スピッツとはどんな犬?日本スピッツとジャーマンスピッツとの違いを解説!
日本ではスピッツといえば真っ白の「日本スピッツ」を指すのが一般的ですが、実はスピッツと名のつく犬種は他にも存在し、スピッツといえば「ジャーマンスピッツ」という国もあります。この記事では、スピッツとはどんな犬なのか、日本スピッツとジャーマンスピッツの違いについて解説します。
スピッツとはどんな犬?
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スピッツとは、口が尖り耳が立った犬の系統のことで、犬種ではありません。
JKC(ジャパンケネルクラブ)の「5グループ:原始的な犬・スピッツ」を見ると、「秋田犬」や「柴犬」などの日本犬をはじめ、「イビサン・ハウンド」「シベリアン・ハスキー」「チャウ・チャウ」など、原産国も外見も用途も全く異なるたくさんの犬種がのせられていることからも、スピッツとは特定の犬種ではないことがわかります。
そもそも、スピッツはドイツ語で「鋭利な」「尖った」という意味から取られており、口や耳が尖った犬のことを、犬種にかかわらずスピッツと呼んでいます。ただ、その中でも「日本スピッツ」や「ジャーマンスピッツ」のように、犬種名にもスピッツとつく犬もいるので混乱を招きがちです。
それで。これから「日本スピッツ」と「ジャーマンスピッツ」それぞれの特徴と、両犬種の違いについて解説していきます。
一般社団法人 ジャパンケネルクラブ日本スピッツとは
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1920年頃に来日した白いジャーマンスピッツや、ロシアのサモエドがルーツの日本犬です。戦中戦後にかけ、国内の犬種登録数の4割を占めるほど、多くの家庭で飼育されていた犬種です。
爆発的な人気の陰で、質の悪いブリーディングが繰り返されたことや、屋外飼育されていたことから、無駄吠えが多くペットに向かない犬との悪評が立ち、人気が衰退していきました。しかし、その後行われた性格の改良や飼育環境の変化によって、現在では飼いやすい犬として認められるようになりました。
真っ白でフワフワの毛に、クリッとした黒目が愛らしい見た目をしています。日本スピッツは被毛の色が「純白」しか認められていないので、ホワイト一色の被毛の色が最大の特徴といえるでしょう。
毛量も多く、長い飾り毛が耳や尻尾に豊富についており、思わず触れたくなる魅力があります。サイズは体重5kg~6kg、体高30cm~38cmの中型犬です。
他人に対して警戒心が強く神経質な面もありますが、賢く活発なので、家にいると雰囲気が明るくなり、楽しい思い出をたくさん作れるでしょう。
ジャーマンスピッツとは
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ジャーマンスピッツはドイツ原産の犬種で、サイズ別に6タイプに分かれています。
ジャーマン・ウルフスピッツ
まず、1番大きい「ジャーマン・ウルフスピッツ」という犬です。
体重27kg~32kg、体高42cm~45cmの大型犬で、大きさや被毛の色が狼と似ているのでウルフスピッツと呼ばれています。活発かつ勇敢な性格をしており、牧羊犬として活躍していました。
ジャーマン・グローサースピッツ
2番目は、体重17kg~18kg、体高40cm~41cmの「ジャーマン・グローサースピッツ」です。被毛の色はブラックが一番有名ですが、ホワイト・ブラウンなどの他の単色カラーもあります。
ジャーマン・ミッテルスピッツ
3番目は、体重7kg~11kg、体高30cm~38cmの「ジャーマン・ミッテルスピッツ」です。
ちょうど良いサイズで、世界的には最も人気があるスピッツなので、ジャーマンスピッツと聞いて多くの人が頭に浮かべるタイプでしょう。
毛色のバリエーションが豊富で、ブラック・チョコ・ブラウン・ホワイト・オレンジ・グレーなどがあります。飼い主への忠誠心が強く、物覚えが良い性格も人気に一役買っています。
ジャーマン・クラインスピッツ
4番目に大きいのは、体重4kg~6kg、体高23cm~29cmの「ジャーマン・クラインスピッツ」です。毛色は単色の他にパーティーカラーもあり、バリエーション豊かです。
ジャーマン・トイスピッツ
5番目は、体重1.7kg~2kg、体高約21cmの「ジャーマン・トイスピッツ」です。
かつて「ポメラニアン」と呼ばれていたタイプで、サイズ的には見間違えることもありますが、ポメラニアンは様々な被毛の色があるのに対して、トイスピッツの場合はパーティーカラーだけなので、毛色で見分けることができます。
ジャーマン・ツヴェルスピッツ
6番目の一番小さなジャーマンスピッツは、体重1.9kg~5kg、体高13cm~28cmの「ジャーマン・ツヴェルスピッツ」で、一般的には「ポメラニアン」として知られています。
日本スピッツとジャーマンスピッツの違い
一番の違いは被毛の色です。ジャーマンスピッツは様々な色やパターンが認められていますが、日本スピッツは純白だけです。
さらに、体のサイズも日本スピッツは体重5kg前後の中型犬ですが、ジャーマンスピッツは大型犬から小型犬まで複数存在します。
ルーツが同じだけに雰囲気が似ているのは当たり前の両犬種ですが、細かく観察すると個性が光っているので、ぜひそれぞれの特徴を見逃さず違いを楽しんでいきましょう。
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