猫が人の体をわざと踏んでくるのはなぜ?理由や心理を解説

猫が人の体をわざと踏んでくるのはなぜ?理由や心理を解説

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猫は時々、飼い主や他の動物の身体を踏んづけていくことがあります。一見すると相手を馬鹿にしているように思える行動ですが、実はそこに隠されている心理状態はもっとポジティブなもののようです。この記事では、猫がわざと踏んでくる理由を解説します。

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猫が飼い主を踏む理由2:おねだり

飼い主のお腹の上に乗っている猫

Syda Productions/shutterstock.com

猫が飼い主を踏む別の理由はおねだりです。かまってほしいというだけでなくエサが欲しい時にもよく踏んできます。朝方まだ寝ている時に体の上にのってきたり、爪を立てて体をもみもみしてきたりと様々なアクションをしてきますが、エサをあげるとそのような行動が止むということはよくあります。

子どもが親に何かをねだる時に指でつついてきたり抱き着いてきたりするように、猫も飼い主に何か要求がある時にちょっかいを出してくるものです。

猫が飼い主を踏む理由3:安心感を感じている

飼い主の上を歩いている猫

Alexander Kockin/shutterstock.com

別の理由は猫が安心感を感じるゆえに踏んでくるというものです。1番目の点と少し似ていますが、踏むことで自分の居場所確認をしていたり、飼い主を感じて安心しているのかもしれません。

このような行動は、猫を子猫の時からいつもそばに置いていたという場合に頻繁に起きる可能性があります。例えば昔から自分の体の上に猫を横たわらせたり座らせたりすることが多かったとか、いつも体に密着するように眠らせていた、といった場合です。

このように自分にべったり付き添って育った猫は、どこへ行くにしても飼い主のそばにいようとすることがあります。飼い主の体を自分の体か庭のように感じて、よけることもなく登ったり横切ったりすることがあります。このような場合、すでに体は猫の「テリトリー」として認識されているのかもしれません。猫は自分のテリトリーで安心する生き物ですから、「踏む=安心している」という図式にもなるでしょう。

猫は親しみを感じている相手を対象に踏んでくることも珍しくありません。育ってきた環境による可能性もありますが、もし踏んでくる前や後に自分の近くにとどまるようなら単純に「そばにいたい」と感じているだけなのかもしれません。

ただし、踏む相手は必ずしも親しみを感じている相手とは限りません。中には世話をほとんどしない人を踏むとか、猫がどうでもいいと思っているだろう相手を踏んでいるという飼い主さんの意見もあります。そのような場合は単純に、相手を空気にように感じているのかもしれません。

ケガには要注意!

猫の爪を切っている女性

Yimmyphotography/shutterstock.com

猫に踏まれてうれしいという人も多いと思いますが、一つ注意点があります。それは爪によるケガです。猫ちゃんの爪をしっかり手入れしている場合はそこまで気にならないかもしれませんが、伸びた状態だとケガしてしまう恐れがあります。

例えば朝方に猫が体を踏んできた時にジャンプされた経験をした人も少なくないと思いますが、ある程度体重があったり大きな猫だと痛みを感じることがあります。ジャンプする時に爪を立てられると傷がついてしまう場合もあるので、もし痛みや傷が発生するようなら対策を講じましょう。爪をきちんと切って危なくないようにしたり、体の上にのらないようにしつけても良いでしょう。

まとめ

猫がわざと体を踏んでくるという経験をした飼い主さんはたくさんいますが、そのような行動をする背景には、愛情表現やおねだり行為、安心感を感じる行為といった理由が考えられます。体を踏むという形にはなりますが、猫にとっては、ちょっと肩をたたいている程度のアクションに思えるのかもしれません。

いずれにしても猫が飼い主を下に見てばかにしているとかけん制しているといった可能性は少ないでしょう。猫は本能的に賢いですから、あえて自分よりずっと大きく力も強い人間に戦いをしかけることは普通ありません。このこと自体が、身体を踏むという行為が、猫たちにとって問題になる行為ではないという点を証明しています。

もし今度飼い猫がわざと自分を踏んできたら、これらの理由を意識しながら行動を観察してみましょう。

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