どんな時に猫は赤ちゃん返りするの?赤ちゃん返りした猫にみられる行動や対策を解説

どんな時に猫は赤ちゃん返りするの?赤ちゃん返りした猫にみられる行動や対策を解説

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大人になった愛猫が、フミフミや粗相をするなど子猫のような行動をすることってありませんか?もしかすると、それは猫が赤ちゃん返りしているからかもしれません。ではどんな時に猫は赤ちゃん返りするのでしょうか。この記事では、赤ちゃん返りする理由や赤ちゃん返りした猫にみられる行動について解説したいと思います。

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はじめに

大人になって落ち着いた猫が、急に子どものような行動をすることってありませんか?わざといたずらをしてみたり、ニャーニャー鳴いていたり、困った行動をとることが多くなることもあります。「きちんとしつけをしているのに・・」、「いい子だったのにどうしてだろう?」と思ってしまうかもしれません。

もしかすると、それは猫が赤ちゃん返りしているからかもしれません。人間の子どもも赤ちゃん返りをする時期がありますが、猫にもそんな時があるようです。この記事では猫が赤ちゃん返りをする理由について考えてみました。また、赤ちゃん返りをしている時に見せる仕草や行動、落ち着かせてあげるための具体策についても挙げてみたいと思います。

赤ちゃん返りをする理由

幸せな家族とその側にいる猫

GingerKitten/shutterstock.com

猫が赤ちゃん返りをするのには、きっかけがあることが多いようです。ではどんなタイミングで猫は赤ちゃん返りをするのでしょうか?いくつか見てみましょう。

他のペットを迎えたとき

人間の子どもも、弟や妹が生まれたときに赤ちゃん返りをすることがありますよね。両親が下の子にかかりっきりになってしまうのが寂しくて、「自分のことも見て」という気持ちで赤ちゃん返りをするようです。

猫も同じで新しくペットを迎えたときに赤ちゃん返りをすることがあるようです。飼い主さんが新しいペットにかかりっきりになっていると寂しく感じてしまいます。

子どもが生まれたとき

新しいペットを迎えた時と同じように、飼い主さんの家に子どもが生まれた場合にも猫は赤ちゃん返りをすることがあるようです。理由はやはり、飼い主さんが生まれた赤ちゃんにかかりきりになってしまうからでしょう。

生まれたばかりの赤ちゃんはお世話が必要ですし、飼い主さんも赤ちゃんのお世話で疲れてしまいます。猫とゆっくり遊ぶ時間がなかなか取れなくなってしまいますので、寂しく感じやすい時期でしょう。

結婚したとき

一人暮らしだった飼い主さんが結婚した時も赤ちゃん返りをすることがあるようです。飼い主さんが結婚すると、飼い主さんを一人占めできなくなってしまうため、猫はちょっと寂しく感じてしまい、関心を持ってほしくて赤ちゃん返りをするようです。

結婚することで、引っ越しをしたり新しい家具を入れたり、生活環境が変わることも猫にとってストレスになることがあります。猫のお気に入りのグッズや寝床はそのまま使うなど、猫の安心できるスペースを作ってあげるといいかもしれませんね。

老猫になった

猫は年を重ねてくると赤ちゃん返りをすることもあるようです。若いころは一人で過ごすことが多かった猫も、老猫になると甘えるようになるということがあるようです。エサを食べさせて欲しいとか、おもちゃで遊びたいとか、して欲しいことがあるときに飼い主さんにお願いすることが多くなるようです。

老猫になると体力や筋力が落ちてきますから、自分で何でもするのは難しくなってくるのでしょうね。して欲しいことやお願いがあるときに、飼い主さんを呼ぶことが多くなるかもしれません。飼い主さんとしては、それくらい甘えられる方がかわいくて嬉しいものですよね。

環境が変化したとき

環境が変わった時にも、猫は赤ちゃん返りをすることがあります。前述のように新しいペットが来たり、家族が増えたり、引っ越しをしたときは猫にとってはちょっとストレスになるかもしれません。

猫は新しい匂いや音にとても敏感です。慣れない匂いには緊張したり不安になったりするので、今までより飼い主さんに甘えるようになったり、常に一緒にいようとするかもしれませんね。

新しい生活に慣れるまで時間がかかる子もいます。ストレスを感じた時は、不安な気持ちから飼い主さんに甘えたりわがままになったりすることもあるかもしれません。生活環境が変わったタイミングで、赤ちゃん返りをする猫ちゃんもいます。

赤ちゃん返りをしているときの行動

パソコンで作業している飼い主を見つめる子猫

Pixel-Shot/shutterstock.com

では、猫が赤ちゃん返りをしている時にはどんな行動や仕草を見せるのでしょうか。これからいくつかご紹介したいと思います。猫ちゃんの様子を観察して、寂しく感じているサインをキャッチしてあげましょう。

