せっかく覚えたのになぜ?愛犬がおしっこに失敗する心理と対処法とは一体?

せっかく覚えたのになぜ?愛犬がおしっこに失敗する心理と対処法とは一体?

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せっかくトイレトレーニングが終わったと思ったのに、覚えてくれたはずのおしっこやウンチを再び失敗するようになる犬もいます。その理由を推測し、効果的なトレーニングを再び施すことを目指しましょう。また再びトイレトレーニングを行う時どんな点に注意できるでしょうか?愛犬のしつけに役立つ情報を紹介します!

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トイレトレーニングが済んだのに…

おしっこを失敗した犬

Javier Brosch/shutterstock.com

トイレトレーニングは地道で我慢強さが求められるトレーニングです。粗相した時の片付けの手間もありますから、無事指定の場所でトイレしてくれるようになると安心します。

しかし、覚えてくれたはずのおしっこやウンチを再び失敗するようになるワンちゃんもいます。それはなぜなのでしょうか?

その理由を推測し、効果的なトレーニングを再び施すことを目指しましょう。失敗しても再び覚えてくれれば、ワンちゃんとの愛しい時間を新たに楽しむことが出来るでしょう。

犬のおしっこ失敗について覚えておくべきこと

まず覚えておかなければならないのは、「本来犬はトイレを一か所でする動物ではない」ということです。犬にとって、おしっこは縄張りや上下関係を示すため取る社会的行動でもあり、決まった場所で排せつしなければならないのはストレスにもなります。

ところが、人間と生きる現代の生活では、排せつをコントロールすることが求められます。この点を認識して、トイレトレーニングの際の正しい心構えを私たち飼い主の側が持つようにしましょう。

ストレスが多いことを強要しているため、ワンちゃんがおしっこを指示通りに出来た際には「褒める」ことが効果的です。

犬がおしっこを失敗する理由

トイレットペーパーをボロボロにする犬

BLACKDAY/shutterstock.com

それでは、ワンちゃんがおしっこを失敗する理由を考えてみましょう。以前は出来ていたのに、再び失敗するようになったというケースについてです。それにはどんな理由が考えられるでしょうか?

環境の変化

よく言われることですが、ワンちゃんは環境の変化が原因で、以前にしていたことを忘れる可能性があります。引っ越しや模様替えなどはもちろん、トイレに使っていたシートやトレイを買い替えただけでもその可能性があります。

最近、愛犬のトイレ周りの環境は変わっていないでしょうか?

引っ越しなどのやむを得ない事情であれば、再びトイレトレーニングに取り組むしかないかもしれませんが、値段や気分でトイレ周りの製品を変えたのであれば、以前使っていた製品に戻してみて様子を見てみましょう。

それでおしっこ関連のトラブルが意外なほどあっけなく解決できるかもしれません。

さらに、殺虫剤や香水などの香りもないか確認してみましょう。人工的に付けられた香りは、犬の嗅覚には強すぎる場合があります、人間にとっては心地よく香しいものでも、ワンちゃんには危険を感じる要因になるということです。

殺虫剤はその香りも毒性も危険です。ワンちゃんのトイレの近くでは香りの強いものを極力使用しないように、家の中を片付ける必要があるかもしれません。

臭いが気になる場合、犬のトイレ用の消臭スプレーなどで対応するといいでしょう。香水を撒いたことでワンちゃんが寄り付かなくなったケースもよく見られます。

また、トイレ周りの騒がしさはどうでしょうか?人通りが多くいつも音が絶えない場所であれば、ワンちゃんは落ち着かなくて他の場所でおしっこしてしまうかもしれません。

窓際や、必要以上に明るい場所も同様です。おしっこに失敗している場所が、人がいないタイミングや普段使わない部屋などであれば特にそうでしょう。

トイレの場所を変更し、より静かで周りを気にせずにおしっこできる場所になれば、トイレトレーニングはさらに効果的になるかもしれません。

しつけ不足

しっかりトイレトレーニングできたと思っていたのに、実はトレーニングを覚える前にやめてしまったことが原因となっているかもしれません。トイレトレーニングは、平均的な期間で1ヶ月、長くかかる場合で3ヶ月などと言われています。

確かに、その期間で完全にトイレを覚えさせることは簡単ではありません。トレーナーでさえワンちゃんによっては苦労することもあるそうですから、ドッグトレーニングを何も知らない私たちであればなおさら難しく感じるでしょう。

実は、おしっこに失敗し始めたとしてもトレーニングし直すことは可能です。そのため、再び粗相が始まったとしても諦めないでください。一度はトイレを覚えてくれたワンちゃんであれば、再びトイレを教えるのはそれほど難しいことではありません。

