猫が水を飲むときに掻く仕草をする理由とはいったい?猫が水をこぼす時の対策も紹介!

猫が水を飲むときに掻く仕草をする理由とはいったい?猫が水をこぼす時の対策も紹介!

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猫の不思議な行動の一つに「掻くようなしぐさ」があります。すべての猫ではありませんが、猫の中には水を飲むときに「掻く」「掘る」ようなしぐさをすることがあります。そのために水をこぼしてしまうこともあります。なぜ猫はこんな不思議な行動をとるのでしょうか?ここではその理由と対策を取り上げます。

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水を飲まないことで考えられる病気

水を飲まない猫

Patrick Lienin/shutterstock.com

ここまで猫に水を与える方法についてみてきましたが、猫が水を飲まない原因はもしかしたら病気のせいかもしれないという可能性も考えておきましょう。たとえばどんな病気が考えられるでしょうか。

慢性腎不全

一つ目は猫が一番かかりやすい病気である「慢性腎不全」です。慢性腎不全は腎臓の機能が少しずつ低下し、正常に働かなくなる病気です。

症状としては体重の減少や元気がなくなり、毛艶も悪くなります。そして水をたくさん飲んだり飲まなくなったりして、おしっこの量や回数も多くなったり減ったりします。

早期発見早期治療で病気の進行を遅らせることができるので、何か異常を感じたらすぐに専門医に見てもらいたいですね。特にシニア期になったら要注意です。定期的な健康診断もかかせません。

尿結石

二つ目は尿結石です。水分摂取量が少ないために尿の濃度が高くなり、膀胱内に結石ができてしまうことがあります。そして血尿が出たり激しい痛みが出たりすることがあるのです。水を飲まなくなり血尿や痛そうなそぶりがみられたら、専門医に見てもらいましょう。

膀胱炎

トイレが汚れていたり気に入らなかったりすると、猫はおしっこをすることを我慢するため、膀胱内で菌が繁殖してしまい膀胱炎を起こすことがあります。また、尿結石がきっかけで膀胱内を傷つけ、炎症を起こすこともあります。

膀胱炎になると痛みがあるためおしっこをしたくなくなり、そのために水を飲まなくなることがあります。激しい痛みが生じますし、おしっこをしないことで毒素が体に回る尿毒症になって最悪命にもかかわることもありますので、こちらも早めに専門医に見てもらうようにしましょう。

水をたくさん飲むときに考えられる病気

たくさん飲む猫

AltamashUrooj/shutterstock.com

ここまでは猫が水を飲まない時についてみてきましたが、逆にたくさん水を飲むときに考えられる病気が何かあるのでしょうか?

慢性腎不全

水を飲まない時の原因として慢性腎不全をあげましたが、水をたくさん飲む原因にも慢性腎不全があげられます。慢性腎不全になると、水を大量に飲むようになることもあるのです。水をたくさん飲めばおしっこの量も増えます。

上記でも見たように、慢性腎不全は腎機能が徐々に低下して症状が出てきます。シニア期に入った猫の3匹に1匹は慢性腎不全だといわれているほど多くの猫がかかる病気ですので、シニア期になったら定期的に健康診断を受け、水の飲み方を観察しましょう。

糖尿病

糖尿病も猫がかかりやすい病気です。過剰な糖が体内にあることで、糖を薄めるためにたくさん水を飲むようになります。食べすぎや糖の取り過ぎ、また人間の食べ物を食べる猫は糖尿病に注意です。

甲状腺機能亢進症

この病気は食欲が増して活発になります。ですから元気な猫のように見えるのですが、たくさん食べる割に体重はどんどん減っていきます。

甲状腺ホルモンの異常化によってこうした異常なことが起こります。水をたくさん飲んでおしっこの量が増えるといった症状もこの病気の特徴です。

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