「もう我慢できない」!!体調やしぐさに現れる猫のストレスサインとは?

「もう我慢できない」!!体調やしぐさに現れる猫のストレスサインとは?

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猫はとってもストレスを感じやすい動物です。しかもそのストレスを隠そうとするので、飼い主はいつも様子を観察して猫がストレスを感じていないか、それが体調や仕草に現れていないかチェックしてあげないといけません。ここでは、猫の「もう我慢できない!」というストレスサインにはどんなものがあるかをまとめています!

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猫はストレスを感じやすい!?

ストレスサイン?

Eric Isselee/shutterstock.com

忙しい毎日の中でも、飼い猫に癒されていることで毎日が頑張れる!という飼い主さんは多いのではないでしょうか?わたしたち人間にとってペットの存在というのは、ストレスを緩和して毎日に笑顔をプラスしてくれる大切な存在です。

でも、猫ってとってもストレスを感じやすいって知っていましたか?飼い主さんが良かれと思ってやっていることや、あるいは気にせずにいることも、じつは大切な飼い猫に大きなストレスを与えて「もう我慢できない!!」と思わせていることもあるかもしれません。

猫はストレスを感じやすいとはいうものの、そのストレスを隠そうとします。だから、飼い主さんはいつも様子を観察してストレスを感じていないか、それが体調や仕草に現れていないかチェックしてあげなくてはいけません。

では、猫が「もう我慢できない!」とストレスを感じているときを見極めるどんなサインがあるのでしょうか?さらに、猫はどんなことでストレスを感じるのでしょうか?大切なペットと幸せに、長く暮らしていくために、猫にとってストレスになるものを知り、またストレスサインを見逃さないようにしましょう。

猫のストレスの原因となるもの

嫌がる猫

Aaron Amat/shutterstock.com

大切な飼い猫にはいつまでも元気で過ごしてほしいと思うものですね。でも猫はストレスを感じやすい生き物で、ストレスで体調を崩すことも少なくありません。もしかしたら飼い主さんが良かれと思ってやっていることでも、猫にとっては大きなストレスになっていることもあるかもしれません。

例えば、このようなことが猫にとっては大きなストレスになると言われています。

・しつこく触る ・大きな音を出す ・来客が多い ・引っ越しをする ・トイレが汚い ・香水やアロマなどの強い匂い ・長時間のお留守番 ・同居猫との相性が悪い

ではこれらについて一つずつ詳しく見ていきましょう。

しつこく触る

猫にとって自分のスペースや自分の時間というのはとても大切なものです。それなのに、飼い主さんが可愛さ余って、嫌がっているのにしつこく触ろうとするととてもストレスを感じるようです。猫はしつこい人が嫌いですよね。

嫌がっているのに抱こうとして引っかかれた、という経験をしたことのある人も少なくないのではないでしょうか?自分のペースやその時の気持ちを無視して触ろうとする人には、もう寄り付こうとしなくなります。「もういい加減にして!」「こっちに来ないで!」と思っているかもしれません。猫の気持ちを無視した触り方や、猫がしていることを邪魔するようにするのはやめましょう。

猫は足先やお腹を触られるのを嫌がる傾向にあります。また叩くように触られるのも嫌がります。触るときは優しくなでるようにして、母猫が子猫をなめるような感覚で触りましょう。

大きな音を出す

猫にとって大きな音というのは大きなストレスになるようです。特に、突然にドーンとなるような大きな騒音は苦手です。確かに、人間でもとなりの土地で工事が始まり、大きな音がドーンとなっている環境はストレスを感じますよね。

猫にとっては生活の中の人間が気にしていないような音も、騒音と感じて苦手意識を持つことがあります。例えばドライヤーの音、掃除機の音などです。じつは猫には人間の4~5倍の聴力があると言われています。

想像してみてください。わたしたちよりも小さな体の猫の耳には、ドライヤーや掃除機などの音が5倍の大きさで鳴り響くのです。びっくりすると同時に、大きなストレスを感じるのは当然ではないでしょうか?

電話が急になりだしたり、急に大きな声を出したり、大音量でテレビをつけたりすることもストレスの原因になってしまうようです。大きな音にびっくりした猫はパニックを起こして飛び回ってしまうこともあります。スポーツ観戦をしていてついつい興奮して大きな声を出してしまうとか、大きな声で叱るということも避けましょう。

また、猫がリラックスしている隣で急にドライヤーの大きな音を出したり、掃除機をかけたりするなどしてびっくりさせてしまうならば、飛び起きて逃げていきます。それを繰り返すならば、猫はあなたが来るだけで「また大きな音が鳴るのでは・・・?」とびくびくするようになってしまうでしょう。

また低い音も苦手のようです。洗濯機などの低い音を長時間立てるものも猫にとっては不快ですから、あまり猫のリラックススペースと近い場所に設置しない方がよいようです。

それで大きな音を出してびっくりさせないように、猫がいないところでドライヤーをかけたり、電話やインターフォンの音を調節したり、掃除機をかけるときには猫を別の部屋に移動させてあげるなどして、できるだけ騒音ストレスを緩和させる工夫をしてあげるとよいかもしれませんね。