強い不安や興奮

普段は指定の場所でキッチリとおしっこ出来ているワンちゃんでも、不安や興奮などの一時的な変化でおしっこに失敗することがあります。

恐らく最も多いのは、飼い主が見ている間はトイレシートでしてくれるのに、お留守番中はまるで覚えていないかのようにそこかしこでおしっこしてしまう、というケースでしょう。

犬は、飼い主が居ないと非常な不安を感じる動物です。稀に一人で静かにいるのが好きだというワンちゃんもいますが、飼い主との主従関係がある程度出来ていると、留守番中に大きな不安を感じてしまいます。

不安による生理現象からおしっこしてしまったり、飼い主の気を引こうとしておしっこするなどの理由があるようです。

実は、飼い主が居なくても不安なく留守番できる時間の限界は30分という見解もあります。個体差もあるとはいえ、飼い主の留守番中は家の中を泣きながら走り回る映像なども、YouTubeなどを検索するだけで数多く見ることができます。

それほど、ワンちゃんにとって留守番は“異常”な環境だということになります。そういった不安からおしっこして、とりあえず落ち着こうとしているのかもしれません。

あるいは、飼い主が帰ってきた嬉しさや興奮のあまりおしっこしてしまうこともあります。

「嬉ション」などと言われますが、会った瞬間におもらしのようにおしっこしてしまう子もいれば、5~10分ほどしてから普段しないような場所でおしっこしてしまう子もいます。

いずれにしても、興奮によりトイレの場所やいつもの習慣を忘れてしまっている状態です。それだけ自分を愛し喜んでくれるのは飼い主冥利に尽きますが、粗相を片付けなければならないのは困ったものです。

老化

老化も、おしっこに失敗する理由の一つです。私たち人間でも、高齢になると排せつのコントロールが難しくなります。それが排せつはトイレで済ませるという人間社会の常識や習慣がないワンちゃんたちであれば、なおのこと難しくなってしまいます。

一般的に、7歳を過ぎるとおしっこに失敗することが増えた、という意見が数多く見られます。

ご自宅のワンちゃんが、失敗する回数が増えたり尿が少なくなったり、あるいは回数が増えたりするようであれば、しつけというよりは老化が原因なのかもしれません。

トイレに失敗した際に飼い主がすべきこととしてはいけないこと

失敗して怒られる犬

Javier Brosch/shutterstock.com

ワンちゃんがトイレに失敗するようになったら、飼い主は何をすべきでしょうか?すべきこととすべきでないことがあり、どちらも守っていくならば良いトイレトレーニングが出来るでしょう。

すべきこと

まずは、臭いを残さないように徹底的に片付けてください。拭くだけの掃除や水で拭うだけでは不十分です。

ワンちゃんは、臭いが残っていると同じ場所におしっこしてしまいます。マーキングしているというケースもありますが、そもそも犬は清潔好きな動物です。

そのため、決まって寝床から出来るだけ離れた場所に排せつする傾向があり、一度安心しておしっこできる場所を見つけてしまうと、何度もそこに戻ってしまう可能性があります。そのため、粗相を片付ける際は臭いが残らないように配慮してください。

まずは排泄物を綺麗に片付け、そのうえで消臭スプレーやペット用の臭い取りなどのスプレーを吹いておくと安心です。

すべきでないこと

「とにかく叱らないこと」です。ついおしっこしたことに対して叱ってしまいがちですが、絶対に叱らないでください。

トイレトレーニングやワンちゃんのしつけ方については諸説がありますが、近年おおむね共通しているのは「とにかく叱らない」ことです。特に子犬など、成長期や幼少期にトイレトレーニングをしている場合、叱らないことは必須です。

おしっこした時にワンちゃんを叱ってしまうと、ワンちゃんはその場所でしてはいけないということが理解できず、「おしっこすると叱られる」と覚えてしまうようです。

ワンちゃんの脳は、どんなに発達していても保育園児程度の理解力だといわれています。つまり、どんなに賢いワンちゃんでも3~4歳児程度の能力しかなく、生涯を通じてそれ以上の知能を求めることは不可能、ということになります。

しつけを覚えていることもありますが、多々失敗してしまうものです。そのため、トイレがきっちりできなくてもとにかく叱らずにやり過ごしてください。

一度でも強く怒ってしまうと、トラウマのようにずっとその記憶が残ってしまうワンちゃんもいます。実は、ワンちゃんがトイレをなかなか覚えない理由の一つは、飼い主が以前に強く叱ってしまったから、というものです。

特に、上手くできた時に十分に褒めず、失敗した時には強く怒ってしまう場合、ワンちゃんがトイレを素直に覚えることはまずないでしょう。

叱る際のイライラは、残念ながらワンちゃんにも伝わってしまいます。「上手くできたらいつもの10倍褒める」「目の前でおしっこしない限り絶対に叱らない」「怒鳴ったり叩いたりしない」ことを徹底してください。

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