皆さんは猫にまつわることわざいくつ知っていますか?猫のことわざの意味を詳しく解説!

皆さんは猫にまつわることわざいくつ知っていますか?猫のことわざの意味を詳しく解説!

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猫に関することわざは私たちの周りに意外とたくさんあります。どんなものがあるでしょうか?猫にまつわることわざをこれから取り上げていきましょう。聞いたことがあるものもあれば、初めて見聞きするものもあるかもしれません。

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虎と猫は似ている

Eric Isselee/shutterstock.com

⑪猫撫で声に油断ができぬ(ねこなでごえにゆだんができぬ)

・意味 「猫撫で声」とは、猫を撫でる時のように優しく甘い声を出すこと。 相手を懐かせようとするときの声。猫撫で声を出すような人は何か下心を持っている場合が多いから、油断してはいけないといういましめ。

・ひとこと 赤ちゃんやペットに対して猫撫で声を出す人は多いかもしれませんね。しかし、大人の人間同士で猫撫で声を出されると少し注意が必要かもしれません。下心があると考えたほうが良いのでしょう。

ただ、猫撫で声を出していると気付かない場合もありますから、結局は判断に困るかもしれません。普段の相手のしゃべり方を知っているなら、猫撫で声に気付くかもしれませんね。

⑫猫の前の鼠(ねこのまえのねずみ)

・意味 猫の前のネズミのように、逃げることも戦うこともできず絶体絶命といった様子。また、苦手な相手や圧倒されるような人物の前で萎縮してしまうこと。

・ひとこと 実際に猫の前に表れたネズミを見たことがあるでしょうか?ネズミは必至で逃げようとしますが、猫の前には無力です。猫の鋭い爪で一度引っかかれるだけで、動けなくなってしまうことさえあります。あとは強者の猫のなすがままです。

同じようなことわざに、「蛇に睨まれた蛙」がありますね。人間でも苦手で怖い人が目の前にいると萎縮してしまうものです。いつもであればもっと堂々とできますが、そうできません。普段のパフォーマンスの半分も出せないことが多いでしょう。

自分の心理状況が行動や態度に強く影響を与えるということわざです。皆さんも経験があるかもしれません。

⑬猫に小判(ねこにこばん)

・意味 貴重な物を持っていても、その価値の分からない人にとってはなんの役にもたたないこと。人間には貴重な小判でも猫には価値がないということから。

・ひとこと 「猫に小判」は猫に関することわざの中でも一番知名度が高いと言えるくらいのものです。大抵の人はこの意味を知っているのではないでしょうか?

せっかく良いものを持っていたとしても、その価値を理解できないことってありますよね。絵画や書籍など芸術作品はとくにそうかもしれません。

自分が貴重だと思っていたとしても、相手が同じように価値を知っているとは限りません。贈り物をする時には、価値観の相違も念頭に入れておくと良いでしょう。

⑭猫にもなれば虎にもなる(ねこにもなればとらにもなる)

・意味 同じ人が時と場合により、または相手の態度によっておとなしくもなれば、凶暴にもなること。

・ひとこと 二面性について表したことわざなのでしょう。相手によって態度の変わる人は結構多いかもしれませんね。自分にメリットのある相手には猫のように接するかもしれません。しかし自分に対してメリットのない相手には、虎のような一面を表わすのです。

この対応が正当化されるような考え方は広く見られます。例えば「やられたらやりかえす」といった考え方です。多くの人には猫のように対応しますが、自分に対して攻撃的な人には虎のように接するのです。世間の反応がどうであるにせよ、二面性は無い方が良いでしょう。

⑮猫の首に鈴(ねこのくびにすず)

・意味 計画の段階ではとても良い案に思えるが、いざ実行しようとすると非常に難しいこと。誰も実行できる人がいないこと。鼠たちが、猫の近づくことがわかるように猫の首に鈴を付けようと決めたが、それを実行できる鼠が一匹もいなかったことという寓話からでたことわざ。

・ひとこと 同じようなことわざに「言うは易く行なうは難し」というものがありますね。物語から出たことわざなので、実際に鼠が猫の首に鈴をつけようとすることはありません。それでも、私たちにとってとても教訓的なお話となっています。

私たちも「猫の首に鈴」のような計画を立てることは無いようにしたいですね。そのためには、計画の段階で行動シミュレーションするのが良いでしょう。自分が実際に行っているようにシミュレーションするなら、計画の落ち度に気付きやすいでしょう。

鈴のついた首輪をつける猫

StockPhotosArt/shutterstock.com

⑯猫の手も借りたい(ねこのてもかりたい)

・意味 非常に忙しいこと。 人手が足りず誰でも良いから手伝ってくれる人が欲しいこと。

・ひとこと よく耳にすることわざの1つです。「猫の手も借りたい」ということわざもそうですが、昔は猫が役に立たないという考えがあったのでしょう。「ほとんど役に立たない猫の手でさえも借りたい状況」を表わしています。

皆さんも実際に「猫の手も借りたい」ような状況になったことがありますか?誰でもいいから助けて欲しい、手伝ってほしいことはだれしもあるものですね。

⑰猫は三年の恩を三日で忘れる(ねこはさんねんのおんをみっかでわすれる)

・意味 猫は三年間飼ってやっても、その恩を三日で忘れてしまう。猫はつれない動物であるというたとえ。

・ひとこと 猫と犬は比べられがちです。犬がとても忠実で飼い主に尽くす動物ですが、猫はそこまでではありません。どちらかというとマイペースで気ままな動物です。

犬は飼い主と主従関係を築くことが出来ますが、猫は出来ません。これは動物としての習性が関係していますので、「猫が薄情だから」ということではないようです。猫好きの人は猫の自由気ままな姿が好きだったりしますから、つれない態度もそれはそれでいいのかもしれませんね。

⑱猫は禿げても猫(ねこははげてもねこ)

・意味 たとえ毛が抜け落ちたところで、 猫が猫であることに変わりはないということから、 世の中は意外なことや突拍子もないことは起こらないものだというたとえ。

・ひとこと 猫の毛が抜け落ちることは確かにありますね。病気やストレスは猫の被毛に影響を与えます。どんなに重症だったとしても、猫が猫であることには変わりがありませんね。

わたしたちの周りの出来事をよく考えてみると、あまり意外でないことが多いかもしれません。最初はビックリすることがあっても、実はよくあることだったりするものですね。

⑲猫糞する(ねこばばする)

・意味 自分の行為を隠してそしらぬ顔をすること。また、拾ったり預かったりした金品を自分の物にして知らん振りすること。猫が糞をした後に土や砂をかけることから。

・ひとこと この言葉もよく知っている人は多いですよね。ただ「ネコババ」の漢字が「猫糞」であることを知らないひとは多いかもしれませんね。けっこう汚い言葉なのですね…。盗みは絶対にダメです。

まとめ

子猫

Vasiliy Koval/shutterstock.com

猫に関することわざをいくつかご紹介することができました。

紹介した中で知っていることわざはいくつあったでしょうか?知らないものも多かったかもしれませんね。意外と猫のことわざの多さにびっくりした人も多いのではないでしょうか?猫が私たち人間にとってとても身近な存在であることの証拠だと言えるでしょう。

日常で使用されることの多いことわざもあったのではないでしょうか?正しい意味を知っておくなら、コミュニケーションもスムーズになるでしょう。

今回紹介した以外の猫に関することわざはたくさんあります。気になる方は調べてみてはいかがでしょうか?

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