また、トイレ中に雷が鳴ったりして突然の大きな音で恐怖を感じた場合、トイレ自体を怖がるようになることもあるようですので、その場合にはトイレの場所を変更するなどしてあげる必要があることもあります。

来客が多い

可愛い飼い猫はついみんなに紹介したくなります。でも、来客が来ると猫ってすぐに逃げていなくなってしまいますよね?なぜなら人間にとってその来客は”友だち”でも、猫にとっては”敵”と感じるからです。

猫にとって知らない人が来るという事はつまり、自分の縄張りに突然敵がやってくるということで、その見知らぬ人は自分にとって怖い相手なのです。ですから、来客が多いと猫はストレスを感じてしまいます。

例えば連休が続いて親族がたくさんやってくる時期になると、飼い猫の食欲が落ちると感じてる飼い主さんもいるようです。それで、来客がある時には猫が安心して隠れることができる場所を確保しておいてあげましょう。

引っ越しをする

人間にとっても生活環境の変化は大きなストレスになりますが、猫にとって引っ越しは「我慢できない!」と感じるほど大きなストレスになり、それが食欲不振や体調不良の原因になることも少なくありません。

引っ越しは猫にとって自分の縄張りから急に追い出され、知らない未知の場所に連れていかれる恐怖体験なのです。環境の変化にはとても弱いのが猫です。それで引っ越しをするときには気分を心機一転して、新しい猫グッズを用意してあげたくなる飼い主さんもいるかもしれませんが、飼い猫にとって慣れているベッドやグッズ、食器、家具などはそのまま使用し、新しい環境でもできるだけ安心できるようにしてあげてください。

猫は家につくと言われているくらい、自分の生活環境が変わることをとても嫌います。部屋の模様替えや家具などの配置換えも猫にとってはストレスになるようです。しょっちゅう猫のトイレの位置が変わるとか、お気に入りの場所が無くなるといった場合には、「もう無理・・・!」と大きなストレスを感じているかもしれませんので、できるだけ生活環境を変えずに猫が安心して暮らせるようにしてあげましょう。

トイレが汚い

猫はとてもきれい好きな動物です。毎日自分のこともぺろぺろとキレイにしていますよね。そんなきれい好きな猫にとって、トイレが汚いことも大きなストレスになってしまいます。

トイレが汚いとそこで用を足すことができず、膀胱炎になってしまう子もいます。またトイレ以外の場所で用を足してしまい、それが飼い主にとってもストレスとなり、猫にとってのストレスにもなって悪循環が生まれます。トイレはいつも清潔にしておいてあげましょう。

香水やアロマなどの強い匂い

人間にとっては香水やアロマは癒しやエチケットとして良いものかもしれません。しかし猫にとって、それは逆に大きなストレスになっているかもしれません。

猫の嗅覚は人間の何十万倍ともいわれることがあります。何十万倍にして匂いを感じているということではなく、何十万倍も感度が高いということです。それほど匂いに敏感だということですね。香水の匂いがキツイ人や、たばこの匂いがキツイ人には寄り付かないという事もあります。

特に気を付けるべきなのはアロマです。アロマの中には猫にとって命の危険があるものもあります。特に柑橘系のアロマに含まれる成分が危険とされていますが、猫にとって安心できるアロマがあると断言されているものもありません。

体調不良を訴えていたけど原因がわからなかった猫が、飼い主さんがいったん家で使用していた柔軟剤やアロマの使用をやめたことで体調がすぐに良くなったということもあるようです。人間にとっては「いい香り」と思うものでも猫にとっては健康に害がある場合や、「もう我慢できない!」と思うほどの香りのものがあるかもしれませんので、特にキツイ匂いの使用には気を付けましょう。

長時間のお留守番

甘えん坊な猫の場合、飼い主さんがいつもいなくて毎日長時間のお留守番ばかりだとストレスを感じることもあるようです。特にオスに多いようですが、長時間のお留守番の後家の中が荒れていたり、トイレを失敗していたりする場合にはストレスがマックスになっているのかもしれません。

同居猫との相性が悪い

猫はプライベートを大切にする動物です。もともと野生では単独で行動する動物ですので、家の中での飼育だとしても一人になれるスペースを必要としています。それで多頭飼いをしていても、他の動物と仲良くしているとしても一人に慣れるスペースを作ってあげることが大切とされています。

中には、同居猫との相性がどうしてもよくないという事もあります。その場合ストレスは非常に大きくなります。どうしても仲良くなれない場合には、一緒に飼育しつづけることは難しいでしょう。なわばりを持つ動物ですので、自分が認めていない動物が自分のスペースにいるということは我慢ならないことになります。

それで、もし新しい猫や動物を迎えたいというときにも慎重に相性を見極めることや、多頭飼育によってプライベートスペースが確保できないということにならないようにしてあげましょう。

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