アイリッシュウルフハウンドってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ

アイリッシュウルフハウンドってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ

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「世界で一番大きな犬」として知られるアイリッシュウルフハウンドは、古代アイルランドで勇敢な狩猟犬を意味する「ク・ファオイル」と呼ばれていました。大型犬でありながらとても穏やかなので、今ではペットとして多くの愛犬家たちに愛されています。アイリッシュウルフハウンドの特徴や性格、飼い方のコツを紹介します。

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アイリッシュウルフハウンドの特徴

Irish Wolfhound  lying on the grass

Darina Matasova/shutterstock.com

絶滅寸前の危機にも面したことのあるアイリッシュウルフハウンドは、1年間に生まれてくる子犬の数が10~30頭と少ないため、なかなか見かけることができない犬種かもしれません。

さらに日本の住宅事情を考えると、世界で一番大きいと言われるほどの超大型犬を飼うことのできる人も限られてしまいます。

そんな珍しいアイリッシュウルフハウンドの外見的特徴、寿命や体型について紹介します。

アイリッシュウルフハウンドの外見的特徴

Irish Wolfhound stays on a green grass

undefined/shutterstock.com

アイリッシュウルフハウンドの特徴は見た目どおり、全ての犬種で最高といわれる体高です。

80~90cmあり、なかには100cm超えの犬もいるので、芸やしつけを教えたあと、「立て!」と命じて二足立ちさせたら、自分より高くなります。

体重は80kg以上になるので、性格が良いとは言え、成犬を抱っこするのは無理だといえます。

体が大きいという特徴と共に、毛色からグレイハウンドやグレートデン(グレート・デーン)と混同されることもあります。

被毛の毛足は長くて硬い毛質をしており、耳は垂れ耳です。

頭蓋骨はやや平になっていて、鼻先は長め、耳はローズイヤーになっています。

アイリッシュウルフハウンドの寿命・体型

irish wolfhound

undefined/shutterstock.com

アイリッシュウルフハウンドの平均寿命は6歳~8歳くらいとされてます。

一般的に大型犬の寿命は短いとされていますが、アイリッシュウルフハウンドの場合はさらに短命です。

体がとても大きいゆえに、心臓に負担がかかると言われており、それが理由とされています。

短命ですが、家族全員でたくさんの愛情を注いであげることによって、生きている間は幸せでいてほしいものです。

アイリッシュウルフハウンドは筋肉質な体つきをしている超大型犬です。

平均体高はオスが80cm前後でメスが75cm前後ですが、大きい犬になると体高が100cmを超えるものもあります。

平均体重はオスが54kg~60kg、メスが48kg~50kgほどになります。

普段はゆったりと優雅に歩きますが、走ると気迫が感じられ、迫力があります。

アイリッシュウルフハウンドの歴史

Big gray dog go in the water in the sunset light on the sky background. Irish Wolfhound

undefined/shutterstock.com

アイリッシュウルフハウンドの原種となった犬は、紀元前15世紀ごろにギリシャからアイルランドに渡ってきたと考えられています。

アイルランドで大型化したこの犬は、ゲール語で「ク・ファオイル(勇敢な狩猟犬)」と呼ばれていました。

アイリッシュウルフハウンドの原種犬がアイルランドからローマに献上されたとき、人々はライオンとも戦える堂々とした体躯に温厚な性格をあわせ持つ、というこの犬の特徴に目をみはりました。

391年に7頭のアイリッシュウルフハウンドがローマの執政官キンタス・アウレリスに贈られたとき、「ローマ人は驚きをもって見た」と記録されているくらいです。

ヨーロッパの昔話では狼が悪役になりますが、アイルランドの農家では家畜を守るために、気は優しくて力持ちという性格のこの犬をしつけ、狼退治に活用しました。

性格はとても穏やかで飼いやすいですが、狩りにおいては勇猛な名手で、狼はもちろん大きいものでは体重800kgものヘラジカさえ倒すことができるそうです。

戦争の際には馬に乗った騎手を引き倒すためにも用いられました。

ヨーロッパの貴族や裕福な家庭に好まれたアイリッシュウルフハウンドは数多くの個体が輸出されるようになり、国内では減少の道をたどるようになりました。

18世紀になると、狼の駆除が進み、アイリッシュウルフハウンドの活躍の場がだんだんと無くなってゆき、19世紀のじゃがいも飢饉でついに絶滅寸前まで追いやられました。

1862年以降にグラハムやリチャードソンといった愛好家たちが数少ないアイリッシュウルフハウンド(6頭まで減少したとも言われている)から他犬種を交配して復興が図られました。

スコティッシュハウンドやグレート・デンなど近親交配を避けながら育種が重ねられ徐々に個体数を回復させると、グラハムは1885年にアイリッシュウルフハウンド・クラブを設立します。

そして1925年にイギリスのケンネルクラブで品種のひとつとして正式に認定されました。

ドッグショーなどにも出演して人気を復活させたアイリッシュウルフハウンドは、今ではペットとしても多くの愛犬家たちから愛される存在になっています。

アイリッシュウルフハウンドの伝説

Close photo of Irish wolfhound, Eye details of dog. Black and white photo of Irish wolfhound macro eye. Colorful dog sight in winter time. Orange dogs eye. Close-up of eye Irish wolfhound.

undefined/shutterstock.com

古代アイルランドでは魔法から生まれたとされるアイリッシュウルフハウンドがいるなど、様々な伝説が残っています。

その中でも有名なのが、13世紀初期にウェールズ大王だったスィウェリンと、彼が大事に飼っていたアイリッシュウルフハウンドの忠犬ゲレルトの伝説です。

伝説によると、ある日スィウェリン大王は狩りに出かける際に赤ん坊だった息子の子守をゲレルトに託しました。

ところが一匹の飢えた狼が建物に侵入したため、ゲレルトは自分よりも大きくて強い狼と戦うことになります。

狼を無事に撃退したのですが、その時に赤ん坊のベッドがひっくり返ってしまいました。

さて、狩りから帰ってきたスィウェリンはひっくり返った赤ん坊のベッドと、血だらけになったゲレルトを見て、犬が息子を襲ったと勘違いします。

動転したまま剣を抜くと、怒り立ったままゲレルトを切り殺してしまいます。

その時、赤ん坊の泣き声が聞こえてきて、死んだ狼の死体を見つけたスィウェリンは、ゲレルトが息子を守るために狼と戦ったことを知りました。

ゲレルトの墓は、ウェールズのベズゲレルト村にあるそうです。

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2 名無しさん
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日々の出来事が綴られているブログは楽しそうでいいですね。早速お邪魔してみようかな。可愛い写真とかもあったら嬉しいです。犬を飼えないため、ブログを見て、飼っているような気持ちを少しでも味わえたら。。。

2 ウルフ
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ウルフハウンドって見た目とは違って性格は優しいんですね、1メートルにもなるって想像したらめちゃめちゃ大きいから獰猛なのかと思いましたけども。それでも、日本で飼うっていうのはちょっと厳しいんじゃないかな…やっぱり見た目もあるし広い家じゃないとまず無理でしょー

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