レオンベルガーの性格・特徴・飼い方|ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介

レオンベルガーの性格・特徴・飼い方|ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介

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レオンベルガーの性格や飼い方や歴史についてご説明します。

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Typical  Leonberger  in the spring garden

Radomir Rezny/shutterstock.com

名称:レオンベルガー 性格:従順、落ち着いている、愛想がいい 寿命:9歳 体重:40~77kg 体高:65~80cm 毛色:ライオン・イエロー、レッド、レディッシュ・ブラウン、サンド(フォーン、クリーム)、これらの組み合わせすべて 値段相場:希少犬種のためペットショップ不明、ブリーダー30~50万

レオンベルガー Leonberger
レオンベルガー Leonberger
レオンベルガー Leonberger
レオンベルガー Leonberger
レオンベルガー Leonberger
レオンベルガー Leonberger
レオンベルガー Leonberger
レオンベルガー Leonberger
レオンベルガー Leonberger
レオンベルガー Leonberger

レオンベルガーの性格

犬の品種の認定をはじめ、犬種標準の指定を行うジャパンケネルクラブ(JKC)によると、レオンベルガーは、1930年末~1940年初頭に「ライオンに似た犬を作る」を目的で育種された、ドイツ・レオンベルグ州で生まれた犬種です。 ランドシーアやセントバーナード、ニューファンドランド、グレート・ピレニーズ(ピレニアン・マウンテン・ドッグ)などの大型犬種を交配させて生まれた、白くて長い被毛の犬がルーツになっています。

番犬や牧畜犬としての能力に優れており農家に人気になりましたが、第一次・第二次世界大戦によって頭数が激減してしまいました。 その後、愛好家たちによって再生が図られ、現在では日本でも繁殖をさせているブリーダーがいます。

レオンベルガーは大柄で力強い犬種ですが、穏やかで優しい性格をしています。飼い主に従順で頭が良く、子どもに対しても愛情深く接するので、パートナーとして家族にするのに適しています。他の動物に対しても友好的なので、ペットがいる家庭でも飼育可能です。

レオンベルガーは、ルーツにもなっているランドシーアやセントバーナード、ニューファンドランド、グレート・ピレニーズに外見の特徴が似ています。

レオンベルガーの平均寿命

犬は大型になるほど寿命が短くなる傾向があります。 超大型犬であるレオンベルガーは特に寿命が短く、平均寿命は9年ほどです。

レオンベルガーの平均体重

レオンベルガーの平均体重はオスが49~77kg、メスが40~63kgです。

レオンベルガーの平均体高

レオンベルガーの平均体高はオスが72~80cm、メスが65~75cmです。メスの方がやや小柄な傾向がありオスの場合は76cm、メスの場合は70cmが理想的な体高になります。

レオンベルガーの毛色(カラー)

レオンベルガーはブラックマスクを持っています。 毛先にある黒は認められますが、黒が基本色になってはいけません。 尾の下側、頸や脚の飾り毛のカラーが淡くなりすぎて目立ってしまうことも、認められていません。 胸部にある白い小さな斑や縞模様、指趾の白い毛は許容されます。

ライオン・イエロー
lovely and healthy leonberger posing

AnetaZabranska/shutterstock.com

レッド
Portrait of a nice Leonberger sitting on a green grass

Peter Josto/shutterstock.com

レディッシュ・ブラウン
outdoor portrait of a Leonberger dog who sits on a tree trunk

Christian Mueller/shutterstock.com

サンド(フォーン・クリーム)
Beautiful purebred Leonberger dog photographed outdoors on a sunny summer day.

