らっきょうは猫ちゃんにはNGだった!危険な理由と注意点を解説!

らっきょうは猫ちゃんにはNGだった!危険な理由と注意点を解説!

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らっきょうと言えばカレーの付け合わせとして人気が高い野菜です。らっきょうは人間の中では好き嫌いが分かれやすい食品ですが、猫ちゃんに関しては好き嫌い以前に完全NG食品です。今回は猫にらっきょうを与えてはいけない理由と、食べてしまった場合の対処法などをまとめました。

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ネコちゃんに与えていい野菜や果物とダメな野菜と果物

飼い主さんの中には、ネコちゃん用のオヤツを与えてるという方も多いでしょう。最近のネコちゃん用のオヤツはよく考えられていて、ネコちゃんが飽きないように、健康維持できるように考えられていますね。そんなオヤツですが、たまには野菜や果物に変えてあげるなら、ネコちゃんも喜ぶかもしれません。

猫ちゃんに与えていい野菜と果物

美味しそうなイチゴとブルーベリーとラズベリー

Valentina Razumova/shutterstock.com

・「トマト」 トマトにはリコピンが含まれていて、この成分は抗酸化作用を持っています。そのため、高血圧やガン、動脈硬化の予防となり血液がサラサラになったり、食欲促進が期待できます。ネコちゃんに与える場合には、生でも加熱しても問題ありませんが、お腹が弱い子には質の良い食物油で加熱した方がいいでしょう。

・「ナス」 ナスにも抗酸化作用があります。他にもカルシウム、カリウム、鉄分、ビタミンCやビタミンB1、食物繊維が含まれています。90パーセント水分といわれているナスですが、肥満気味の子の場合ダイエットに最適な食べ物と言えます。加熱してからネコちゃんに与えるようにしてください。

・「キュウリ」 キュウリも90パーセントが水分なので、オヤツを与えるよりはキュウリをあげた方がダイエットには効果的でしょう。膀胱炎や動脈硬化の予防、毛細血管の強化作用があるようです。キュウリは生でも食べれますが、お腹の弱い子はやはり火を通して与えてください。

・「リンゴ」 リンゴは腸内環境を整えてくれる果物ですので、お腹の調子が悪い時や便秘気味の時に食べさせてあげるといいでしょう。

ただ、リンゴに含まれている食物繊維は肉食動物のネコちゃんにとっては消化しにくい成分ですので、あまり多くの量を与えすぎないようにしましょう。

・「イチゴ」 イチゴはご存知のとおりビタミンが豊富な果物ですので、少量でもネコちゃんに必要なビタミンを摂取することができます。しかし、イチゴの甘酸っぱさを苦手とするネコちゃんもいますので、様子を見ながら与えてあげてください。

・「モモ」 水分が多い果物なので、水分補給目的で与えることができます。しかし、モモの種は毒を含んでいるので、注意が必要です。また、糖度もかなり高いので、あげるときは少量にしましょう。

・「ナシ」 ナシもモモと同様に水分補給に最適です。ただし、水分が多すぎるので、食べすぎると体を冷やしすぎてしまうという危険があります。ナシを与える際にも少量を心がけましょう。

・「メロン」 メロンも水分が沢山含まれていて、ネコちゃんが食べてもいい果物です。しかし、カリウムが多く含まれている為に摂りすぎてしまうと腎不全を引き起こす可能性があります。

・「クランベリー」 含まれている成分が、ネコちゃんの尿路の健康維持につながるということで話題を呼んでいる果物です。サプリメントが発売されているほどなので、その効果を期待できるようです。しかし、あくまで予防で与えることで効果が出るようですが、例えば尿石症になってしまった時にその石を溶かすほどの効果はないようです。

他にも、キウイ、スイカ、ザクロ、ベリーなども食べられる果物としてあげられています。しかし、こうしたものは個体差がありますので、ネコちゃんの様子を見ながら飼い主さん自身があげるかあげないかを判断してくださいね。

