猫にも白血病がある?!猫白血病ウイルスに感染した時の症状や検査にかかる費用を解説

猫にも白血病がある?!猫白血病ウイルスに感染した時の症状や検査にかかる費用を解説

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すでに猫を飼っている人、またこれから猫を飼い始めようとしている人なら注意したい感染症の一つに「猫白血病ウイルス感染症」があります。それで今回は、感染ルートや感染した時の症状について、また感染しているかどうか検査するのにどのくらい費用がかかるのか、感染を防ぐために出来る事を詳しく解説したいと思います。

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感染を防ぐために

病院でワクチン接種をうける猫

Africa Studio/shutterstock.com

猫白血病ウイルスの感染を防ぐために、どんなことができるでしょうか?以下のようなポイントを心がけましょう。

ワクチン

猫白血病を予防するために、ワクチンが用意されています。4種混合ワクチンによって予防することができます。ワクチン接種によっての予防は100%ではないとはいえ、防除率は80~90%と高いです。それで、ぜひ愛猫ちゃんにはワクチンを接種してあげましょう。

でも「副作用が心配・・・」と言われる飼い主さんもいるかもしれません。確かに副作用もあります。例えば線維肉腫が心配されています。でも副作用としての線維肉腫が発症する確率はとても低く、1/10000あるいは1/20000の確率であるといわれています。

ほかのワクチンでも副作用が絶対にないというものはありませんので、猫白血病ウイルスのワクチンがとりわけ危険ということではありません。もちろんワクチンが必要かどうかは飼い主さんが決めることですが、ワクチンも感染予防には効果的であるということも覚えておきましょう。

外には出さない

感染予防で一番効果的なのは、やはり外に出さないという事です。つまり、感染している猫に接触させないことです。現在は、ほとんどの飼い主さんが完全室内飼育をされていると思いますが、時には外に飛び出してしまいそうになることもあることでしょう。

ちょっとのお散歩で帰ってきてくれればいいのですが、中には何日も帰ってこなくて飼い主さんをとても心配させる子もいます。もしケンカの痕があれば特に感染の可能性が頭によぎることでしょう。そのような心配をしないためにも、大事な愛猫が脱走しないように、しっかりと管理をして飼育する、これが一番感染予防として大切なことです。

去勢していると発症率が低い!?

飼い主に抱っこされて動物病院にいる猫

4 PM production/shutterstock.com

ある調査によりますと、去勢手術がしてあげた猫の猫白血病ウイルスの発症率は、去勢をしていない猫と比べると低いということがわかっているそうです。どうしてそうなのかはまだ分かっていないようで、そもそも感染率が低いのか、それとも感染しても発症率が低いのか、まだわかりません。とはいえ、去勢手術がしてあると発症率が低くなるということはわかっているようです。

まとめ

猫白血病ウイルスに感染しないように、飼い主さんはできるだけのことをしてあげたいですよね。外に出さないということが一番の予防です。またワクチンもあります。しかし万が一外に出してしまって感染してしまった可能性がある、または保護猫で感染しているかわからない、という場合にはぜひ検査をして、必要な治療を受けられるようにしてあげましょう。

検査は動物病院で検査用のキットを使って、たったの10分ほどで終わります。費用も約5000円程度です。安いと感じる方もいれば、痛い出費だと感じる方もいるかもしれませんが、愛猫の健康を脅かすウイルスですので、心配があるならば検査すれば安心です。もし感染しているとしても必要な早期の治療をすれば、持続感染の確率を減らすことができますので、ぜひ検査をしてあげましょう。

万が一、猫白血病ウイルスの持続感染が認められても、症状に合わせた治療をすることによって幸せに暮らしている猫ちゃんもたくさんいます。延命も可能です。しかし、やはり感染を広めないことが猫の幸せに欠かせませんから、しっかりと検査と予防をしていきましょう。

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