アラスカンマラミュートってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ!

アラスカンマラミュートってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ!

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アラスカンマラミュートは、大きな体に鋭い目つきをしているので、一見怖そうに見えます。でも、実はおだやかな性格の持ち主で人に対しても友好的な犬種です。なので、特徴や性格を知った上でしっかりと育てることができれば、きっと頼れる忠実なパートナーとなってくれるはずです。アラスカンマラミュートを紹介します。

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アラスカンマラミュートの特徴

アラスカンマラミュート

Alexey Kuznetsov/stock.adobe.com

北方犬特有のがっしりとした太い骨格と強靭な筋肉が特徴的なパワフルな大型犬です。そのため、重たい荷物を長距離運ぶこともできます。

体高よりも体長がやや長いという特徴があります。

その持久力の高さは、そり犬としての評価がいまだ健在であることにも納得の特徴といえます。

やや小さめの立ち耳と巻き尾、茶色のアーモンド形の目が特徴的です。

特徴であるフサフサの巻き尾は、マフラーのように顔周りに当てて寒さを防ぐお役立ちグッズとして活躍します。

アラスカンマラミュートの外見的特徴

一見すると、まるでオオカミのような外見なので、散歩中のアラスカンマラミュートに出会った時は、ちょっとドキッとしてしまうかもしれませんね。

実は近年の研究により、オオカミとDNAが極めて近いことが判明しています。 シベリアンハスキーにもよく似ていますが、ハスキーよりも一回り大きな体をしています。

アラスカンマラミュートの寿命・体型

アラスカンマラミュートの寿命は10年前後と言われています。 これは大型犬の平均寿命と言えますが、やはり飼育環境も、犬の寿命に大きく関わってくる要因のひとつです。 大切な愛犬の健康の為にも、飼育する側の努力は欠かせませんね。

アラスカンマラミュートはシベリアン・ハスキーによく似ていますが、体型は一回り大きいので、近くで見るとかなり迫力があります。 体重は性別や個体差により異なりますが、だいたい30㎏から55kg程と言われています。

アラスカンマラミュートの歴史

アラスカンマラミュート

Роман Самсонов/stock.adobe.com

アラスカンマラミュートの起源は定かでありませんが、寒さが厳しいアラスカ北西部が原産国で、そこで生活していたエスキモーのマラミュート族に飼育されてきたと言われています。

極寒の地で、マラミュート族の使役犬として長年活躍してきたアラスカンマラミュートですが、18世紀に入り、アラスカンマラミュートの歴史にも変化が訪れます。

18世紀、ゴールドラッシュでアラスカに上陸した白人の間では、賞金を掛けた犬ぞりレースが大変流行していました。

白人たちによる犬ぞりレースが盛んに行われていく中、寒さに強く、タフな体を持つアラスカンマラミュートの需要は一気に高まって行き、入植者たちはアラスカンマラミュートと他犬種との雑交を始めます。

残念な事にその過程の中で、アラスカンマラミュートの純粋な遺伝子は徐々に薄れていき、結果として純粋なアラスカンマラミュートの数は激減してしまうのです。

こうした中、アラスカンマラミュートに再び転機が訪れたのは1920年代の事です。

犬ぞり愛好家により、純粋なアラスカンマラミュートの保存運動の運気が高まり、アラスカンマラミュートは再び繁殖されるようになりました。

寒さに強いアラスカンマラミュートは、後に戦時中の軍用犬としても使われるようになります。

アラスカの極寒の地で、エスキモーのマラミュート族の生活を長年支えてきたアラスカンマラミュート。

雪車ひき、狩猟、漁業、犬ぞりレース、そして軍用犬と、常に人間の歴史の流れに翻弄されながらも、血統の衰退を乗り越え、逞しく生き抜いて来ました。

そして、1935年、ついにアメリカで正式に登録されたのです。

アラスカンマラミュートは、どの時代も私たち人間の生活に寄り添ってきてくれた、逞しくも心優しい犬種と言えます。

ここ日本で、今は心穏やかに平和に散歩している彼らに出会った時は、ぜひ心の中で感謝を述べたいですね!

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4 名無しさん
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ハスキーと似てる気がします!わんちゃんは大好きなのですが昔から大きいワンちゃんの免疫がなくていまだに怖いです。全然怖くないわんちゃんもいるとは思いますが、見た目が大きいだけでなんか怖いんですよね。迫力なんですかね?慣れれるようにしたいです!

3 名無しさん
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子犬がたくさんの写真、ハスキーなのでは?

マラミュートには、目の青い子はいないと思うのですが。

2 節分
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超可愛いんだけどぉぉ!途中の所で、何匹も写っている写真があって、それに釘付けになってしまったわ。寒い国原産ってことで、蒸し暑い日本では暮らしにくいのかもね。最近は異常なまでに夏の気温が高くなっているし。暑すぎは禁物。

1 ビーフン
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えっ、シベリアンハスキーかと思ったんだけど、ハスキーじゃなくってマラミュートっていう名なんですね〜〜。ハスキーを可愛らしくした感じの見た目で、好きです。やはり、アラスカンというだけあって、寒さには強いけれども、暑さは苦手なんですね、暑すぎない環境を整えないと。