうです。

そしてアメリカでも人気の招き猫は、「welcome cat」「lucky cat」と呼ばれています。

猫が硬貨を持っているものを「dollar cat」とよばれているそうです。アメリカと日本の手招きが違うので、招き猫の手も日本と逆に作られているのが特長です。

また目もブルーで、千万両がドルになっているという、アメリカの猫になっているのが面白いですね。

9月29日は「招き猫の日」

皆さんはこの日が招き猫の日だと知っていました?私は初めて知りました。

「来る福(くるふく)」の語呂合わせで制定されたそうです。

この日の前後の土日には、三重県伊勢市にある伊勢神宮前のおかけ横丁や、愛知県瀬戸市などで、「来る福招き猫まつり」というのが行われています。

おかげ横丁はこの日、招き猫でいっぱいになるので、この日を目指して行ってみるのも楽しいですね。

招き猫の生産地

日本全国で作られている招き猫ですが、日本一の生産地は、愛知県常滑市(とこなめし)です。主に陶器で出来ている招き猫が生産されています。

常滑市には「とこなめ招き猫通り」というのがあり、名鉄「常滑駅」から東の陶磁器会館に向かう道路沿いの道には、巨大な招き猫の顔「巨大招き猫こと猫とこにゃん」や「ご利益陶製招き猫」が39も展示されています。

常滑市は、常滑焼の地で日用品も多く作られていて、土菅は日本で最初に大量生産を行った地でもあります。

招き猫は常滑焼きのかずある種類の一つです。

ちなみに常滑焼は日本六古窯に数えられる由緒ある焼き物の地です。

巨大招き猫とこにゃんは、幅が6.3メートル、高さ3.8メートルで壁の上にひょっこり顔を覗かせていてインパクト大です。

愛知県常滑市以外では、群馬県高崎市近郊あたりで、だるまの生産とともに招き猫が生産されています。ここでは張り子の技法で作られていて、木型に和紙を張って作られています。

多くの招き猫が集結

多くの招き猫

Pumidol/shutterstock.com

招き猫ミュージアム

招き猫ミュージアム

日本招猫倶楽部の世話役である坂東寛司さんや荒川千尋夫妻の個人のコレクション数千点が展示されているミュージアムです。日本橙の招き猫博物館です。

もともとは、群馬県嬬恋郡嬬恋村にあったのが、愛知県瀬戸市に移転されています。

大正時代の洋館建築で建物の装飾の細部にも猫の装飾が施されています。

招き猫の世界に興味を持たれた方は是非行ってみてはいかがでしょうか?

所在地:〒489-0821愛知県瀬戸市薬師町2番地 電話番号:(0561)21-0345 開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30) 休館日:火曜日(祝日の場合は開館)年末年始 料金:大人300円、大学生高校生200円、中学生以下無料

MANEKINEKO ART MUSEUM

招き猫美術館

館長の虫明修さんが、庶民芸術の代表であると招き猫を収集し1994年にこの美術館を開館しました。

素材別の招き猫が展示されていたり、特別展を開催していたりと、招き猫のことが楽しく学べます。またショップでは、いろんなデザインの招き猫が販売されていてお土産に最適です。

所在地:〒701-2151 岡山市北区金山寺865-1 電話番号:(086)228-3301 開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30) 休館日:水曜日(お正月・祝日・お盆は開館) 料金:一般600円、小・中学生300円

愛される招き猫

トコタン(常滑)

日本人に愛され続ける招き猫は、いろいろな進化を遂げています。

映画「笑う招き猫」

女漫才師を描いた映画で、売れない漫才コンビ「アカコとヒトミ」が繰り広げる友情をかいたコメディーです。 キャストは清水富美加、松井玲奈などです。

三毛猫たま

和歌山電鐵貴志川線の貴志駅では、招きに猫になると、三毛猫のたまが駅長に任命されて人気になりました。 また「日本一のローカル線をつくるたま駅長に学ぶ公共交通再生」という本まで出版される人気ぶりです。

たまは、週休二日制で水曜日木曜日はお休みです。のんびりローカル電車の旅をしながらたまに会いに行くのも楽しいですね。

地域のマスコットキャラクター「トコタン」

愛知県常滑市のマスコットキャラクー「トコタン」は、招き猫がモチーフです。

常滑市は招き猫の町としても有名です。トコタンは平成13年に生まれ、平成26年には、市の公式キャラクターになったそうです。ストラップやぬいぐるみなどの商品展開もされています。

まとめ

あまりに馴染みぶかい招き猫ですが、あまりに知らなすぎる招き猫。

商売繁盛のご利益があるということだけでしたが、招き猫の世界を知ると、とっても興味深いですね。

その時代ごとに招き猫が進化し、現在では猫ブームで招き猫もバリエーションが広がり、また猫がとても愛されている時代なんだと知るきっかけとなりました。

また招き猫のミュージアムがあることにも驚きです。

皆さんもぜひ招き猫の世界を楽しんでください。

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