猫にくすぐったいという感情はある?猫と上手に触れ合うための方法を伝授!

猫にくすぐったいという感情はある?猫と上手に触れ合うための方法を伝授!

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猫の仕草ってとっても可愛いですよね。猫が大好きな人は猫を触って反応を楽しみたくなるものです。でも当の猫ちゃんの方は、くすぐったいという感覚があるのでしょうか?今回は猫を触った時の猫の感覚について解説したいと思います。

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猫にくすぐったいという感情はあるの?

愛猫を抱っこする飼い主

Impact Photography/shutterstock.com

猫って気ままな性格をしていますよね。猫を触ったり、猫にちょっかいを出したりした時の反応も様々です。いつもなら嬉しそうな反応を示してくれるのに、ある時には全く無視してくることもあります。飼い主さんでもコントロールできないからこそ、猫との生活は楽しいものです。

猫の反応を見たくて、もしくは猫があまりにも可愛らしいので、猫を触ろうした事のある人は多いでしょう。猫とのスキンシップは飼い主さんたちにとって至福の時間です。猫もそのスキンシップに反応してくれる時があるので、私たちはますます猫に引き寄せられてしまいますよね。

猫にくすぐりをしたことがある人も多いのではないでしょうか?コチョコチョと猫の脇や手足の裏などをくすぐるのです。

猫の反応は様々ですが、ある疑問を抱く方もいらっしゃるでしょう。つまり、「猫も人間と同じようにくすぐったいという感情があるのだろうか?」という疑問です。

そもそも「くすぐったい」ってどんな感情?

猫の感情を考える前に、そもそも「くすぐったい」ってどんな感情なのかを考えてみましょう。

「くすぐったい」とは、快い感情というよりも、不快な感情だと言えるでしょう。人間はくすぐったいと感じた時に、そこから逃れようとするものです。

くすぐられると笑いがこみあげてしまうものの、「ずっとくすぐられていたい」と思う人はいませんよね。テレビのバラエティー番組でも「くすぐりの刑」なんていうものがあり、罰ゲームとしてとらえられているほどですからね。

ただ、嫌いな相手にはくすぐりはしないものです。親しい関係にあるからこそ、くすぐり合いをしますよね。人間にとっては「くすぐったい」とは、ムズムズして笑いがこみあげてしまうものです。ずっとくすぐられるのは辛いのですが、相手とのコミュニケーションの1つでもあるような感じです。

飼い主さんたちが猫をくすぐるのも、温かい気持ちのこもったイタズラ心から来るものではないでしょうか?

猫にくすぐりをしたときの反応

猫をくすぐったときの反応はどんなものでしょうか?犬とは違って、猫の反応にはかなり差があります。猫は全くの無表情・無反応を貫くことがあります。しれっと何もなかったように行動されるので、くすぐった側も少し寂しい気持ちになってしまいます。

嬉しそうな反応をすることもあります。気持ちよさそうに目を閉じてゴロゴロ鳴らすこともあれば、くすぐる手に抱き着いてきて、甘噛みしてきたりすることもあるでしょう。

あからさまに嫌がることもあります。身体をひねってすぐにその場から逃げようとするでしょう。他にもくすぐる手を爪を立てたり攻撃したりしてくすぐりをやめさせようとすることもあります。

このように、くすぐったときの猫の反応は様々です。私たちとしては、「くすぐったそうに笑う」という定番の反応が見たいのですが、なかなかそうはいきません。

猫は本当のところ、くすぐったいと感じるものなのでしょうか?

猫はくすぐったいと感じているの?

飼い主のくすぐりにどう応じるかは置いといて、そもそも猫はくすぐったいという感情があるのでしょうか?実は、猫にはくすぐったいという感情がほとんどありません

猫はくすぐったそうな反応をすることもありますが、それはそう見えているだけなのです。猫はくすぐられたときに触られた刺激は感じます。しかしその刺激で笑いなどに繋がることがありません。

実は人間と同じようにくすぐったいと感じる動物は少ないと言われています。ゴリラやチンパンジーはそういう反応をしますが、他の多くの動物は違います。

猫はくすぐられた時に何らかの反応を示します。それは「くすぐったい」というよりも、触られたことや飼い主の手が近づいてきたことに対する反応なのです。

猫に必要なのはくすぐりではなくスキンシップ

「猫は人間のようにくすぐったいと感じていない」という事実は、猫愛好家をガッカリさせてしまうものでしょうか?もちろん、そう感じる人も多いでしょう。それでも、猫が好意的な反応を示すことがあることに注目できます。

猫は人間のくすぐりを喜ぶことがあります。くすぐったいとは感じていないのですが、人間とのスキンシップを喜ぶことはあるのですね。

つまり、猫に必要なのは、人間からのくすぐりではなく、スキンシップなのですね。スキンシップにはくすぐりも含まれます。では、猫をくすぐっても良いのでしょうか?どちらとも言えません。なぜなら、くすぐりは猫に対して嫌な気持ちを抱かせる場合もあるからです。

次の部分で、くすぐりに対する猫の気持ちをご紹介したいと思います。

くすぐられた時の猫の気持ちとは?

