マルチーズの性格・特徴・飼い方|ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介

マルチーズの性格・特徴・飼い方|ペットショップやブリーダーでの値段相場や里親募集も紹介

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マルチーズの性格や飼い方や歴史についてご説明します。

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MALTESE

Gordey Chadny/shutterstock.com

名称:マルチーズ 性格:知的、快活、大胆 寿命:12〜15歳 体重:2〜3kg 体高:20cm~25cm 毛色:純白 値段相場:ペットショップ10〜20万円、ブリーダー約22万円

マルチーズ Maltese
マルチーズ Maltese
マルチーズ Maltese
マルチーズ Maltese
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マルチーズの性格と歴史

国際畜犬連盟に加盟する国際的愛犬団体のジャパンケネルクラブによると、マルチーズは知的さがあり快活で大胆な性格、小型犬ながら落ち着きがあり利口なため、しつけがしやすい犬種とされています。

マルチーズの歴史は古く、紀元前1500年ごろ地中海のマルタ島にアジアから持ち込まれた犬種だという説があります。

外見が似ているビションフリーゼとは購入時によく比較されます。まっすぐなシングルコートを持つマルチーズと違い、ビションフリーゼは毛がゆるくカールしたダブルコートの犬種になります。

マルチーズの平均寿命

マルチーズの平均寿命は12〜15年です。小型犬としては平均的な寿命ですが、大きな病気を発症することが少ない犬種です。

個体差はありますが、生活環境を整え健康管理をしっかりすることで15年以上生きる個体もいます。

マルチーズの平均体重

マルチーズの平均体重は2〜3kgです。

個体差はありますが、体重に雌雄差はなく3.5kg以下とされています。理想体重は2.5kgと、小型犬の中でも小さな犬種になります。

マルチーズの平均体高

マルチーズの体高は23〜25cmが平均とされています。体重と同じく、体高もオスメスの差はほとんどありません。

マルチーズはスクウェア型の体型をしているため、体高と体長が同じくらいの長さをしていることが特徴的です。

マルチーズの人気カット

マルチーズは光沢のある絹のような純白のシングルコートが特徴的な犬種です。毛は細く、カットをしなければ引きずるほどの長さになります。

ドッグショーでよく見かけるのはフルコートですが、美しい毛並みを保つには毎日のブラッシングなど、ケアが大変です。

家庭では毛を短くカットするパピーカットやボブカット、テディベアカットが人気です。他にも、長い毛をリボンで結んだり編み込んだりするアレンジや、毛を染めることもあります。

フルコート
maltese dog

Evgeniia Shikhaleeva/shutterstock.com

パピーカット
Maltese puppy looking at camera, 4 months old, isolated on white

Eric Isselee/shutterstock.com

ボブカット
Cute white young maltese dog. Studio shot. Grey background.

Ysbrand Cosijn/shutterstock.com

テディベアカット
Holiday Puppy Wrapped in lights.

modernboss.ca/shutterstock.com

ヘアアレンジ
Maltese portrait in pink background

Kang Sunghee/shutterstock.com

マルチーズの毛色(カラー)

マルチーズの毛色は、基本的にホワイト1色になります。光沢のある長い純白の毛が特徴的な犬種です。淡いタン、レモン色は許されるとされていますが、あまり望ましいとはいえず、純白が望ましいとされています。

ホワイト
dog running / white maltese dog playing and running on green grass and plants background

Kimrawicz/shutterstock.com

  • ホワイト

マルチーズが成犬になるまでの期間

マルチーズは小型犬のため大型犬よりも成長が早く、8~12ヶ月頃に成長が止まり成犬になります。個体差はありますが生後6ヶ月までは1日に10g、1ヶ月に300g増えることが理想的といわれています。

