猫が全然構ってくれない…猫はその時どう思っているのでしょうか?

猫が全然構ってくれない…猫はその時どう思っているのでしょうか?

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mofmo編集部

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猫を飼っている人はねこちゃんを構うことが大好きで、ねこちゃんと触れ合うことがきっと喜びなのでしょう。しかし時には、ねこちゃんが構ってくれない時があります。猫には猫の都合というものがあって飼い主さんの気分に合わせてあげられない時というものがあるようで、素っ気なくしてくることもあります。猫の都合とは一?

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その匂いくさい!

Woman at home holding her lovely birman cat, room interior on background, pets and lifestyle concept

Stokkete/shutterstock.com

ねこちゃんにも嫌いな匂いがあります。わんちゃんほど嗅覚が優れているわけではありませんが、ハーブやアロマオイル、柑橘系は人間にとっては良い香りであるものの、ねこちゃんにとっては「嫌な匂い」なのです。ねこちゃんが飼い主さんと遊んでくれないのはもしかしたらこのような香りの物を飼い主さんの体にふりかけていませんか?もしくは家の中で香っていませんか?

例えば柑橘系の皮に含まれている『リモネン』という成分は、ねこちゃんにとって危険な成分と言われています。なぜならばねこちゃんの体は『リモネン』の代謝に必要な酵素を体内で生産できないからなのです。

『リモネン』を摂取したねこちゃんの体には色々な異変が起きてしまいます。「運動失調」、「手足の震え」、「皮膚のかぶれ」、「嘔吐」などです。少量の『リモネン 』でも、体調不良を起こしてしまいます。『リモネン』は柑橘系の果物だけではなく、アロマオイルや食器用洗剤などのに使用されています。アロマオイルは『リモネン』の成分が何倍にも濃縮されていますので、ねこちゃんのいる部屋での使用は避けた方が良いでしょう。また、洗剤の中には「オレンジの香り」といった表記のものがありますが、それらには柑橘類の精油が含まれているかもしれません。ねこちゃん用の食器を洗うときには、気を付けた方が良いかもしれません。

もし愛猫が構ってくれないと感じているのなら今一度、飼い主さんのお部屋の中やつけている香水などを確認してねこちゃんにとってさわやかな生活空間を作ってあげてください。

これが私の性格です!

Woman at home kissing her lovely  fluffy cat. Gray tabby cute kitten with blue eyes. Pets and lifestyle concept.

KDdesignphoto/shutterstock.com

もともと人間には甘えない自立した性格のねこちゃんということもありますし、野良猫生活が長かったため構ってくれないねこちゃんもいます。上記でも説明した通り猫は、集団生活をしてきた犬とは違って、単独行動で生活している基本マイペースな生き物です。子猫の時からなら懐くこともできたかもしれませんが、大人になってから飼い始めたねこちゃんは時間がかかるかもしれません。

また野良猫生活が長かった猫ちゃんは、今まで広い世界の中で楽しいものにたくさん触れていたわけですから、狭い室内に閉じ込めた飼い主さんを構ってあげようなどと思いにも登らないことでしょう。挙げ句の果てには『室内脱出!逃亡計画』を図り、実行する可能性もあります。そんなねこちゃんに構って欲しければ、室内を楽しい空間にしてあげなければなりません。例えば、キャットタワーを設置したり、ねこちゃんの隠れ家になるところを作ってあげたり、おやつを隠して探させたりなど狩猟本能を刺激するような対策を立てねこちゃんを十分に満たしてあげてください。それでも自立したねこちゃんからすると「そんな遊びつまんない!」なんて言われる可能性も考えられます。

具合悪〜い

funny cat at ophthalmologist appointmet squinting close up portrait

Lapina/shutterstock.com

普段は飼い主さんと遊ぶことが大好きなねこちゃんが遊ばなくなったら体調が悪いのかもしれません。

例えば食欲はありますか? 下痢や便秘になっていませんか? おしっこは出ていますか? 鳴き声がいつもと違いませんか? いつもは入らないような目立たないところや狭いところに隠れていませんか? 呼吸が速かったり、生き苦しかったりしていませんか?

毎日一緒に過ごしている飼い主さんなら少しの変化でもきっと敏感に気がつくことでしょう。「ちょっと、様子をみても大丈夫かな?」なんて思うかもしれませんが、言葉が話せない分早めに獣医さんに診てもらってください。いつも一緒に楽しく遊んでくれるねこちゃんであっても、体調が悪い時には構ってくれません。

猫が構ってくれない理由を7つほど考えてきましたが当てはまるものがあったでしょうか?

しかし、孤独を愛するねこちゃんであっても構って欲しい時もあります。そんな時ねこちゃんはさまざまなサインを出してきますので、そのサインを見逃すことなくねこちゃんを構ってあげましょう。では、どのようなサインを出してくるのでしょうか?

ねこちゃんが構って欲しい時に出すサイン

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Nitikorn Poonsiri/shutterstock.com

尻尾を立てて寄ってくる

しっぽを真上にピンと伸ばしているときは、甘えている時です。子猫時代にお母さん猫に甘えるためのアピール作戦として尻尾をピンと立て居場所をわかりやすくしたといわれています。甘えたいという感情がそのまま尻尾に現れているので愛猫ちゃんが尻尾を立てて近づいてきた時はたっぷりと甘えさせて構ってあげてください。

お腹を出しでゴロンとしてくる

子猫は、親猫や兄弟猫と遊びたい時に、ゴロンとお腹を見せてくねくねして遊びに誘うようです。成猫になっても、飼い主さんにお腹を見せた時にも、遊んでほしい、構って欲しいというアピールです。「見て見て!」、「遊んで遊んで!」と猛アピールです。

遊んで欲しい、構って欲しい、相手をして欲しい、撫でて欲しいなどの気持ちをお腹を見せることによって表現しているようです。こんな時はねこじゃらしなどで遊んであげると大喜びします。

膝に乗ってくる

膝の上に乗ってくる時に目がランランとしているようでしたら『遊んでアピール』、全体的にまったりとしていたら『優しく包んでアピール』といずれも飼い主さんと一緒に過ごしたいという表現でしょう。しかし『優しく包んでアピール』で近づいてきた時に飼い主さんが勘違いしておもいっきり遊んであげようとしたらねこちゃんは迷惑かもしれないですね。日々ねこちゃんを観察して愛猫ちゃんの感情をぜひ理解してあげてください。

新聞、パソコンの前で邪魔をする

新聞を読んでいれば新聞の真ん中に寝転び、パソコンで仕事をしていれば飼い主さんとパソコンの間に割って入る……というお邪魔行為。これはねこちゃんの嫉妬心がこのような行動に出るようです。「私を見て!」、「ねぇねぇ!そこに私よりかわいいねこちゃんがいるの?」みたいな感じでしょうか。困ったものですが、これも構ってアピールです。かわいい嫉妬心なんですけどね。

まとめ

飼い主さんと愛猫ちゃんの関係にもある程度の距離はあって良いと思います。なんといってもねこちゃんは気分屋だから構って欲しくない時も当然あります。ねこちゃんの心の状態を全て理解することはできなくても「猫には猫の都合がある」ということは理解しておきたいと思います。

それでも普段あまり構ってといってこないねこちゃんが『構ってサイン』を出してきた時にはぜひ時間を作って遊んであげてください。また、いつも構ってと言ってくるねこちゃんがそっけないようなら具合が悪くないかなど観察して、早めに病院に行ってください。

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