飼い主の膝の上に乗っている猫

Impact Photography/shutterstock.com

飼い主さんたちは猫に「くすぐったい」と感じて欲しいのですが、実際はどんな気持ちを抱かせているのでしょうか?くすぐられた時の猫の気持ちをご紹介します。

鬱陶しい

基本的に猫は自由気ままな性格をしています。誰かに束縛されるのは嫌いです。ですから、執拗に触られたりくすぐられたりするのも嫌いでしょう。

猫がその気でない時に触ろうとしても、するりと逃げられてしまうものです。強引にくすぐろうとするなら、「鬱陶しいなあ」という気持ちになってしまうのです。

猫の気持ちは表情や行動にすぐに表れるものです。鬱陶しいと感じたなら逃げてしまうか、飼い主さんの手を噛みついたりします。

そんな対応をされたなら寂しい気持ちになりますが、猫の気持ちを優先してあげましょう。猫は自由気ままな性格が短所であり長所です。その個性を大事にしてあげると上手に付き合っていけますよ。

反射的に動いてしまう

猫をくすぐると、くすぐったそうな反応をすることもあります。手足がピクッと動いたりするのです。この反応だけみると、実際にくすぐったいと感じているように思えます。しかし、本当のところは反射的に動いているだけかもしれませんよ。

猫たちは身体を触られるとそれに反射的に反応することがあります。というのも、猫の身体にはノミや虫などがくっつくことがあり、その小さな刺激に反応するようになっています。頭で考えるわけではなく、小さな刺激に対して、身体が動くのです。

この動きとは、ノミなどを払いのけようとする動きです。身体を揺さぶったり、刺激があった部分を掻いたり、手足がピクッと動いたりなどです。

飼い主さんがくすぐろうとする時って、優しく触ろうとすることが多いですよね。その方が相手にむず痒さを与えることが出来るからです。猫としては、その刺激をくすぐったいと感じているわけではなく、反射的に身体が反応しているだけなのですね。

嬉しい

猫たちは飼い主とのスキンシップを喜ぶときもあります。鬱陶しいと感じることもあるので、「気ままな性格」としか言えないのですが(笑)

基本的に多くの動物は飼い主との適度なスキンシップを好みます。猫にもそのような気持ちがあるでしょう。スキンシップの際には、飼い主さんのニオイを嗅いだり、飼い主さんとじゃれ合ったりして楽しんでいます。

強引すぎないスキンシップは猫にとってストレス解消にもなります。遊び足りないと感じている時に、飼い主さんが触ってきてくれるなら、猫としてもうれしいのでしょう。楽しそうに応じてくれるはずです。

何も感じない

くすぐっても猫は無表情無反応の時ってありませんか?

猫にはくすぐったいという感情がほとんどありません。それゆえ、こちらが一生懸命くすぐろうとしても反応がほとんどないこともあるのです。

飼い主さんが触ってくれるのを嫌がるわけでもなく、喜んでくれるわけでもありません。風が身体を揺らすことがありますが、それと同じように捉えているのかもしれません。

しばらくくすぐっても真顔のままで反応がないので、こちらもむなしくなって退散する羽目になりますね。

猫の表情の変化は人間には判断しづらいので、もしかしたら何か感じてくれているかもしれませんが、それを知るすべはありません。

とっても嫌!!

猫の中には、触られることをとっても嫌がる子がいます。その場合の反応はきついものです。くすぐっている手を噛んだり、威嚇したりします。爪を立てて引っ掻いてきたりすることもあるでしょう。

猫がくすぐられることを嫌がる理由は様々です。くすぐってくる相手を嫌っている場合もあります。触れる部位は大抵敏感な場所です。その部分が特に敏感な猫は不快に感じるのでしょう。

以前に虐待された経験がある場合なども、かなり強い反応を示します。自分の身体に近づこうとするものへの警戒心が強いのです。仲良くなろうとしてくすぐっても逆効果になってしましますね。

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