【獣医師監修】猫が「プルルル」と鳴くのは何故?7つの理由を詳しく解説!

【獣医師監修】猫が「プルルル」と鳴くのは何故?7つの理由を詳しく解説!

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この記事の監修者(185件監修)

頼定 大和

獣医師

頼定 大和

日本獣医生命科学大学卒。大学卒業後、沖縄の病院にて臨床経験を積み、関東、北陸で動物病院の院長として病院経営を行う。 現在は企業病院およびペット関連事業のコンサルティングに携わる。 また、猫の感染症や遺伝病の分野において大学と共同研究に取り組んでいる。講師歴:広島アニマルケア専門学校、日本獣医生命科学大学 動物病院経営学etc. https://okinawa-ahg.com/

猫は時々、プルルルと鳴くことがあります。不思議な鳴き方ですが、この声で鳴くときの猫の心理状態は様々です。今回は、猫がプルルルと鳴くときの7つの理由をご紹介します。猫の心理状態を知って、猫との生活をさらに楽しんでください。

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猫が「プルルル」と鳴く理由5:甘えている

飼い主に甘えている猫

Syda Productions/shutterstock.com

甘えているときにも「プルルル」と鳴くことが多いようです。

リラックスしつつ、飼い主さんや母猫に甘えているときに、「プルルル」と鳴きます。「ご主人様~。構ってよ~」とか「優しくしてよ~」と甘えるのです。「お母さん、大好き~」「一緒にいていい?」と親に思いっきり甘えて安心していることが多いように思えます。

「要求がある」「何かをしてほしい」という気持ちよりも、「ただ一緒にいたい」「べたべたと甘えたい」という気持ちだと思われます。

飼い主さんや母猫と一緒にいる時に、甘えた鳴き声を出すことが多いようですね。とくにリラックスできる場面で鳴くことが多いようです。

例えば、飼い主さんが寝ているときに、布団の中に潜り込んできて身を寄せながら「プルルル」と鳴くかもしれません。他にも、母猫が昼寝している時に、近づきながら「一緒に寝てもいい?」と甘えながら聞くように「プルルル」と鳴くのです。

猫が「プルルル」と鳴く理由6:少し悔しい

猫じゃらしで遊ぶ猫

Anastasiya Tsiasemnikava/shutterstock.com

猫が少しだけ悔しい気持ちになったときにも、「プルルル」と鳴くことがあるようです。

悔しい気持ちなのですが、心から強く悔しがっているわけではないようです。リラックスしながら遊んでいる時に、「うまくいかないな~」とか「なんだよ~」とふて腐れているような気持ちです。

わたしたちも本気で悔しがったり怒ったりしているわけではないですが、口には「まったく~」とか「どうしてかな~」と小さな悔しさを表現することがありますよね。猫たちも同じような気持ちの時に「プルルル」と鳴いてしまうことがあるのです。

このパターンがとても多いのは、おもちゃで遊んでいる時です。飼い主さんが猫じゃらしなどで遊んであげると、リラックスしながらもうまく捕まえることが出来なくて、小さい声で「プルルル」と鳴くことがあります。

遊んでいても、熱が入りすぎてしまうこともあります。そんな時は、眉間にしわが寄って、歯をむき出したりします。そうなると「プルルル」どころではなく、威嚇のような鳴き声を出すでしょう。

小さく悔しがっているうちは可愛らしいものですね。

猫が「プルルル」と鳴く理由7:掛け声

キャットタワーにジャンプしようとしている猫

Krzysztof Smejlis/shutterstock.com

何かの拍子に、声が出ることがあります。掛け声のように「プルルル」と鳴くこともあるようです。

掛け声で鳴くときは、特定の気持ちがこもっているわけではありません。様々な行動の拍子に、掛け声のように「プルルル」と声が出るのです。

人間で言うと、「よいしょ」とか「よし」とか「ふう」などの言葉と似ています。特に意味があるわけではありませんが、リラックスしていて、身体を動かしていると自然と出るのです。

色々な時に掛け声は出るものです。歩いていて、何かにぶつかる時、走った後に休憩しようとして座る時などもそうです。高い所にジャンプする時や、高い所から飛び降りて着地したときもそうです。

基本的に日常の行動の色々な場面で掛け声としての「プルルル」を聞くことが出来るでしょう。

まとめ

猫が「プルルル」と鳴く理由について考えることが出来ました。猫にとっては珍しい鳴き声ですが、注意して聞いていると、意外と「プルルル」と鳴いているものですよ。

普段多く聞かない鳴き声だからこそ、その時の猫の気持ちを知りたくなるものです。猫が「プルルル」と鳴くときには、基本的にリラックスした状態です。そのうえで、嬉しかったり楽しかったりすると口からその気持ちが漏れるようです。

人間でも思わずボソッと声が出ることがありますね。「プルルル」という鳴き声は、そうした小さな感情を表わすものなのです。

これからも、猫の鳴き声の理由を考えてあげてくださいね。そうするなら、もっと猫の気持ちが分かるようになりますし、もっと猫の事が好きになるに違いありません。

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