猫が後ろにくるのはどうして?猫の心理を知ろう

猫が後ろにくるのはどうして?猫の心理を知ろう

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いつもは自由気ままでマイペースな猫が、自分のあとをずっとついて回ってくるという経験をしたことはありませんか?どうしてそのような行動をとるのでしょうか。猫が飼い主さんの後ろをついて回る理由を調べてみました。猫の行動の意味を知りたいという方、愛猫の心理をもっと理解したいという方は参考にしてみてください。

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過剰な後追いには注意

カーペットの上でおしっこをしてしまった猫

Pixel-Shot/shutterstock.com

猫が飼い主さんの後ろに来る理由は、甘えたい・要求がある・寂しいときなどでした。猫が甘えてついてきたり、一緒にいようとするのは可愛いものですが、ちょっと注意が必要な後追いもあります。

常についてくる

常に後ろにいる場合や、ちょっと他の部屋にいくだけでもすぐさまついてくるという場合は、かなり不安を抱えていたり寂しくてストレスを感じている可能性があります。生活環境や猫との接し方を見直して、猫の不安を取り除いてあげるようにしましょう。

「ちょっと甘えているだけ」ではなく、かなり不安や寂しさを感じているときは、その他の行動にも表れます。例えば、食欲が落ちるとか、元気がなくなる、トイレ以外の所でおしっこをしてしまうなどです。物を落としたり壊したりするなど、問題行動が目立つようになることもあります。前と様子が違うとか、前はしなかったような行動をしている場合は、なにかストレスが溜まっている可能性があります。

飼い主さんが不在の時間が増えたとか、引っ越しをしたなど、生活環境が変わった時もストレスや不安を抱えやすいです。一緒にいる時間を増やしてあげたり、猫の寝床や毛布を新調しないようにするなど、猫の安心できる空間を作ってあげる工夫をしてみましょう。

猫にとって快適な空間とは

飼い主に撫でてもらって気持ちよさそうにする猫

Syda Productions/shutterstock.com

猫が過剰に飼い主さんの後ろについてくる場合や、不安げにしている場合は、猫の落ち着ける空間づくりをしてあげましょう。具体的にはどんなことをしてあげると良いのでしょうか?

慣れた匂いを残しておく

猫は自分の匂いがあるところを好みます。室内はキレイにしておくのが良いですが、猫は自分の匂いが全くなくなってしまうと不安になります。

引っ越しをした時など、新しい家のにおいに慣れておらず、くつろげる自分のスペースがまだないかもしれません。前から愛用していた寝床や猫のお気に入りのおもちゃなど、猫のにおいのついたものを、そのまま使えるようにしてあげるのがおすすめです。慣れない匂いの環境にいると、猫ちゃんは落ち着かなくなってしまいますので、慣れた物やお気に入りのものをそばに置いてあげましょう。

一緒にいる時間を増やす

猫は飼い主さんがそばにいてくれると安心できます。猫が飼い主さんの後をついてくるのは、飼い主さんに甘えているという理由もありますが、置いて行かないでほしいという寂しさや不安があるのかもしれません。

常に飼い主さんのそばにいようとする場合は、強い不安やストレスを感じているのかもしれません。不安感がさらに強くなると、強く噛んだり物を壊したり、壁を引っかいたりするようになります。不安による問題行動が大きくなる前に安心させてあげましょう。

猫が愛情を感じるのは、飼い主さんとのスキンシップの時間です。テレビを見ているときに、猫が膝に乗ってきたりすることがありますよね。その時は、猫がかまってほしい時ですのでたくさん撫でてあげましょう。

猫が好きなポイントは、あごや耳、頭などです。自分の舌で毛づくろいできないところを、飼い主さんに撫でてもらうと喜ぶようです。猫によって撫でられて嬉しいポイントはそれぞれですが、嬉しいときは口が半開きになるそうです。猫を撫でながら、愛猫の好きなポイントを見つけてみましょう。

もっと猫と仲良くなるには

おやつのキャットフードを猫に与える飼い主

osobystist/shutterstock.com

猫が飼い主さんに警戒心を持っている場合も、背後から観察していることがあります。猫の警戒心を取り除き、もっと仲良くなるにはどうしたらいいでしょうか?猫ともっと仲良くなるコツを調べてみました。

ゆったり動く

猫は動くものに敏感に反応します。通りがかる人やコバエなど、ずっと目で追っていることがあります。猫は動くものを見つけると、状況を把握しようと警戒態勢に入ります。飼い主さんが急に立ち上がったりせわしなく動いていると、猫も落ちつかないかもしれません。

猫と暮らすときは、猫を怖がらせないように、ゆったり動くようにしてみましょう。また、猫は物音にも敏感です。動くものを追って状況を把握しようとするのと同じように、大きな音がすると警戒態勢に入ります。ドアの開け閉めの音や、コップを置く音などに猫がびっくりしていないか様子を見てみましょう。

好物をあげる

猫と仲良くなるには、好きな食べ物をあげるのもいい方法です。猫はトイレを変えたりシャンプーをしたりしてくれる人より、ごはんやおやつをくれる人によくなつきます。「食べ物でつるのもなんだかなあ」とも思ってしまいますが、やはり美味しい食べ物の効果は大きいものです。

しかし、カロリーの高い食べ物をたくさん与えてしまうと、肥満の原因になったり健康を害してしまいますので、与える際は量に注意しましょう。低カロリーのものを少量であれば問題ありません。

もしお気に入りのキャットフードがあるなら、それをおやつとして追加で少量あげることができます。また果物や野菜を少量あげることもできます。しかし野菜や果物の中には、アレルギー症状が出やすいものや口にしたら危険な食材もありますので、何がOKで何がNGか事前に調べてから与えることをお勧めします。加工食品は合成調味料や塩分、糖分が多く体に良くありませんので、それらはあげないようにしましょう。

猫の警戒心が薄れてきて仲良くなることができたら、おやつを与える回数を少なめにしたり、他の方法でコミュニケーションをとるなどしていくといいかもしれません。

無理やり触らない

猫はよく気分屋だと言われます。気分がコロコロと変わるので、相手が大好きな飼い主さんであっても「一人でいたいとき」や「気分じゃないとき」に触られると嫌がります。猫の気持ちを無視して無理やり触ろうとすると、気分を損ねて引っかかれたり、ちょっと距離を取られたりします。

猫と仲良くなりたいと思ったら、猫の気分を尊重してあげましょう。「最近猫に良く見張られている」「背後から見られているな」と思ったら、もしかすると、猫のご機嫌を損ねていたのかもしれません。心当たりがないか探ってみましょう。

でも猫も常に一人でいたいわけではありません。遊んでほしいときやかまってほしいときももちろんあります。遊んでほしいのか一人で居たいのか、今猫がどちらの気分なのか「猫のタイミング」や「猫の気持ち」に合わせてあげましょう。

まとめ

猫が飼い主さんの後ろに来る理由はいろいろありました。子どもの頃のように、親猫に甘えたい気分になっていたり、飼い主さんが見えるところにいて安心したいときなのかもしれません。その他にもちょっと警戒して監視しているとき、ごはんが欲しいといった要求があるときなど、いろんな理由があります。

「最近猫が良くついてくるな」というときや、「なんとなく観察されているな」というときは、どうして後ろをついてくるのか理由を探ってみましょう。特に環境が変わったり、生活サイクルが変わった時は、慣れない環境で不安になっていることもありますので、一緒にいる時間を増やして安心させてあげましょう。猫の行動や気持ちを理解して、もっと仲良くなれるといいですね!

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