※成犬とは身体的な成長が止まることです。

マルチーズの鳴き声

マルチーズはよく吠えるといわれる小型犬ですが、本来はあまり吠えない犬種です。

甘やかしてしまったり子犬の頃に社会性を学ぶことが出来なかったり、しつけがしっかりと出来ていない場合は吠えるようになってしまいます。

マルチーズがかかりやすい病気

子犬がかかりやすい病気
病名時期や症状治療費
低血糖症血液中の糖分濃度が低下することにより、ふらつきや食欲の低下、痙攣発作などの症状が出ます。失神や失明することもあります。生後3ヶ月までの子犬に多い病気です。1回の通院(ブドウ糖での治療)3千〜6千円
膝蓋骨脱臼パテラと呼ばれる膝蓋骨が外れる病気です。初期段階だと後ろ足をかばうような仕草を見せ、症状がひどくなると痛みから足を引きずって歩いたり、脱臼した足を浮かせて歩いたります。先天性の場合は生後4ヶ月頃から症状が現れます。外的要因による後天性の膝蓋骨脱臼も多く見られます。内科治療の場合7千〜3万5千円、外科手術の場合20〜45万円
水頭症髄液によって脳が圧迫され、痙攣発作や意識障害、斜視、行動異常や麻痺などの症状が出ます。先天性と後天性がありますが、先天性の場合は1歳頃までに症状がでます。検査5万円、内科療法の場合月3千〜5千円、外科療法の場合20〜35万円

※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。

成犬がかかりやすい病気
病名時期や症状治療費
僧帽弁閉鎖不全症小型犬に特に多い心疾患です。病気が進行すると左心不全になります。運動後や興奮した時に咳が出る、呼吸困難になるなどの症状がでます。10〜12歳くらいに多く発症します。投薬治療の場合、年間9万円
流涙症涙やけとも呼ばれる症状で、小型犬によく見られます。涙管が塞がることで涙が溢れ出し、毛が赤褐色に変色します。細菌感染を起こす場合があります。年齢関係なく発症します。内科療法の場合1~2万円、外科手術の場合5〜10万円

※症状や病院によって金額は変わってきますので、かかりつけの動物病院で確認してください。

気温が22度、湿度が60%を超えると、熱中症になる可能性があります。気温が高い時期の冷房をつけていない部屋や、車内でのお留守番は非常に危険です。

真夏は熱中症だけではなくアスファルトで肉球を火傷してしまう犬も多くいるため、日中の散歩は避け、朝や夕方に行くようにしましょう。

マルチーズの体臭

マルチーズはシングルコートのため体臭は少ないです。

毛が長く多い犬種なので、ご飯の食べかすやヨダレが毛について臭う場合があります。流涙症による細菌、耳の汚れなども臭いの原因になるので、日々のお手入れは怠らないようにしましょう。

マルチーズの飼い方

マルチーズは運動量も少なくとても飼いやすい小型犬です。甘やかしてずっと抱っこしていたり、純白の毛並みを維持するために散歩を少なくしたりしてしますと、社会に順応できずに吠えやすい犬になってしまいます。

特に生後3週間~14週間の社会化期はしっかりと社会化トレーニングを行いましょう。

トリミング犬種なので、定期的なカットも必要です。毛が伸び続けるため、目に入らないようにカットしたりゴムで結んだりしてあげましょう。

ドッグフードの量・回数

フードによって給餌量は変わってきますが、2〜3kgの成犬の場合は60〜65gが目安になります。

マルチーズは食が細い子が多いため、1度に多く食べられません。成犬の場合は1日に3回、子犬や老犬の場合は様子を見つつ1日に5〜6回にわけてご飯をあげましょう。

純白の被毛を維持するために、アミノ酸やミネラルのバランスに考慮したフードがおすすめです。胃腸が弱い子が多いので、消化の良い食事を心がけましょう。

食べさせてはいけないもの

犬が食べてはいけない食べ物ネギ類全般(にんにく、ニラ、玉ねぎなど)・ぶどう類全般・チョコレート・キシリトール・生の魚介類(魚、イカ、タコ、エビ、カニ)・鶏の骨・アボガド・ナッツ類全般
犬は避けたほうがいい食べ物ほうれん草・生肉・香辛料・にぼし・のり・生卵・生野菜・牛乳・ココナッツオイル・干しあんず

上記は代表的な食べ物を記載していますが、もっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

犬に与えてはいけない食べ物!食べてしまった時の対処法もご紹介!