BIGANDT.COM/shutterstock.com

  • ライオン・イエロー
  • レッド
  • レディッシュ・ブラウン
  • サンド(フォーン、クリーム)

これらの毛色の全ての組み合わせも認められています。

レオンベルガーが成犬になるまでの期間

犬は身体のサイズによって成長期の長さが異なります。超大型犬のレオンベルガーは、約18~24か月かけてゆっくり成犬になります。

※成犬とは身体的な成長が止まることです。

レオンベルガーの鳴き声

レオンベルガーは力強く響きやすい鳴き声をしていますが、落ち着いていて温厚なので吠えることが少ない犬種です。知らない人や犬に対しても冷静に接することができます。

レオンベルガーがかかりやすい病気

レオンベルガーの子犬がかかりやすい病気
病名時期や症状治療費
股関節形成不全股関節が正常に形成されず、歩行に異常が現れる。成長期に発症することが多い。約40万
肘関節形成不全前肢の肘関節に異常が起き、上手く歩けなくなる。成長期の子犬に多い。不明

※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。

レオンベルガーの成犬がかかりやすい病気
病名時期や症状治療費
胃捻転食べたものやガスなどが胃の中で急速にたまることで胃が膨張し、ねじれてしまう病気。3歳以降の成犬10~30万円
ネフローゼ症候群腎臓の糸球体に異常が生じ、尿にタンパクが混じる病気。呼吸困難や痛み、腹水などの症状がでる。不明
副腎皮質機能低下症(アジソン病)副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンが不足する病気。食欲低下、体重減少、下痢、多飲・多尿などの症状が出る。4歳ほどのメスに多い。約3万円/回(検査料金)+約3万/月(薬代金)

※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。

レオンベルガーはドイツ原産で厚く長い被毛を持っているので、日本の高温多湿の気候に弱い犬種です。 気温が22~23度、湿度が60%を超えてきたら熱中症に注意する必要があります。

真夏の散歩は日中を避け、朝夕の涼しい時間帯に水分補給をさせながら行いましょう。 真夏以外でも熱くなりやすい車内や室内でも熱中症になることがあるので、室温には気をつけてください。

レオンベルガーの体臭

レオンベルガーは長毛のダブルコートなので、体臭がこもりやすい犬種です。 毛に汚れがつきやすく放置すると臭いが発生するので、散歩の後にはしっかり拭き取ってあげましょう。

垂れた耳は通気性が悪く汚れが溜まりやすいので、こまめに掃除をして臭いや病気のケアをしましょう。

レオンベルガーの飼い方

レオンベルガーは身体が大きく力が強いので、飼育するには広いスペースが必要になります。日本の暑さには弱く室内で飼うのに向いてる犬種です。 超大型犬用のケージやサークルを用意して、床には関節を傷めないように滑りにくいシートなどを敷きましょう。

レオンベルガーは牧畜犬や番犬として活躍したエネルギッシュな犬種なので、必要な運動量が多いです。 一緒にアウトドアへ行ったり、大型犬でもフリーリードで走り回れるような環境を作ってあげられないと、この犬種を飼育するのは控えた方がいいでしょう。

身体が大きい分、エサ代や病院代などの諸経費も多くかかるので、世話の時間の確保ができない方や金銭面で不安のある方が飼育するのは難しいでしょう。

また超大型犬であることから、病気や高齢になり動けなくなってしまった時のことを考えると、一人または複数人で“抱えることができるかどうか”も考慮した方がいいでしょう。 その際の移動は車になるでしょうから、車を所有していないと飼うのは難しいといえます。

ドッグフードの量・回数

子犬と成犬、シニア犬では必要な栄養素やカロリーが異なるので、ライフステージに合わせて超大型犬用の総合栄養食を与えましょう。消化器官がデリケートな傾向があるので、消化しやすいフードを選択してください。

子犬は免疫機能が発達する時期なので、ビタミンEなどを含む抗酸化物質を含んだフードが適しています。骨を発達させるカルシウムやリン、マグネシウムなどがバランスよく含まれているフードもおすすめです。 ただし、成長期に過剰にカルシウムを与えると必要以上に吸収されて成長に悪影響を与えるので、注意しましょう。 美しい被毛や健康な皮膚を維持するために、EPAやDHAなどのオメガ3系不飽和脂肪酸を含むフードも適しています。

フードの種類によって給餌量は異なりますが、子犬の場合は1日摂取量を3~4回に分け、ふやかして与えます。成犬になれば基本的には1日2回与えますが、可能ならば3回に分けて与えて胃捻転の予防をしてください。

レオンベルガーは関節を傷めやすいので、フードは適切な量を与えて肥満にならないようにしましょう。

食べさせてはいけないもの

犬が食べてはいけない食べ物ネギ類全般(にんにく、ニラ、玉ねぎなど)・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類(魚、イカ、タコ、エビ、カニ)・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般
犬は避けたほうがいい食べ物ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず

上記は代表的な食べ物を記載していますが、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

犬に与えてはいけない食べ物!食べてしまった時の対処法もご紹介!

