
ベルジアングリフォンってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ!
よほどの犬好きでもなければ、たぶんずっと知らない名前と思えるのが、ベルジアングリフォンかもしれません。何世紀にもわたりベルギーでは愛されてきたこの小型犬を詳細にご紹介します。中でも大きな特徴である、この犬の性格についてちょっと注目してほしいですね。性格も可愛くてとっても飼いやすいですよ。

ベルジアングリフォンの性格
明るく賢いのがこの犬の性格の大きな特徴で、他のペットと同居も可能なので、この犬の性格は社会性が結構あるということです。
そのため、飼い主さんの知り合いであったり、飼い主さんと親しく話す相手にもなつく犬種ですね。
他の犬とも遊ぶのが好きです。
ベルジリアングリフォンは小型犬のわりに観察眼が鋭く、家族の行動や指示などを非常に日常的によく見ている点が大きな特徴となっています。
理解力が高く、飼い主さんへの愛情がとても深いです。
ただ、愛玩犬の特徴である小型犬のために、警戒心はやや強いです。
注意深い、といえるかもしれません。
またネズミを追いかける猟犬のようなタイプですので、この犬の性格はやや頑固かもしれません。
そのためしつけにも根気が重要です。
また他人にすぐ慣れる性格は、逆に言えば番犬としては弱い側面があります。
よく吠えるのは初対面の人なので、その点を踏まえこうした犬の性格の場合、飼い方・しつけのコツは家族で充分な愛情を注いで子犬から育てることが重要です。
ベルジアングリフォンの飼いやすさ

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明るい性格で、活発で飼い主さんを大好きになってくれますし、警戒心はありますけど、家族や友好的な人に対してすぐに慣れてくれる性格なので、飼いやすい犬種という事ができます。
警戒心がありますが、飼い主さんへの愛情がとても深く、特別臆病という事でもありませんし、攻撃的なところもありませんので、子どもなどがいる家庭でも飼いやすいでしょう。
無駄吠えも少ないです。
他のペットとも仲良くしてくれるということなので多頭飼いだったり、別のペットとの同居もしやすいです。
しかし、しつけに関しては少し難しさがあります。
穏やかな性格とはいえ、頑固なところがありますので、辛抱強く教えてあげる必要があるでしょう。
小さいサイズですし、お散歩は必要ですが、長時間運動させる必要もありませんので、その点でも飼いやすいと思います。
そして、シングルコートなので毛がとても抜ける犬種ではなく、お掃除の面でも楽ですね。
ベルジアングリフォンの飼い方としつけ
フレンドリーで攻撃性もなく、子どもやほかの動物とも仲良くできる、とても可愛らしい犬種です。
社会性がある犬種なので、子犬のころから他の犬とも交流させてあげるとよいでしょう。
ベルジアングリフォンの飼育環境
飼い方のコツとして、繊細な一面もあるこの犬の性格から充分なコミュニケーション、スキンシップが必要になります。
飼い方のコツとしては、まんべんなく家族全員が世話をしてあげることです。
一人暮らしの方には、とても相性の良い犬ですよ。
ただ、1人暮らしの人はお留守番をさせることも多くなるかもしれませんが、その時にもしっかりと新鮮な水がたっぷり飲めるようにしてあげたり、室温を管理してあげることを忘れないでください。
体温調節が苦手な犬種ですので、熱中症などに十分気を付けてあげることと、シングルコートで寒さには弱いので、冬場も暖を取れるようにしてあげる必要があります。
トリミングの頻度は多くはないでしょう。
ただブラッシングは日常的に行う必要があります。
またいたずら好きなので、それもちょっと注意ですね。
飼い方のコツの他には、お散歩は真夏は朝方に集中し、冬はできるだけお日様が出ている時間に終えることです。
時間は短めで構わないので、毎日行うようにしてください。 肉体的な刺激よりも、精神的な刺激のほうが大切な犬種のようです。
それで、家の中でもお気に入りのおもちゃなどを用意してあげて、一緒にボール遊びをしたり、引っ張りっこをしたりして毎日遊んであげましょう。
ベルジアングリフォンのしつけ
しつけは、飼い主の側がやさしく根気強く行うことができれば、特別問題ない性格、ということができるでしょう。
ちょっと頑固で、ときどきめげない姿に戸惑うことがあるかもしれませんし、いたずら好きのこの犬の性格からすると、一見落ち着きがなさそうに見えますが、根気よくやればちゃんとわかります。
攻撃性があるわけでもなく、穏やかな性格なので、やさしく教えてあげましょう。
おやつはこのタイミングで効果的に使ってください。
普段の食事とは違うおやつはどの犬でも魅了してしまいます。
もちろん、与え過ぎないよう気をつけるとともにカロリー面でも過多とならないようおやつの量に相当する食事は減らします。
ベルジアングリフォンは身体が小さく、一日に食べてもよい餌の量が少ないためおやつでの置き換えを行うとバランスの良い食事が摂れなくなったり、おやつでお腹を満たしフードを残したりの問題も起こりがちです。
それを回避するためにはしつけの際も極力ご褒美はおやつではなくフードを与えるようにしましょう。
ご褒美用のフードを密閉容器に取り分け、チーズや魚など匂いの強いおやつも一緒に入れておくとフードにおやつの風味が移ります。
ベルジアングリフォンは遊びの中にしつけの要素を取り入れてあげた方が疲れにくくて良いでしょう。
おもちゃを見せ、かくして探させる、うまく見つけることができたら飼い主さんのご褒美と交換する、などストーリー性のある遊びが向いています。
しつけは室内で行うほうが適しています。
愛玩犬としては、とって可愛い性格の小型犬ですよ。