犬という生き物は、いい香りがしたりすると食べ物じゃなくても口に入れてしまいます。 でも、犬には食べさせてはいけない食べ物も存在します。食べてしまうと命の危険もあるので要注意です。 今回は、そんな食べ物を食べてしまった時の対処法も合わせてお話していきます。

https://mofmo.jp/article/19619

また犬が苦手な食べ物として、犬は臭覚が優れているため酸み・辛み・苦みに対する感覚がとても敏感で、においを嫌がります。

  • 柑橘類
  • 酢類
  • スパイス類
  • クセのある葉物野菜

上記の食べ物も控えたほうが無難でしょう。

抜け毛の量

マルチーズはシングルコートのため、抜け毛が少ない犬種になります。

抜け毛は少ないのですが、細く絡まりやすい毛質で毛玉がすぐにできてしまうため、毎日のブラッシングと定期的なカットが必要になります。ピンブラシやコームを使い、普段からお手入れをしましょう。

毛玉ができてしまった場合は、スリッカーブラシなどで皮膚を傷つけないように、毛先から徐々に絡まりを取るように梳かしてください。

Close-up portrait maltese dog and animal brush

MilanMarkovic78/shutterstock.com

お風呂の入れ方

マルチーズは臭いが少ない犬種ですが、毎日皮脂は分泌されています。皮膚病や皮脂で毛がばさばさになってしまわないように、月に1〜2度のシャンプーが必要です。

毛が長い子は、シャンプーの時に毛が絡まってしまわないように注意しましょう。

子犬は免疫力が低く、上手く体温調節ができません。生後2ヶ月に受ける予防接種から2週間が経過してからお風呂に入れるようにしましょう。汚れてしまってどうしても洗いたい場合は、汚れた部分だけホットタオルなどで軽く拭いてあげましょう。

サロンだけではなく自宅でも気持ちよくシャンプーができるように、子犬の頃からしっかりと練習していきましょう。

シャンプーは必ず犬用を使用しましょう。犬の肌や被毛に合うよう作られており、人間のシャンプーとは全く異なるためです。

マルチーズの子犬のお風呂の入れ方

  1. シャワーを怖がってしまうことがあるため、最初は洗面器にお湯をためて洗うようにしましょう。
  2. お湯を張った洗面器にそっと犬を入れます。怖がる場合は抱っこして洗うようにしてください。
  3. 手でお湯をすくい、足→お尻→体→頭の順にゆっくりと濡らしていきます。
  4. 体全体が濡れたら、シャンプーを泡だてます。
  5. 腰や背中部分から泡をつけていき、顔まわりは最後に洗います。
  6. 体を洗い終わったら、手でお湯をすくい、顔から体の順でしっかりとすすいでいきます。
  7. しっかりとすすぎ終わったら、手で体を撫でるように水気を切っていきます。
  8. ドライヤーの前に、タオルドライをしっかりとしてください。
  9. ドライヤーでしっかりと乾かします。耳や手など、乾かし忘れに気をつけてください。

マルチーズの成犬のお風呂の入れ方

  1. 子犬の時と同じように、足→お尻→体→頭の順にお湯をかけていきます。
  2. 足の裏や耳なども忘れないようにしっかりと洗っていきます。
  3. 洗い残しに注意して、顔部分から泡を洗い流します。
  4. タオルドライをして、ドライヤーで湿気が残らないようにしっかりと乾かします。

最適な散歩時間

マルチーズには毎日2〜3回の10〜20分の散歩が理想です。

運動量が少ない犬種ですが、ストレス発散や社会性トレーニングのためにも毎日散歩に連れていきましょう。雨の日は無理に散歩に行かずに、家の中で遊んで運動をさせてください。

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マルチーズのしつけ方法

マルチーズはしつけがしやすい犬種ですが、小型犬ということもあり甘やかしてしまいがちです。可愛いからと甘やかさずに、子犬の頃からしっかりと「トイレ」「吠え」「噛み癖」「待て」「留守番」のしつけをしておきましょう。

トイレのしつけ方

室内犬のマルチーズをお迎えして一番最初にしたいしつけは、トイレトレーニングです。一度間違えて覚えてしまうと、しつけのし直しはとても大変です。そのため、子犬の頃からしっかりとしつけていきましょう。

