
キムリックってどんな猫?性格と特徴から考える飼い方のコツ!
キムリックという猫の生まれ故郷はカナダで、マンクスと呼ばれる猫の中での突然変異、もしくは品種改良して誕生したのがキムリックであると言われています。そんなキムリックですが、どうやら飼い方にも、その性格や特徴からコツがあるようです。今回は、キムリックってどんな猫なのかを探ってみたいと思います。

キムリックの性格

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キムリックは全身が長い毛におおわれていて、ふくよかな見た目にフワフワ感と一見おとなしく優しい性格に思われがちですが、実はかなり用心深く抜け目がない性格の持ち主です。
また、自分が認めた相手以外には、ほとんどなつかないという警戒心と頑固さもあわせ持っているのです。
そして、猫の中では感性が鋭く好奇心旺盛で賢い猫として知られています。
その賢さは、投げたおもちゃを持って来たりリードを着けて散歩ができるようになることすらあり、まるで犬のような猫と評されることもあるようです。
ただ扉やドアを開けてしまうほどの賢さも持っているので注意が必要です。
しかし、そんな総合的に気難しい性格の半面とても愛情深い一面もあります。
自分が認めた相手には、忠誠を誓う行動をとったりまれに甘えたりする特徴もあります。
また、自分が認めた仲間が誰かに危害を加えられているときなどは、真っ先に向かっていき立ち向かっていく勇猛果敢な性格の持ち主でもあったりするのです。
でも、あくまで「自分が認めた」事が重視されるようでそれ以外だと無関心な事も多いんですよ。
そんなキムリックにまずは・・・認めてもらいましょう!
キムリックの飼いやすさ
多頭飼い心深い性格をしているため、慣れるのに時間がかかるタイプの猫種です。
神経質なところがあり、騒がしい環境を苦手としていますので、多頭飼いの際は注意が必要です。
できるだけ子猫の時に迎えるようにしましょう。
穏やかで高い知性を持っているので飼いやすい猫種だということができます。
ヤンチャに動き回るということはないので、ゆっくりと猫といっしょに暮らしたいという人にピッタリでしょう。
キムリックの飼育環境と飼い方のコツ

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日本では非常に珍しい猫種ですが、キムリックの飼い方で注意するべきことなどはあるのでしょうか。
キムリックの飼育環境や飼い方、しつけ方のコツについて説明します。
キムリックの飼育環境
キムリックは静かな環境を好む猫種で、小さな子供にしつこく構われると嫌がります。
できるだけ騒々しくない環境で飼育するようにしましょう。 マンクスと同じで、とても賢いので自分でドアや窓を開けて外に出てしまうことがあります。
こうして脱走したキムリックは、帰ってこなくなるということもあります。
それで、キムリックの飼育は完全室内で、玄関や窓から外に出ることがないように脱走防止の対策をしてください。
キムリックは見た目よりも運動能力が高く、遊んだり運動することを好みます。
それで、室内でも運動できるように広いスペースを用意するようにしましょう。
キャットタワーやキャットウォークなどを用意すると喜んで遊び、運動不足やストレス解消になります。
神経質で警戒心が強い一面があるので、飼い始めの時は構いすぎないようにしましょう。
猫のペースに合わせてスキンシップを図るようにすると、徐々に心を開くようになるでしょう。
キムリックのしつけのコツ
人間のことをよく観察する賢い猫なので、しつけは比較的楽だとされています。
いけないことをしたら「ダメ」と教え、して欲しいことをしたらしっかりと褒めてあげるようにしましょう。
投げたボールを取りに行くこともできるほど賢く、遊ぶのも大好きなので、これらをしつけに取り入れるといいでしょう。
どなったり叱りつけることばかりだと、猫との信頼関係が築きにくくなり、飼い主として認めてもらえなくなってしまうことがあるので注意しましょう。