プルーンは猫に食べさせて良い?プルーンに含まれる成分と与える場合のリスクとは?

プルーンは猫に食べさせて良い?プルーンに含まれる成分と与える場合のリスクとは?

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生で食べてもドライフルーツとして食べても美味しいプルーン。栄養価がとても高く健康や美容に良い効果があるとして人気の果物ですが、猫に与えても大丈夫なのでしょうか?プルーンに含まれる成分と猫に与える場合のリスクを解説します。またプルーンと同じバラ科サクラ属の果物を猫にあげてよいのかも解説していきます!

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プルーンとは?

新鮮なプルーン

Markus Mainka/shutterstock.com

プルーンは欧州で昔から用いられてきたフルーツで、抗酸化作用が期待できたり、カルシウムや食物繊維、ビタミンが豊富に含まれている果物として人気があります。ビタミンと共に鉄分が含まれていて貧血予防にもつながるので「美容フルーツ」とも呼ばれ、女性に人気があります。

プルーンの樹木は、バラ科サクラ属スモモ亜属で、スモモの近縁種のセイヨウスモモの種類をまとめてプルーンと呼んでいます。樹高は4メートルほどになって、梅とよく似た枝葉をしています。春になれば、梅とよく似た白い花を咲かせる植物です。

プルーンの収穫時期は、品種によってかなり差が出てきます。日本国内では早生種は7月に収穫を迎えますが、ほとんどの品種は真夏の8月~9月ごろが収穫時期です。日本国内では明治時代から長野で栽培が始まっていました。現在でも長野県で栽培が盛んで、国内のプルーン生産量の6割を占めます。日本で栽培されているプルーンは20gの小粒から80gの大玉まで品種改良により色々な種類があります。

ところで生のプルーンは猫に食べさせても良い果物なのでしょうか。猫にとって人間と同じような健康効果を期待することができるのでしょうか。今回は猫とプルーンとの相性についてまとめました。

猫はプルーンは食べても大丈夫なのか?

プルーンの枝で遊ぶ猫

Drakonyashka/shutterstock.com

結論から言うと猫にプルーンは場合によってはNGです。プルーンの皮や葉、茎や種には毒性生物質があり、呼吸困難やショック症状が出る恐れがありますので、愛猫に与えないようにしましょう。

しかしプルーンまたはドライプルーンの果肉だけを食べたのであれば、果肉には毒性はないので大丈夫です。とはいえ少量なら大丈夫というぐらいで、可能ならあげない方が無難と言えます。

プルーンを食べる場合のリスク

あげない方が無難と書きましたが、それにはいくつかの理由があります。例えばプルーンにはカリウムが多く含まれていますが、その量は100g中732㎎で、これはバナナの約2倍の量になります。血中のカリウムの値が高い猫・腎臓病の猫にとっては避ける必要があるフルーツと言えるでしょう。

通常、腎臓が体内のカリウムの量を調整し、余分なカリウムは尿と一緒に体外に出します。しかし、腎臓の機能が低下しているとこれが困難になり、体内にカリウムが蓄積されて不整脈や心臓が停止するといったことが起こることが考えられるそうです。健康な猫でも、高カリウム血症の引き金になりかねませんので、カリウム量が多いプルーンは食べさせないほうが良いでしょう。

また、プルーンには食物繊維も多く(100g中7.1g)、水に溶けやすい水溶性食物繊維と水に溶けにくい不溶性食物繊維が含まれています。私たちにとっては食物繊維には便秘の解消や整腸作用が期待できますが、猫が食べると下痢を引き起こす可能性が高いと思われます。人間と同じような健康効果にはならないことが分かります。

別の点として、ドライプルーンは砂糖漬けで乾燥させていることもあります。その場合は、糖度が高くなるので肥満につながり健康に悪い影響となりかねませんので、ドライプルーンは食べさせないようにしましょう。

ちなみの人間用の健康補助食品であるミキプルーンは猫に与えても大丈夫なのかどうかと考えた飼い主さんもおられるかもしれませんが、ミキプルーンにはカロテン・ビタミンB1・B2・B6・ナイアシン・パントテン酸・カリウム・リン・カルシウム・マグネシウム・鉄が含まれています。カリウム量は100g中約182㎎になります。

着色料や保存料は使われておらず、人間にとってはビタミンやミネラルが豊富で健康に良い食品ですが、猫にとってはミネラル類が多いので与えないようにしましょう。

バラ科サクラ属で危惧される毒性

プルーンのカテゴリーであるバラ科サクラ属の果物の種の中心には、仁(にん)と呼ばれる部分があります。この仁の中には「アミグダリン」という有害物質が含まれています。アミグダリンそのものには毒性はありませんが、アミグダリンは胃酸によって分解されると、毒性の強い「シアン化水素(青酸)」を発生させます。

これにより中毒症状を引き起こしてしまう可能性があります。主な中毒症状としては、嘔吐や下痢です。食べた量にもよりますが、呼吸困難やショック症状を起こしたという事例が報告されているそうです。種なしのプルーンのドライフルーツが売られていますが、種のかけらが入っていることがありますので、もしあげる場合は注意するようにしましょう。

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