猫の発情期はいつごろ?発情期の猫との触れ合い方や発情予防法を紹介!

猫の発情期はいつごろ?発情期の猫との触れ合い方や発情予防法を紹介!

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発情期を迎えた猫を見たことがある人なら分かりますが、発情すると猫は普段とは違って様々な不思議な行動を取ることがあります。発情期の猫には普段とは違う接し方を心がける必要がありますが、今回は発情期の猫に関する基本情報や接し方について解説します。また猫の発情対策についても紹介します。

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発情期の特徴~オス猫~

威嚇する猫

Glue Promsiri/shutterstock.com

ではメス猫が発情期の時、オス猫にはどんな変化がみられるでしょうか?

オス猫はメス猫に誘発されて以下のような行動をとることがあります。

・大きな声で鳴く ・スプレー行為をする ・攻撃的になる

基本的にオス猫はメス猫よりもおとなしいのですが、やはり自分の子孫を残すためにメス猫を求め、外に出たがるようになります。そうして発情しているメス猫の鳴き声にこたえて、大きな声で鳴くことがあります。

また自分をアピールするために縄張りに臭いの強いおしっこをかけるスプレー行為もみられます。自分のにおいでメス猫に存在をアピールし他のオス猫よりも強いと知らせるのです。

この時期のオス猫は興奮しているため荒々しくなって攻撃的になります。強い猫の子孫を求めるメス猫へのアピールのために、オス猫同士でけんかをするようにもなります。

オス猫もメス猫もこの時期は脱走に気を付けましょう。

交尾相手を求めて外に出たがりますが、メス猫の場合はすぐに妊娠してしまいますし、オス猫の場合は他の猫と喧嘩をしてけがをする危険性もあります。交通事故に巻き込まれてしまったり、他の猫との交尾で病気ももらう可能性もあります。

猫の発情期対策

マタタビを舐める猫

Tanya Plonka/shutterstock.com

このように猫は発情期になると落ち着きがなくなって、大きな声で鳴くようになります。特に発情期の猫の鳴き声は甲高く大きな声で、しかも夜に鳴くことが多いため近所迷惑になってしまうこともあります。発情期の猫の行動に悩まされている飼い主さんは少なくないことでしょう。

また妊娠確率が90%ということで発情期のたびに妊娠されていては子猫がどんどん増えて、飼いきれなくなることでしょう。

では猫の発情期を落ち着かせる方法があるでしょうか?

マタタビを与える

発情期の猫を落ち着かせる一つの方法として「マタタビを与える」方もいます。

たしかにマタタビなどの猫の好物を与えれば一時的には落ち着かせることができますが、おすすめできる方法ではありません。

なぜならマタタビを与えてもそれはおあくまで一時的しのぎでしかありませんし、かといって発情するたびにマタタビを与えるとマタタビの与えすぎになって呼吸困難になる可能性があります。大変危険なのです。

綿棒を使った疑似交尾

発情中のメス猫はオス猫と交尾を行うことで排卵をします。そこで綿棒を陰部に入れて刺激を与えることで排卵を促し発情期対策とする方法があるようです。

しかしこの方法は専門家の間でも意見が分かれますし、なんと言っても素人が行ってよい方法ではありません。正しい知識のない素人が適当に行うとデリケートな陰部を傷つけてしまう可能性もあります。ですからこの方法もお勧めできるものではありません。

去勢避妊手術

一番の方法は「去勢手術」「避妊手術」をすることです。オス猫の場合は睾丸を取り、メス猫の場合は子宮や卵巣を摘出します。

去勢避妊手術を行うとホルモンの変化から発情期の行動がおさまって性格も穏やかになるといわれています。また生殖系の病気予防にもなります。メス猫の場合は望まない妊娠の予防にもなりますし、オス猫の場合は去勢手術をしないと老猫になっても発情期の影響があるため、手術をすることが根本解決となります。

去勢避妊手術はいつでも受けることができますが、仔猫を産ませないと決定したのなら早めに手術することをお勧めします。一番良いのは初めの発情期が訪れる前である生後半年ころから8か月ころまでには済ませておくと良いでしょう。

異性の猫と接触させない

去勢避妊手術をしない場合は、異性の猫と接触させないようにすることです。室内飼いしている猫の場合は窓ガラス越しの異性の猫も見せないようにするのが良いでしょう。

とはいってもオス猫とメス猫の多動飼いをしていたり、異性の猫がうちの周りをうろうろしている状況でしたら難しいですね。発情期に異性と会えず交尾もできないことは猫にとってもストレスです。ストレスによって病気になってしまう可能性もないとは言い切れませんよね。

昼間はたっぷり飼い主さんと遊んでストレス解消させるなどの工夫も必要でしょう。

甘えてきてもかまわない

特にメス猫は発情期になると非常に甘えてきます。普段はそっけない猫でもやたらと飼い主に体をすり寄せてきたり頭を撫でつけてきたりします。

かわいらしいのでついついかまってあげたくなりますが、繁殖期の子が甘えているときにかまってあげると刺激してしまい、発情を促してしまいます。ですからこの時は相手にしないでそっとしておきましょう。

まとめ

今回は猫の発情期についてまとめてみました。一般的に猫の発情期は日照時間が長くなってくる春や夏にやってきます。しかし人工的な照明の影響もあって中には年中発情期の猫も少なくありません。

発情期の猫は普段の可愛い鳴き声からは想像もできないような大きな甲高い声で何度も鳴いたり、スプレー行為が見られたり、攻撃的になったりします。そのため近所迷惑になったり、脱走して行方不明になったり外で他の猫と喧嘩をして怪我をしてしまう可能性もあります。

発情期にはこういった行動がみられることが多く、困っている飼い主さんも少なくありません。

一時的に落ち着かせるためにマタタビを与えたり、綿棒を使って疑似交尾をするなどの方法もありますが、本当に猫のことを考えるならおすすめできる方法ではありませんね。

一番の方法は去勢避妊手術を受けることです。手術によって性格が落ち着きおとなしくもなります。また生殖器系の病気予防にもなるので長生きさせることもできるかもしれません。子猫を産ませる予定がないのなら早い段階で手術を受けさせると良いですね。

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