ネコちゃんに与えると危険な野菜と果物

新鮮なアボカドとアスパラガス

zoryanchik/shutterstock.com

・「ネギ類」 ワンちゃんのネギ中毒と同じく、猫ちゃんにもネギ類は注意が必要です。ネギ、玉ねぎ、にんにく、ニラなどは加熱しても与えてはいけません。ネギを食べてしまうと、ネギの成分が赤血球の中のヘモグロビンを破壊し、貧血や呼吸困難を起こしてしまいます。他にも、衰弱、心臓の鼓動が早くなる、血尿、嘔吐、下痢、黄疸などの症状が現れ、最悪の場合には死に至ってしまう場合があるので注意が必要です。

多くの場合には自然に治りますが、子猫や高齢のネコちゃん、また体調不良の猫ちゃんの場合重症化する可能性がありますので、症状がたとえ出ていなくても出来るだけ早めに動物病院で診てもらった方がいいでしょう。

・「アボガド」 アボガドに含まれている「ペルシン」という成分が、ネコちゃんに限らず多くの動物にとって有毒となります。アボガドを大量に食べてしまうと、下痢や嘔吐、胃腸の炎症、呼吸不全、消化不良、痙攣などを引き起こし最悪の場合には死に至ります。アボガドの種は注意しないと腸管に詰まってしまい、手術で取り出す必要があるので、飼い主さんは特に注意してください。

・「アスパラガス」 アスパラガスに含まれている「アルカロイド」という成分は植物毒ですので、解毒能力の弱いネコちゃんにとっては危険な野菜の一つです。食べてしまうと腹痛、嘔吐、痙攣などの症状が現れ、心臓や呼吸器、腎臓に悪影響を及ぼします。

・「マンゴー」 私たちも食べると痒くなる時があるように、ネコちゃんも食べたり触ったりすると痒くなったり、アレルギー反応を起こしたりする子がいます。漆に似たかぶれの成分がありますので注意が必要です。マンゴーを食べてしまったときなどは、ネコちゃんが痒がっていないか観察しましょう。

・「ミカン」 ミカンの果肉は与えても問題はないとされていますが、柑橘系の匂いが苦手なネコちゃんもいます。酷い場合には、匂いを嗅いでしまい吐き気を催すネコちゃんもいるようです。また、ミカンの皮に含まれているリモネンと言われる成分はネコちゃんに悪影響を及ぼすとされています。例えば、運動失調、手足の震え、皮膚のかぶれ、嘔吐などの症状を引き起こしてしまうようです。

・「ブドウ」 ブドウはネコちゃんにとって中毒症状を引き起こす原因となっているようです。理由は解明されていないようですが、急性腎不全を引き起こす可能性が高く、最悪の場合には死に至ると報告されています。幸い命を取り留めたとしても、慢性腎不全となり、一生その病気と付き合っていく必要が生じてしまいます。

・「アンズ」 アンズに含まれている、「アミグダリン」という成分がネコちゃんにとって良くないようです。また、アンズ自体が小さいので喉に詰まらせてしまう危険がありますので注意しましょう。

ネコちゃんに与えないほうがいい野菜や果物は、時の経過と共に変わっていくこともあります。去年までは与えてもいい食べ物だったのに、「今年になってそれが危険だと判明した」という研究結果が示されるかもしれません。飼い主さんは、そのような最新情報によく精通していくようにしましょう。

まとめ

今回はらっきょうがネコちゃんにとって与えてもいい野菜なのかを考えていくことができました。らっきょうはネコちゃんにとって体調不良の原因になってしまうことが分かりましたので、飼い主さんは、自分のネコちゃんが食べないようによく注意して見てあげてください。らっきょうをネコちゃんの目につかない所に置いておく必要もあるでしょう。

また、らっきょう以外の野菜と果物を与えてもいいのかも知ることができましたので、参考にしながら、ネコちゃんとのステキな生活を送ってください!

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