足でフミフミする

前足を交互に動かす「フミフミ」ですが、猫を飼っている方はピンとくると思います。足踏みするようなこの仕草は、飼い主さんに甘えたい時にするそうです。

これは子猫の頃に、母猫のミルクを飲みながらとる行動だと言われています。前足で親猫の体をフミフミすることで、ミルクが出やすくなるんだそうです。飼い主さんをフミフミしている時は、子猫のときに親猫に甘えていたような気分で、甘えているようです。飼い主さんに甘えたい時ですので、好きなだけフミフミさせてあげたり撫でてあげたりしましょう。

ニャーと鳴く

猫は相手の注意を引きたいときやお願いがあるときに、ニャーと鳴いて伝えようとします。遊んでほしいとか、かまってほしいとか、ちょっと不満げな時にニャーと鳴くようです。

ニャーと長く鳴いているときや大きめの声で鳴いている時は、飼い主さんにすぐに来て欲しい時です。赤ちゃん返りをして、寂しさを強く感じているときなのかもしれませんね。

飼い主さんにもっと自分を見て欲しい!と思っているときに、甘えてニャーと鳴いているのかもしれません。最近ニャーニャー鳴くことが多くなったなと思ったら、もしかすると猫ちゃんは寂しさを感じているのかもしれません。他にも赤ちゃん返りをしているサインが見られるか、ちょっと様子を見てみましょう。

喉をゴロゴロ鳴らす

喉をゴロゴロ鳴らすのも、親猫と子猫のコミュニケーション方法の一つだそうです。飼い主さんのことを親のように思っている場合、ゴロゴロと鳴くことがあります。飼い主さんに寄ってきたり、体の上に乗ってきたりして、ゴロゴロいっているときは甘えたいときなのでしょうね。

猫が喉をゴロゴロ鳴らすのは親しい相手にする行動ですが、体の具合が悪い時にもゴロゴロいうことがあるようです。ぐったりしている、いつもより活動量が落ちている、食事量が少なくなったなどの変化が見られる場合、体調不調が考えられます。他の行動も合わせて観察して、甘えているのか具合が悪いのか見分けてあげましょう。

粗相をする

赤ちゃん返りをしているサインとして、粗相をするということもあります。

いつもはきちんと決まった場所でトイレができているのに、粗相をするようになることがあります。飼い主さんの気を引くために、わざと怒られる行動をとっているようです。いつもはしないような行動をとるので、飼い主さんは戸惑ってしまうかもしれませんが、寂しいのかもしれないと考えてみましょう。

攻撃的になる

新しくお迎えしたペットや赤ちゃんに対して、攻撃的になることがあります。飼い主さんの関心が向けられている対象に嫉妬して、シャーと威嚇したり猫パンチをしたりします。

新しく来たペットにイタズラしたり、引っかいたりすることもあります。ペットが小さいうちは、ケガをしてしまわなように対策をとっておきましょう。ちょっと攻撃的になっているとしても、寂しく感じているからと考えて、厳しく叱らないようにしてあげましょう。

イタズラをする

猫はわざと飼い主さんに怒られる行動をとることがあります。例えば、飼い主さんの気を引くために、冷蔵庫の上など高いところに登ってわざと物を落としたりすることがあります。飼い主さんの気を引く以外にも、ストレス解消として、またヒマつぶしとして物を落とすこともあるそうです。

また、わざと壁を引っかいてみたり、飼い主さんの靴を噛んだりすることもあります。ダメと分かっていることでも、赤ちゃん返りをしているときはわざと怒られるような行動をすることがあるようです。物を落とされたり、大事な靴を噛まれてしまうのはちょっと困りますよね。猫が「赤ちゃん返りをしているな」と思ったら、棚の上や冷蔵庫の上には物を置かない、大事なものはしまっておくなど、対策をしておきましょう。

手元にくる

飼い主さんが机で作業をしているときに、わざと手元を通って行ったりゴロンと転がることがあります。パソコン作業をしている時にはキーボードの上を横切って行ったり、画面の前に寝転がることもあります。また、ソファやベッドで転がって雑誌を読んでいる時には雑誌の上に乗ってくることがあるかもしれません。

この行動も、「もっと自分に関心を向けて欲しい」という気持ちの表れです。飼い主さんが他のことに集中しているのを寂しく感じているのでしょう。赤ちゃん返りをしている時にこの行動を取ることがありますので、そんなときはちょっと作業をいったん止めて、撫でてあげたり一緒に遊んであげたりしてあげましょう。

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