猫と新生児って同居可能?注意すべき点と同居のポイントを解説

猫と新生児って同居可能?注意すべき点と同居のポイントを解説

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猫を飼っている家庭に赤ちゃんが出来る時、あるいは赤ちゃんがいる家庭に猫を迎える時、飼い主としては猫と新生児の同居が可能かどうかが気になりますよね。今回は、同居するメリットとデメリット、そして同居する場合の注意点を解説したいと思います。

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同居期間を楽しく過ごすには?

愛猫に手からキャットフードを食べさせる飼い主

Denis Val/shutterstock.com

猫と新生児が同居する場合、デメリットといえる点もいくつかありました。では、猫ちゃんと赤ちゃんがどちらも安心して過ごすには、どうしたらいいのでしょうか?同居期間を楽しく過ごすためにできることをいくつか考えてみました。

猫に愛情表現をする

猫が赤ちゃんにやきもちを焼いてしまっていると、問題行動が目立つようになることがあります。飼い主さんに噛み付いたり、粗相をしたり、物を落としたり、いつもはしないような行動をすることがあります。ときには、赤ちゃんを引っかいたり噛み付いたりすることもあります。

そんな問題行動をしてしまう理由は、やはり寂しいからではないでしょうか。問題行動を叱る前に、まずは猫の寂しいという気持ちを受け止めてあげましょう。猫が飼い主さんに寄ってきたり、膝の上に乗ってくる場合は、「寂しい」「遊んで」というサインかもしれませんね。飼い主さんが赤ちゃんのお世話をしている時間は、猫は寂しい気持ちを我慢しているかもしれませんので、猫が寄ってきたときには撫でてあげたり遊んであげて、落ち着かせてあげましょう。

猫に分かりやすく愛情表現をしてあげるには、どんなことをすると良いでしょうか?いろんな方法がありますが、おすすめなのは「手からキャットフードを食べさせる」という方法です。通常はエサ入れにキャットフードを入れて食べさせているかもしれませんが、猫がやきもちを焼いている時期は、手から直接食べさせてあげるのもおすすめです。いつものゴハンタイムを、飼い主さんとのコミュニケーションの時間にすることができます。

おやつをあげるというのも、猫を喜ばせるのに効果的ですが、カロリーオーバーしてしまうのが気になります。おやつを食べ過ぎると、主食のキャットフードが食べられなくなる可能性もあります。栄養バランスや健康のことを考えると、食事内容を変えずにキャットフードのあげ方だけ工夫するのがおすすめです。おやつを別に準備する時間や費用がかからないというのも、おすすめする理由の一つです。

今まではエサ入れにフードを入れるだけでしたが、手から直接食べさせるとなると、ちょっと手間がかかるかもしれませんね。ですが、飼い主さんが赤ちゃんのお世話をしている間、猫ちゃんはちょっと寂しい思いをしているかもしれません。ゴハンの時間だけ、猫ちゃんが飼い主さんを独占できるようにしてあげるのも、ありかもしれませんね。毎食直接食べさせるのは難しいという場合は、一日のうち1回だけなど、無理のない範囲で試してみてはいかがでしょうか。

集中して遊ぶ

猫はやはり飼い主さんと遊ぶ時間も必要です。少し余裕のある時には、集中して遊んであげると、満足すると思います。ポイントは、「飼い主さんも集中して遊ぶ」ということです。

猫のおもちゃで、猫じゃらしや釣り竿のようなひも付きおもちゃなどがありますよね。それを使って猫ちゃんと真剣に遊んでみましょう。猫はハンター気質ですから、動いているものを捕まえるのが大好きですよね。おもちゃを上下に大きく動かしてみたり、左右に大きく振ってみたりして、猫が夢中になるように遊ばせてあげましょう。

猫が夢中になるように遊ばせてあげるには、飼い主さんも真剣になる必要があるかもしれません。テレビや雑誌を見ながら、片手間におもちゃを動かすだけだと、猫は退屈してしまうかもしれません。短い時間で15分くらいでも良いですので、集中して猫と遊ぶ時間をとると、猫も大満足すると思います。新生児がいる時期は飼い主さんも忙しいかもしれませんが、ちょっとだけ猫と遊ぶ時間を作ってみてはいかがでしょうか。

赤ちゃんの安全を守る

穏やかでおとなしい猫でも、赤ちゃんを引っかいたり噛み付いたりする危険がゼロではありません。赤ちゃんがケガをしてしまわないように、赤ちゃんと猫だけになるのを避け、飼い主さんか他の大人が一緒にいるようにしましょう。ベビーサークルや蚊帳を使用して、赤ちゃんの安全を確保してあげるのもおすすめです。

赤ちゃん用の蚊帳は、蚊のいる夏の時期だけでなく、猫の毛やホコリからも赤ちゃんを守ることができ、年中使用することができます。猫がベビーベッドに飛び乗ったり侵入したりするのを防ぐこともできます。猫や他のペットを飼っているお家であれば、赤ちゃん用の蚊帳を活用するのはおすすめです。

家具の配置を決めておく

赤ちゃんをお迎えすることになると、赤ちゃん用のお部屋やベビーベッド、お世話スペースが必要になると思います。家具の配置を変えたり、物の置き場所が変わったりするかもしれません。

猫は環境の変化が苦手な動物ですので、家具の配置を変えて家の様子が変わると、ストレスに感じる可能性があります。赤ちゃんをお迎えすることになったら、早めに家具の配置を変えておき、頻繁に変えないようにするのがおすすめです。

また、猫は慣れない匂いに囲まれていると落ち着かなくなってしまいます。エサ入れやトイレ、キャットタワーや寝床など猫の日用品は新調せず、慣れた物を継続して使用するのも良い方法です。猫が安心してくつろげる生活スペースも、確保しておいてあげましょう。

まとめ

猫と赤ちゃんのどちらもいると、毎日がさらに楽しく充実しそうですね。どちらもいるだけで可愛くて癒しの存在ですが、お世話が大変になる面もあるかもしれません。

赤ちゃんがいると、猫はやきもちを焼いてわざといたずらをする場合もあります。普段はしないような行動をして飼い主さんを困らせることもあるかもしれませんが、それは寂しいという気持ちからしている可能性があります。まずは猫ちゃんと接する時間をとって、愛情表現をしてあげましょう。飼い主さんから変わらず大切にされていると分かると、問題行動もおさまり、赤ちゃんとも仲良く過ごせると思います。

また、赤ちゃんの健康と安全を守るために、サークルや蚊帳を取り付けたり、こまめに掃除をするなどの工夫も必要かもしれません。猫アレルギーの対策として、コロコロや空気清浄機を使用することや、部屋を分けておくという方法があります。猫と同居していると、必ずアレルギー発症するわけではありませんが、できるだけ対策を取って予防しておきたいですね。

猫と新生児が同居する場合には、今回挙げた「メリット・デメリット」「お互いに安心して暮らすポイント」も参考にしてみてくださいね。

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