猫が鳴きながらウロウロするのはなぜ?猫の行動から見る6つの心理と対処法を紹介

猫が鳴きながらウロウロするのはなぜ?猫の行動から見る6つの心理と対処法を紹介

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猫はニャーニャー鳴きながら飼い主の後を追いかけまわしたり、家の中をウロウロ歩き回ったりすることがあります。猫は鳴くことで自分の意思を伝えようとしているので、どうしてそうした行動を取るのか理解してあげたいですよね。ここでは、猫が鳴きながらウロウロする6つの心理について詳しく取り上げたいと思います!

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心理その⑤ 子どもを探してるニャー

子猫をくわえる母猫

Eric Isselee/shutterstock.com

メス猫は子どもを出産すると途端に、子どもを守らなければ!と、母親の強さを見せるようになります。常に自分の見える場所に子どもがいないと心配で不安になります。

それがたとえ飼い主であったとしても、自分の子どもに触ろうとでもするものなら「シャーッ」とか「フーッ」と威嚇することがあるくらいです。

それで、もし生まれたての子どもが自宅にいる場合、母猫は子猫がどこかにいってしまって探していることが考えられます。そうした時は、たとえ子猫の居場所を見つけても飼い主が抱き上げて連れてくるのではなく、母猫に居場所を教えてあげるようにしてください。

また、子猫がどこかにもらわれていっていなくなってからも、母猫はしばらくの間子猫を探して鳴き続けます。しばらくすると落ち着きますが、それまでなるべく愛情を向けてあげるなどして優しく見守りましょう。

逆に、母猫から離されたばかりの子猫がウロウロして鳴くこともあります。これもお母さんを探しているのでしょう。

安心できる場所を求めているのでしょうから、鳴き声に反応して声をかけてあげるとかスキンシップを取るなどして、親代わりの役目を果たしてあげるようにしてくださいね。

心理その⑥ 発情期なんだニャー

犬に発情?

Gladskikh Tatiana/shutterstock.com

普段とは違った甲高い声で鳴き続け、やたら外を気にしているような行動を取る時は発情していることが考えられます。

猫の発情期はだいたい4ヶ月から5ヶ月頃から始まるようです。もし繁殖させる予定がないのであれば、手術できる時期がきたらなるべく早く避妊もしくは去勢してあげることで、こうした行動を抑えることができるでしょう。

でも、手術した猫でも発情の名残が残ってしまう場合があります。そうした時期は、猫の本能による行動なので、どんなにスキンシップやコミュニケーションを取ってあげたとしても抑えることはできません。

夜に鳴き続けることが多いため、飼い主にとってもストレスを感じるかもしれませんが、発情の時期が過ぎれば何事もなかったかのように元に戻るので、それまでは我慢しましょう。

ちなみに、甲高い独特の鳴き声とウロウロする行動の他に、発情のサインとして下記のような行動が見られることがあります。

<オス猫の場合>

・壁や柱などにスプレー行動を取る(しっぽを持ち上げて、ピピピっとおしっこを吹きつける行動。通常のおしっこよりも強い臭いがする)

・メス猫に乗っかって首を噛む(交尾の体勢を取ろうとする)

・生殖器をこすりつけようとする

・攻撃的になり、部屋から脱走しようとする

<メス猫の場合>

・背中を床にこすりつけて、何度もくねくねする

・お尻を高く持ち上げる体勢になる(オス猫を受け入れようとしている)

・壁や柱などにスプレー行動を取る

・やたらと頭や首をこすりつける

発情期の猫の鳴き声は普段とは全く違います。声量も耳に響くような大きさですし、ずっとウロウロしながら鳴き続けてやめさせることができません。

こうした行動にストレスを感じる飼い主さんも多いようです。猫にとっても満たされないことがストレスにもなりますから、発情期特有の行動をやめさせたいのであれば、去勢や避妊の手術をしてあげることがお互いのストレスを減らすことにもつながるでしょう。

まとめ

鳴く子猫

Lucky Business/shutterstock.com

猫が鳴きながらウロウロする心理についていくつか取り上げました。飼い主さんであれば、なるべく愛猫の要求を理解し、満たしてあげたいと思うことでしょう。

それでもやはり、取り上げた心理には当てはまらない猫の気持ちもあると思いますし、猫の心理すべてを読み解くのは難しいと言えます。

もし、どんなことをしてあげても猫が鳴き続ける場合や、ずっとウロウロして落ち着かない様子が続くような場合は、その鳴き声や声質、行動をよく観察して気を付けてあげるようにしましょう。

もしかしたら、何かの病気やケガなどで痛いとか、かゆいといった体の不調を訴えていることも考えられますし、寒いとか暑いと訴えている可能性もあります。

あまりに続いて不安に感じる場合は、かかりつけの獣医師に相談してみることをお勧めします。

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