猫に散歩は必要?猫を散歩させるメリットとリスクについて解説します!

猫に散歩は必要?猫を散歩させるメリットとリスクについて解説します!

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時々、猫を散歩させている飼い主さんを見かけます。「犬みたいに愛猫と散歩したい」という人や「愛猫の運動不足解消のために散歩させたい」という人もいることでしょう。でも猫に散歩は必要なのでしょうか?今回は、猫を散歩させるメリットや散歩させる時にどんな危険があるのかを解説したいと思います。

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猫を散歩させるときの5つの危険

ケンカしている二匹の猫

Katho Menden/shutterstock.com

猫に散歩をさせるメリットをご紹介することが出来ました。メリットだけに注目すると「是非とも散歩に連れて行ってあげたい」と思われるかもしれません。

しかし、ちょっと待ってください。多くの人の間で猫の散歩に関して意見が分かれているのにはそれなりの理由があります。その理由の大きなものとして挙げられるのが、外で起こり得る様々な危険です。

散歩をすれば必ずしも問題を抱えるわけではありません。しかし、定期的に散歩を続けていくなら少なくともそのリスクは高くなるでしょう。猫を散歩させるメリットはあるのですが、それは犬ほど大きなものではありません。

猫の個体によっては少しのメリットしかない場合もあります。そうした小さなメリットのためにたくさんの危険を冒す必要があるのか、よく考えて見なければいけないでしょう。これから猫を散歩させるときの5つの危険についてご紹介したいと思います。

事故

猫を外に出すと、様々な事故に巻き込まれる可能性が出てくるでしょう。もっとも可能性が高いものとして交通事故が挙げられるでしょう。散歩コースには線路があって電車が通過するかもしれません。

また車道があるため、自動車やバイクがたくさん走っているかもしれません。自転車も危険です。自転車は歩行者に近い場所を通過しますので、猫の散歩中に自転車に接触する可能性が出てくるのです。

猫は身体が小さく接触事故に遭ってしまうと大けがをします。交通事故で命を失うこともあるのです。実際に毎年多くの野良猫たちは交通事故に遭って命を失っています。散歩中であったとしても十分注意したいものですね。

自動車やバイクが通る時には大きな音と振動があります。猫はそれらにびっくりしてしまってパニックを引き起すことがあるのです。いきなり走り出してしまって車と接触することもよくあるのです。

ケンカ

外にはたくさんの動物がいます。散歩中の犬、野良猫などとはよく遭遇するでしょう。散歩中の猫は時に興奮状態に陥ります。普段であれば冷静に対処できるのですが、そうできずに威嚇してケンカに発展してしまうことがあります。

ケンカになるとお互い大ケガをすることもあるでしょう。自分の猫がケガをするのは悲しいことですし、相手にケガさせてしまうとかなり大変になることがあります。

脱走

犬は飼い主に忠実で義理堅い性格をしています。仮にリードを手放してしまったとしても、飼い主の元に戻ってくることが多いでしょう。

しかし、猫はそうとも限りません。自由奔放な性格なので、飼い主の気持ちを全く考えずにどこかへ走っていってしまうこともあるでしょう。脱走してそのまま帰ってこないなんてこともあります。

お家と外を行き来することに慣れているなら、しばらくすれば自分でお家に帰るはずです。しかし、外に慣れていないなら、そのまま野良猫になってしまうこともあるのです。

ノミやダニ

散歩させると、普段とは異なった環境を歩くことになります。草むらなどに身体ごと入っていくこともあるでしょう。他の動物との接触もあるかもしれませんね。

散歩中にはお家にはいないたくさんのノミやダニを身体にくっつけてしまうことがあります。お家に持って帰って、お家のカーペットで繁殖するなんてこともあり得るのです。

ノミやダニによって猫が皮膚疾患になることもあります。飼い主さんたちの家族にも影響がある場合も多いでしょう。散歩させるのであれば、お家に入る前にしっかりとノミやダニを落とすようにしましょう。シャンプーしてあげるのも良いでしょう。

妊娠

散歩中にはたくさんの猫と触れあうことがあるでしょう。相手は散歩中の飼い猫かもしれませんし、野良猫かもしれません。どちらにせよ、避妊・去勢手術がなされていないなら妊娠したり、させたりしてしまうかもしれません。

自分たちの飼っている猫に避妊・去勢手術を受けさせていないのであれば、散歩させることにかなり慎重になるべきです。猫が妊娠してしまうと、必要な環境がガラッと変わります。

相手の飼い猫を妊娠させてしまうなら、大きなトラブルへと発展することもあるでしょう。猫は早い段階から妊娠することが出来るようになるので、十分な注意が必要です。

猫を散歩させる5つの方法

ハーネスをつけて猫の散歩をする女性

Nau Nau/shutterstock.com

ここまで猫を散歩させることのメリットと危険を考えることが出来ましたね。もし考えた末に散歩をさせることにしたなら、以下のような注意点を踏まえて行ってください。

ハーネスがおすすめ

散歩には首輪かハーネスを活用することが出来ます。猫の頭は小さいため首輪だとすぐに頭から外れてしまうことがあります。猫の動きも激しいので、首だけだと負担も強いでしょう。ハーネスにするなら負担も少なく、脱走の危険性を下げることが出来ます。

猫の行動範囲に注意

猫はとても身軽で自由気ままです。散歩中も急にいろんな場所に移動しようとするでしょう。身体が軽いので高いところにも移動しようとしてジャンプすることもあるかもしれません。

そうした猫の行動をあらかじめ予測しておくようにしましょう。行動範囲に注意するなら大きな事故を防ぐことが出来ます。

予防接種は済ませておこう

散歩中には様々な刺激が増えます。病原菌との接触も増えるのですね。野良猫たちはしっかりと健康管理がなされていないので、病気を持っている場合があります。

自分の猫に感染することがないようにしましょう。あらかじめ感染しやすい重い病気は予防しておきましょう。動物病院で予防接種を受けておくと良いでしょう。

トイレマナーを守る

散歩に連れていくために必須の要素です。猫が散歩中に排泄することがあるでしょう。外であってもトイレマナーはしっかりと守りましょう。猫の排泄物を処理できるための道具や袋などを持っていくことは大切です。

特定のコースを決めない

猫は犬と違って、特定のコースにこだわることはありません。飼い主が散歩コースを決めてしまうなら意志に反して引っ張られることになりストレスになってしまうでしょう。

猫の散歩は、ネコ主体でルートを決めるようにしましょう。飼い主さんは散歩の時間や安全性を配慮しつつ、猫の好きに歩かせるのが良いでしょう。

まとめ

猫の散歩についてご紹介することが出来ました。

猫を散歩させる必要は必ずしもありません。猫を散歩さえるかどうかは、飼い主さんたちの間で意見が分かれています。散歩のメリットと危険を十分考慮して、皆さんの猫に合わせて決めてあげましょう。

猫を散歩させることにするなら、その方法を知っておくことは大切です。猫と犬では散歩のさせ方が異なるからです。

猫の身体や精神の健康を考えて、散歩させるかどうか決定してあげてくださいね。そうするなら、猫たちもきっと喜んでくれるでしょう。

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1 ろくさん
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生後1才からリードを付けて猫ちゃんを散歩に連れてます、1日2回平均1時間強です、時には3時間歩かせられます、猫は気にいるとわがままでどんどん先行きします、仲間を見ると追いかけようとするのをリードで止めます、慣れると言うことききますよ