土佐闘犬ってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ!

土佐闘犬ってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ!

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土佐闘犬といえば、いかつい顔の犬を思い浮かべると思います。怖い顔で損をしていますが、元来はたいへん温厚な性格の犬。おとなしすぎて、番犬に向かない、と言われることすらあります。意外ですね。体格が大きいのが特徴ですが、飼い方をマスターすればしつけにも従順です。そんな土佐闘犬についてご紹介します。

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土佐闘犬の性格

土佐闘犬は、先程も紹介したとおり、明治時代に土佐藩(高知県)で、四国犬にブルドッグやグレートデンなどの海外の大型犬種を掛け合わせ、闘犬用に作り出されました。

それで、とても勇敢で、大胆な性格をしています。

忍耐強いです。

いかつい顔でいかにも怖そうですが、実は穏やかな性格が特徴の犬です。

闘犬にするためには、専門のトレーナーが付いて訓練するという、特殊な飼い方をします。

闘犬としての特別なしつけを受けずに育つと、「だれにでも懐くので番犬にならない」と言われることすらあるのが特徴。

無駄吠えもしないので、現在では愛玩用途としての飼い方も多くなってきました。 とはいえ、もともと闘犬として作り出されていますので闘争本能が受け継がれています。

とくに、メスを巡ってオスが闘うときにはかなり攻撃的な一面を見せるようです。

そして、見知らぬ人には警戒心をもち、心を開くことはあまりありません。

信頼している飼い主にはところん従順ですが、見知らぬ人に対しては警戒心が強いという、見た目は、洋犬のようですけど、性格は日本犬らしさと感じさせる犬種です。

本来、穏やかで人を襲うような犬ではありませんし、飼い主に対してはとても忠実な性格なのですが、管理不足だったり、育てからや環境が間違っていると、危険な犬にもなります。

それで、飼い主が土佐闘犬のもつ性格や特性をよく理解して、責任を持って飼育、訓練することがとても大事となります。

土佐闘犬の飼いやすさ

japanese bandog tosa inu lying isolated on white

Zbynek Jirousek/shutterstock.com

土佐闘犬は、初心者向きの犬種とは言えません。

素晴らしい優秀で、愛すべき犬種ですが、闘犬としての歴史をみるとおり、飼育者にはそれなりの覚悟が必要となります。

基本的に穏やかで、飼い主に対してとても従順な犬種ですけど、何かの刺激で闘犬としての本能が目覚める事があるかもしれません。

飼い主との信頼関係、服従関係が築けていなかったり、訓練不足、愛情不足、さらには放し飼いにするなどの管理ミスによって、人や他の犬などにケガを負わせるならば、土佐闘犬がいかにも”凶暴”で”危険”な犬種だというイメージが大きくなるでしょう。

神経質だったり、警戒心が強いところがありますので、もし土佐闘犬が闘争本能を見せる事があるとしても、それを制御できるようでなければいけません。

これは、飼い主としての責任です。

それで、仔犬のときから服従トレーニングができ、土佐闘犬のもともと持つ特質をしっかりと理解したうえで育てる事ができる人でなければ飼育はできません。

そして、覚えておくべき点として、大型犬でかなり力が強い犬種です。

それで、設備も頑丈でしっかりとしたものを用意し、エサ代もかなりかかりますし、しつけ面で責任を持って行う必要があります。

土佐犬を10年飼育するとして、費用としては約430万円ほど必要だという情報もあります。

費用面でも、設備を整え、訓練を行う点でも、最後まで責任を持てる人しか飼育はできません。

基本的に、都会での飼育、女性だけの飼育、子供のいる家庭や高齢者だけの家庭、あるいは多頭飼いをしている家庭での飼育には向いていません。

土佐闘犬の飼い方としつけ

Show dog portrait - Tosa Inu

SubertT/shutterstock.com

土佐闘犬は、他の犬とはちがって飼育は難しく、事故などが起きないようにしっかりと犬種に対する深い理解と、責任を持って飼育することが必要です。

自治体によっては規制犬種として飼い方に関する檻などの規格が決まっていますので、飼い方の詳細を知りたいと希望される場合は、居住地の自治体に問い合わせてみましょう。

檻などに関して規制をクリアする頑丈なものを準備するのが、飼い方のポイントです。

土佐闘犬の飼育環境

土佐闘犬は、大型犬ですので、それなりの運動量を必要としています。

毎日のお散歩は1日に2回以上、それも1回に1時間以上を必要とするでしょう。

警戒心が強い土佐闘犬を飼育する場合、お散歩なども人や他の犬があまりいない場所、時間帯を選ぶと良いでしょう。

ときには、通りすがりの人や犬に対して反応してしまう事があるからです。

それで、常に大勢の人が行き交うような場所での飼育は難しいでしょう。

とはいえ、広くてあまり人が通らない場所だからといって、放し飼いをすることは絶対にだめです。

そのように放し飼いにしていた土佐闘犬が、人や他の動物に怪我を負わせたというケースが実際にあり、命を奪ってしまったこともあるのです。

土佐闘犬のしつけ

もともとは大人しい性格の犬とは言え、闘いに使われるだけあって、オス同士が威嚇しあうとかなり迫力があるのが特徴です。

それに加えて、成犬になると百キロにも達する大型犬なので、しつけはかなり重要です。

闘犬という競技は、リングの外から飼い主さんの指示で戦います。

闘争本能がマックスの状態でも、飼い主さんの指示を守るような性格の犬なので、しつけ方次第で忠実な番犬に育ちます。

裏を返せば、そのように興奮している場合にも制御できるくらいの、しつけが必要なのです。

そのような訓練のためには、深い知識や十分な時間が必要となりますので、それを行う覚悟がないなら飼育は諦めましょう。

しつけは体力がある犬だけに、飼い主さんもしっかりと叱るときは強く叱ることが、性格形成に大切です。

とはいえ、虐待的に行うなら信頼関係は築けず、むしろ手がつけられなくなるでしょう。

それくらい、土佐闘犬の訓練は難しいです。

成犬になると、散歩も不慮の事態に備えて口輪を付け、胴輪でしっかりと体を繋いでおくことも必要です。

土佐闘犬の飼育と訓練の経験がない方なら、まずは専門のトレーナーに訓練してもらうのをおすすめします。

そして、訓練士からアドバイスをもらいながら飼育し、しつけを行っていきましょう。

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2 名無しさん
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土佐闘犬って性格は優しいんですか、それは意外ですね。闘犬だから気性が荒いものだと思ってましたけど、それでもしつけはちゃんとしないとダメでしょうね。闘犬なだけにどんな時に牙向くがわからないしね、特に小さな子供にかみついたりしたら洒落になりませんし。街中で飼うのはちょっと無理かな

1 リモコン入れ
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100キロ以上にもなる土佐闘犬、顔つきのみならず、その体の大きさにも圧倒されてしまいますね。実際に見た経験はゼロなんですが、画像を見る限りでも迫力がかなりあるので、対面したら、もっとすごそうです。でも、優しい性格をしているというのを聞いて、ホッとしました。