犬という生き物は、いい香りがしたりすると食べ物じゃなくても口に入れてしまいます。 でも、犬には食べさせてはいけない食べ物も存在します。食べてしまうと命の危険もあるので要注意です。 今回は、そんな食べ物を食べてしまった時の対処法も合わせてお話していきます。

https://mofmo.jp/article/19619

また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。

  • 柑橘類
  • 酢類
  • スパイス類
  • クセのある葉物野菜

上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。

抜け毛の量

レオンベルガーは軽くウェーブがかかったダブルコートの犬種で、抜け毛が多いです。 春と秋にある換毛期には、通常よりも多くの毛が抜けるので、こまめにケアをする必要があります。

通常時には週3回程度、換毛期には毎日ブラッシングをして抜け毛を取り除きましょう。ブラッシングは主にスリッカーブラシを使用して、最後にコームやラバーブラシで毛並みを整ええてください。

お風呂の入れ方

レオンベルガーは月1~2回のペースでシャンプーをしてあげましょう。シャンプーの頻度が高すぎると、必要な皮脂まで洗い流してしまい皮膚が荒れる原因にもなります。

成犬になると身体が大きくシャンプーやドライに時間がかかります。シャンプー液の流し残しがあったり、被毛が生乾きの状態だと皮膚病になってしまうことがあるので、しっかり丁寧に作業してください。1人で大変な場合は複数人で洗うのをおすすめします。

また、あらかじめブラッシングをして抜け毛の処理をしておくと、スムーズに洗うことができます。

シャンプーは必ず犬用を使用しましょう。犬の肌や被毛に合うよう作られており、人間のシャンプーとは全く異なるためです。

レオンベルガーの子犬のお風呂の入れ方

  1. お風呂を怖がる場合があるので、おもちゃを使うなどしてお風呂場に慣れさせてから始めましょう。
  2. 37度くらいのぬるま湯で、身体全体を濡らします。顔回りは目や耳があってデリケートなので、水を含ませたタオルなどで優しく濡らしてあげましょう。
  3. シャンプーを手で泡立てて、身体→頭の順に皮膚まで優しく洗います。
  4. 頭→身体の順にシャンプーを流します。シャンプーが残っていると皮膚炎になる危険性があるので、しっかり流しましょう。
  5. タオルで全体的に拭いたら、犬の身体からドライヤーを30cmほど離して完全に乾かします。犬が熱がっていたら温風と冷風を交互に当てましょう。
  6. ドライが終わったら毛並みを整えてあげましょう。

レオンベルガーの成犬のお風呂の入れ方

  1. 子犬と同様に37度くらいのぬるま湯を身体から濡らして、顔まわりは水を含ませたタオルなどで濡らします。
  2. シャンプーを手で泡立てて、身体→頭の順に優しく洗います。
  3. 頭→身体の順にシャンプーを洗い流します。流し残しには注意してください。
  4. タオルで全体的に拭いたら、ドライヤーを犬の身体から30cmほど離して完全に乾かします。犬が熱がっていたら温風と冷風を交互に当てましょう。
  5. ドライが終わったら毛並みを整えてあげましょう。

最適な散歩時間

レオンベルガーは体力があるので、毎日1時間以上の散歩に2回連れていきましょう。あまり激しい運動を好むタイプではないため、長時間の散歩をさせてあげるだけで十分です。

指の間に水掻きがあり、水難救助犬としても活躍するほど泳ぐのが得意な犬種です。 犬用のプールや川などに連れて行ってあげるのも良いでしょう。

散歩の時間が十分に取れないと、運動不足でストレスが溜まったり肥満になってしまいます。 肥満はレオンベルガーがなりやすい関節の病気の原因にもなるので、しっかり運動をさせましょう。

