ウェルシュスプリンガースパニエルってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ!

ウェルシュスプリンガースパニエルってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ!

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多くの犬種の歴史は、猟犬の歴史が背景にあることが多いのですが、スパニエルの種類だけは猟犬としての歴史が不明です。洞察力が高く群れを非常に大切にするために、ウェルシュスプリンガースパニエルも家族に非常に愛される中型犬です。柔らかな毛並みを持ったこの犬種の性格や特徴、しつけや飼い方までをご紹介します。

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ウェルシュスプリンガースパニエルの特徴

ウェルシュスプリンガースパニエル

shutterstock.com

スパニエル種の特徴は、大きな声で鳥などを驚かして狩りなどの手助けをしていた使役犬の歴史があります。

身体能力も高く、フィールド競技などでも活躍している犬種です。

活発な性格ですが、とっても繊細な心を持った犬が特徴なのが多いですね。 今では一般的なペットショップで、このウェルシュスプリンガースパニエルに近い犬種として、コッカースパニエルがあります。

古代から人に飼われた歴史が長く、ウェルシュスプリンガースパニエルの特徴はある意味、人間のお供として最も親和性が高いかもしれません。

現在でも、アフリカやインドなどの国では、猟犬として活躍しているそうですよ。

20世紀までは原産国であるイギリスでしかあまり見られることがなかった犬種ですが、その美しさが注目されてショードッグとしても人気となって活躍しています。

そして、ヨーロッパ以外でも注目を集め、オーストラリアでも人気となっているそうです。

その見た目の美しさだけでなく、子どもたちとも仲良くできることや、優しい性格と、厳しい気候にも対応できることが、世界中で愛される理由でしょう。

ウェルシュスプリンガースパニエルの外見的特徴

イギリス原産のウェルシュスプリンガースパニエルの外見的な特徴の一つに、優しい顔立ちがあります。

中型犬で、しっかりとした骨格とがっちりとした筋肉質の体をしているのですが、表情がとても穏やかなんです。

均整が取れていて、コンパクトですが、力は強く、なんといってもスピードに優れていて、イギリスのランドスパニエルの中でも一番を誇る程のレーシーな体格をしている、と言われています。

脚が長いですが、長い被毛によって隠れています。

被毛はシルクのようになめらかで、体に沿うようにしてまっすぐに生えていて、あらゆる気候にも耐えられるようになっています。

適度に長い被毛は、トゲなどの外の危険から体を保護する役割も果たしていて、激務をこなす事もできる犬種となっています。

そして、左右にたれている大きな耳も特徴の一つです。

ウェルシュスプリンガースパニエルの寿命・体型

オスのウェルシュスプリンガースパニエルは、体高が46から48cmで、体重は16?20kgほどになりますので、中型犬として分類されます。

メスの場合、体高は少し低くて43から46cm、そして体重は15?18kgくらいです。

筋肉質な体から分かる通り、運動をとても得意としています。

動きが俊敏でスポーツなどでも共に楽しむことができますし、その体力はかなりのものです。

それで、スポーティンググループにも分類されていて、水遊びや水泳も得意なんです。

その歴史はかなり古く、純粋性も保ってきた犬種なので体も頑丈です。

平均的な寿命の長さは、12~14年と言われています。

基本的に健康な犬種ですが、飼育環境や個体の持つ寿命によって違いはあります。

ウェルシュスプリンガースパニエルの歴史

Welsh springer spaniel

Jody./shutterstock.com

最初に登場したのは、文献ではなく古い絵画や壁画にその姿を残しています。

その時代は1300年といわれますから、犬種としてはじつは最古の犬種となるんですね。

ただ、詳しい歴史などについては不明な点が多く、まだその歴史は謎に包まれたところが多いそうです。 その姿は現代のウェルシュスプリンガースパニエルと大差ないといわれていますから、その特徴は昔から変わらないかもしれません。

古代イギリスウェールズの鳥猟犬

イギリスがまだ全土で統一されていない時代の、ウェールズ公国時代に飼われていました。

ゲーム感覚で鳥を狩猟する場合に使われ、鳥を仕留めるのではなく、鳥の群れに飛び込んで大きな吠え声で飛び立たせ、それを狩るような猟法で活躍していたそうです。 愛玩犬となったのは非常に近年の話で、スパニエルという名称は、この公国の言語ウェールズ語でスペインを意味することから、もっと古い時代にスペインから連れてきた犬種ではないかといわれています。 一時期はコッカースパニエルとしてイギリスケンネルクラブに登録されていた時期もあり、19世紀に入って品種の固定化で幾つかのスパニエル種との交配が行われました。

世界に知られるようになったのは、19世紀後半にアメリカに連れてこられてからです。

19世紀の後半のドックショーに登場していたころは、「ウェルシュ・ハッカー」と呼ばれていたそうです。

しかし、1902年に現在の「ウェルシュスプリンガースパニエル」という名前の犬種として認定されています。

熱帯地方でも、寒い地方でも、いろいろな気候に耐える事のできる犬種として知られ、そして、水陸両用の鳥猟犬として、世界中の各地で活躍することができる犬種で、現在でも、狩猟犬として活躍していることもあれば、ペットとして家庭犬としても愛されています。

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1 かもはら
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1300年の時代にはもう、ウェルシュスプリンガースパニエルが壁画などに描かれてたんですかっ。ってことは相当昔か。考えただけで頭がぼんやりしてくるようなくらいの昔ですね。そんなに古い歴史があるって、すごいことだと思いますよ、本当に。