愛猫の目やにが気になる!その原因について解説

愛猫の目やにが気になる!その原因について解説

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愛猫の目に、気になる目やにを見つけることがあるかもしれません。目やにができる原因は様々ですが、中には心配な目やにもあります。この記事では、猫の目にできる目やにの幾つかの原因を紹介します。それが、気にしないでよい目やにか、そうでない目やにかについても考えます。

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猫にも目やにができる

目を閉じる猫

PHOTOCREO Michal Bednarek/shutterstock.com

私たち人間であれば、少なくとも一度や二度は自分の目やにをとったという経験があることでしょう。

猫も同じように、目やにができることがあります。あまり考えたことがない方も多いかもしれませんが、そもそも目やにって何なのでしょうか?

目やにって一体?

目やにとは、ほこりとかごみなどが目を保護している粘液に混ざったものです。目の代謝活動によって、古い細胞も含め、そうした老廃物が出てきます。

どんな場合には注意が必要?

少しの量の目やにの場合は、単なる代謝による現象ですので、特に心配する必要はありません。しかし、目やにの量が多い場合には注意が必要です。もしかすると、目に傷ができていたり、感染症にかかっていたりするかもしれないからです。

ではこれから、猫の目やにで注意が必要な場合と、そうでない場合についてさらに詳しく見ていきましょう。

注意が必要ではない目やに

心配する必要のない目やには、こげ茶色だったり、乳白色だったり、赤褐色のような色をしています。固まっており、かつ量は少ないです。

愛猫の目やにがこうした状況の目やにであるなら、通常の代謝の範囲ということで特に心配はいりません。 猫は寝る時間も多いので、それなりに普段から目やにができる場合があります。

注意が必要な目やに

目を怪我している猫

Ilike/shutterstock.com

一方、注意が必要な目やにもあります。注意が必要な目やにの幾つかについて考えましょう。

怪我をしている場合

怪我をしている場合、黄色の目やにが出ることがあります。もしかすると、片目のみに黄色の目やにが出ているかもしれません。

猫も外に出ると、別の猫とケンカをしたりすることがあります。家の中でも、複数の猫を飼っている場合には、時にはケンカをすることもあることでしょう。

たくさんの猫を飼っている場合、じゃれ合っているうちに目を傷つけてしまう場合もあり得ます。家に置いてある物にぶつかってしまうこともあるかもしれません。そうした原因で怪我を負ってしまうこともあります。

もし、猫ちゃんが片方の目だけ痛そうにしていて、そこに黄色の目やにができている場合には、すぐに怪我の可能性について考えてみましょう。

大丈夫そうかなと思っても、傷口の部分に細菌が入ってひどくなるということもあり得るので、放っておくことなく、早めに動物病院に連れていってあげるなら安心ですね。

結膜炎の場合

目やにが多くて、猫ちゃんが目をこすろうとしていたり、まぶたが腫れていたり、結膜の部分が赤かったりする時は結膜炎の可能性があります。これもまた心配です。

結膜炎は、アレルギー物質、ウイルス、涙の量が減ることなどが原因で発症する場合があります。この状況は放っておくと大変です。とりわけ幼い猫の場合、目が正常に成長しないということもあり得ます。

さらに、ウイルスが原因の場合は、たとえ症状が多少改善されたように見えることがあっても、ウイルスがいなくなっていない場合があるのです。一度は改善されたように見えたとしても、猫ちゃんの体調が良くない時に、またウイルスの活動が元気になり、再び症状が出てしまう可能性があります。

ですからそのままにしておかず、やはり動物病院で早めに診てもらった方が良いでしょう。ウイルスが原因の場合には、ウイルスの活性化を抑えるための投薬を行ったり、注射をしたりする場合もありますが、基本的な治療は目薬で行います。

風邪をひいている場合

猫ちゃんも、人間の風邪と同じような、咳やくしゃみ、鼻水、涙などの風邪の症状が生じて、目やにが出ることがあります。

猫の風邪の症状が出る原因として、ウイルスや細菌などの感染も考えられます。猫ヘルペスウイルスに感染することもあります。猫ヘルペスウイルスに感染してしまうと重症化してしまい、脱水症状を起こしてしまったり、急に元気がなくなってしまったりすることもあるので注意が必要です。

このような猫風邪の症状が出た場合にも、動物病院で診断してもらうと安心でしょう。

目やにを取ってあげるには

病院で診察を受ける猫

l i g h t p o e t/shutterstock.com

目やにがたくさん出ていると、取ってあげたくなるものですよね。放っておくと、猫がかゆくてやたらと顔をこすってしまったり、固まってこびりつき、なかなかとれなくなってしまったりすることもあります。

目やにを取る時は、ウェットティッシュ(ノンアルコールのもの)やガーゼを使って、眼球を傷つけないようにしつつ、なでるようにして何回かに分けてふきとってあげましょう。

もし、目やにが固まってしまっていて取りづらい状況にあるなら、ぬるま湯に浸したガーゼをしばしあてて、目やにをふやかしてから取るようにしてみましょう。

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