レオンベルガーのしつけ方法

レオンベルガーは大人しい性格ですが、大型でパワフルなので子犬の頃から社会化としつけをする必要があります。

学習能力や記憶力に優れており、飼い主に従順な性格をしているので、しつけを覚えるのは得意な犬種です。

飼い犬が“言うことを聞かないから”と感情的に怒鳴りつけたり、暴力で押さえつけようとしては「虐待」になります。 犬はトレーニングを重ねることでしつけを覚える生き物なので、根気よく繰り返し教えてください。

超大型犬は何かあってからでは遅いので、超大型犬を得意とするしつけ教室へ預けたり、プロの手を借りたほうがいいでしょう。

トイレのしつけ方

レオンベルガーは室内で飼うことが多い犬種なので、トイレのしつけの開始時期が遅れるとお部屋が汚れてしまう可能性があります。トイレのしつけは、レオンベルガーの子犬を家に迎えたらすぐに始めましょう。

1歳以上のレオンベルガーにトイレのしつけをする場合も、子犬と同様の方法でトレーニングしますが、覚えるのに時間がかかる傾向にあります。 多頭飼いの場合は他の犬とトイレを共有する方法がありますが、犬のストレスになるようなら個別のトイレを用意しましょう。

  1. サークルやケージに専用のトイレを用意する
  2. 落ち着かない様子が見えたら排泄をしたがっているサインなので、トイレまで誘導する
  3. 成功したら大げさに褒める

無駄吠えのしつけ方法

レオンベルガーは吠えることが少ない犬種ですが、社会化のトレーニングができていないと吠えるようになる可能性もあります。 超大型犬は吠え声も大きいので、無駄吠えをするとトラブルになってしまうかもしれません。 無駄吠えのしつけは、吠える原因を探ることから始まります。

  1. 他人や犬に対して吠えることがないように、社会化期に人や犬に慣れさせる
  2. チャイムなどの物音に対して吠えないように、原因の音を鳴らしてご褒美を与えるトレーニングをする
  3. 飼い主に甘えて吠える場合には、無視をして「吠える=構ってもらえない」と認識させる

噛み癖のしつけ方法

レオンベルガーは力が強いので、噛み癖がついていると犬は遊んでいるつもりでも大きなケガやトラブルが起きてしまうかもしれません。 噛み癖は甘噛みからエスカレートすることがあるので、子犬の甘噛みの段階でトレーニングをしましょう。

歯が生え替わる時期は、しきりにものを噛もうとします。これは乳歯が抜ける前の違和感による行動で、通常は永久歯が生え揃えば落ち着くため問題ありません。 噛んでもいいおもちゃなどを与えましょう。

  1. 甘噛みをしてきたら大きな声で「ダメ」と言う
  2. ダメと言いながら大きな音を出す
  3. 遊んでほしくて噛んでくる場合には無視をする

待てのしつけ方法

レオンベルガーは温厚な性格ですがパワーがあるので、興奮したときにコントロールできるようトレーニングしておかなければいけません。「待て」をさせて静かに待機させられるように、子犬の頃からしつけをしましょう。

  1. 飼い主の正面にお座りをさせる
  2. 「待て」と指示して数秒動かないでいられたら「よし」と言ってご褒美を与える
  3. 「待て」と「よし」の間隔を少しずつ伸ばしていく

留守番のしつけ方法

レオンベルガーは普段は冷静で大人しく過ごしますが、留守番に慣れていないと飼い主がいなくなって不安になり、問題行動を起こすことがあります。 超大型のレオンベルガーが暴れたりイタズラをしたりすると、被害も大きくなるでしょう。 子犬の頃からトレーニングをして留守番に慣れさせていきましょう。

  1. リラックスして過ごせるケージやサークルを用意する
  2. 短時間の留守番をさせて、留守番に慣れさせる
  3. 最初は数分から、徐々に留守番の時間を伸ばしていく

保護犬の里親情報をチェック!

shutterstock.com/foster_parent

家族として犬を迎えることを検討されている場合は、「保護犬の里親になる」という選択肢もぜひご検討ください。 新たな飼い主さんのお迎えを待っている子たちがたくさんいます。

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