成犬をお迎えした場合も、子犬のしつけと同じ方法でしつけます。トイレの回数が子犬よりも少ないため時間はかかりますが、焦らずに根気よくしつけてください。

  1. ケージとシーツを用意し、落ち着いてトイレができる環境を作ります。
  2. 床を嗅いだり、ぐるぐると回ったりする仕草をしたらトイレに誘導します。
  3. シーツで排泄ができたらケージから出して大げさに褒めてあげましょう。
  4. 何度も成功を繰り返すことで、トイレを正しく覚えます。

無駄吠えのしつけ方法

マルチーズは本来無駄吠えが少ない犬種ですが、しつけの仕方や環境によっては警戒心から吠える犬になってしまいます。

マルチーズはの無駄吠えの原因の一つに、社会性が身についていないことがあげられます。散歩も歩くだけではなく、犬や人との交流することに気をつけて行いましょう。

  1. 無駄吠えをしてしまう場合は、吠える原因を探ってください。
  2. 子犬の頃の夜鳴き、要求吠えは無視したり、違う部屋へ移動することが大切です。
  3. おやつや散歩などの催促で吠える場合は、吠えなくなってから行動を起こすようにしてくだい。
  4. 玄関のチャイムや外の音に吠える場合は、家に入ってくる人におやつをあげてもらうことで、怖くないことを教えます。

噛み癖のしつけ方法

マルチーズは神経質な面もあり、飼い主以外の人や要求が通らない場合に噛んでしまう場合があります。

噛む原因はストレス解消や遊びなど様々です。噛む原因を特定し、噛み癖をしつけていきましょう。噛んでいいものと噛んでいいものを区別することはできないため、おもちゃ以外のものは片付けておくことも大切です。

  1. 噛むタイミングから、原因を探っていきます。
  2. 散歩の時間や遊ぶ時間が足りない場合は、散歩や遊ぶ時間を増やしてあげましょう。
  3. 遊びの延長で噛んでしまう場合は、一旦遊ぶのをやめて部屋を出ていきましょう。
  4. 恐怖心や警戒心から噛んでしまう場合は、怖くないことを根気よく教えていきます。社会化期のトレーニングが大切です。
  5. 構って欲しくて噛む場合は、無視をして噛むのをやめてから構うようにしましょう。

待てのしつけ方法

「待て」は習得するまでに何度も繰り返す根気がいりますが、とても重要なコマンドになります。

散歩中に他の犬に飛びかかりそうになった時や、信号待ちの時、病院の待ち時間など、様々な場所で使うことができます。止まるだけではなく、自分自身の欲求を抑え飼主の指示に従うということを教えることが必要です。

覚えるまでに時間がかかりますが、短い時間から焦らずにしつけていきましょう。

  1. まずはお座りの姿勢にさせます。
  2. 犬と目を合わせ名前を呼び、「待て」と指示を出します。
  3. 「よし」などの合図で「待て」を解除し、おやつをあげ褒めてあげましょう。
  4. 最初は数秒から、何度も繰り返しつつ待つ時間を伸ばしていきましょう。

留守番のしつけ方法

群れで過ごす犬は、留守番が苦手な子が多いため、留守番のしつけをすることも必要になります。

留守番に慣らしておかないと、ストレスから吠え続けてしまったり、部屋にあるものをボロボロにしてしまったり、迷惑行動を繰り返してしまう可能性があります。

1匹でも留守番ができるよう、以下のことに注意してしつけていきましょう。

  1. 犬が安心して過ごせるケージを用意します。
  2. 事故を防止するためにも、できるだけケージの中で留守番させるようにさせましょう。
  3. 飼い主が家にいるときも、1匹で部屋にいる時間を作り、1匹でいることに慣らしておきます。
  4. 最初は数分の留守番から慣らします。
  5. 吠えずに1匹で我慢できたら、しっかりと褒めてあげましょう。
  6. 飼い主さんが外に出てもちゃんと帰ってくることを教えていくことで、数時間の留守番もできるようになります。

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保護犬の里親情報をチェック!

shutterstock.com/foster_parent

家族として犬を迎えることを検討されている場合は、「保護犬の里親になる」という選択肢もぜひご検討ください。 新たな飼い主さんのお迎えを待っている子たちがたくさんいます。

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