猫の叱り方解説。正しい叱り方といけない叱り方を知って猫とよりよい関係を築こう
猫の叱り方はどうしたら良いのか?カーテンによじ登ったり、壁をひっかいて傷をつけたり、猫のいたずらを何としてもやめさせたい…! でも、どう叱ったら効果があるの? そんな時に役立つ、猫の叱り方のコツを紹介します。これを見れば今まで分からなくて困っていた人も正しい方法を覚えられます!
猫のいたずら、まず叱る前に…
猫を叱りたくなる時って?
Anna Luopa/shutterstock.com
「爪で大事な家具を傷つけられた」「猫が棚に上って、大切なものを落として壊した」「いつもカーテンによじ登るから、布地がズタズタ…」…。飼い主がしてほしくないことをされた時、猫を叱りたくなりますよね。
でも、それはあくまで人間の都合。猫はその行動が「飼い主に迷惑をかける」行為だとは、まったく思っていないようです。
叱り方の仕方で猫に迷惑をかけてるという事を認識させる必要があります。
猫がいたずらをするのはなぜ?
猫がカーテンや棚によじ登るのは、遊んでいるから。
壁をひっかくのは、爪をとぎたいから。
本能に従っているだけで、自分の行動が「いたずら」だとは思っていません。
なので猫を叱っても、「どうしてこの人、怒っているのかな?」くらいにしか思われず、まったく効いていないことがよくあります。
猫のいたずら、こんな叱り方はダメ!
Vasilyev Alexandr/shutterstock.com
猫は犬と違って単独行動が好きで、リーダーに服従する性質でもないため上から目線で叱ってもあまり効果はありません。
見当違いな叱り方をすると、効果がないばかりか猫に嫌われてしまうこともあるので注意しましょう…!
大声を出す、怒鳴る
猫は耳がいいので、大きい音が大嫌い。
大声でガミガミ怒鳴られると、ストレスがたまって、いたずらがもっとエスカレートしてしまうかも。 また、嫌がらせされていると思われ、猫に嫌われてしまいます。
このような叱り方はおすすめできません。
身体を叩く
物理攻撃は、絶対にNG。 猫が「攻撃された!」と感じて、なつかなくなってしまいます。
特にしっぽは、猫の弱点なのでなおさら避けましょう。
逃げた猫を追いかける
叱っている途中に猫がそっぽを向いたり、逃げ出したりしてしても、無視しているわけではありません。 不安や恐怖から必死で逃れようとしているのです。
追いかけてまで叱るのはやめましょう。猫はとてもデリケートなのです。
名前を呼びながら叱る
猫の名前を何度も呼びながら叱ると、猫の頭の中で「名前を呼ばれる=叱られている」と意味づけされてしまうので注意しましょう。
猫の叱り方のコツ
Real Moment/shutterstock.com
猫を叱る時のコツは、「猫が嫌がることをする」こと。
…なのですが、猫は叱られてもその意味が分からないので、「天罰」のように思わせることが重要です。
「ここでその行動をしようとすると、いつも嫌なことが起こるな」と思わせたらしめたもの。その場所ではいたずらしなくなるはずです。
ポイントは、いたずらをしている時に現行犯で叱ること。
また、人間がやっていると猫にばれてしまうと、嫌われたり、飼い主に隠れていたずらをするようになる可能性があるので気をつけましょう。
水を吹きかける
猫がいたずらをしているのを見かけたら、後ろから霧吹きで水を吹きかけましょう。
少量でも嫌がるので効果的です。
「この場所で爪をとぐと身体が濡れるからいや!」と思わせましょう。
アルミ箔を敷く
トイレ以外の場所でそそうをしてしまう時は、その場所やまわりにアルミ箔を敷いてみましょう。
猫はアルミ箔の上を歩く感触が嫌いなので、そこによりつかなくなります。
空き缶やお手玉を投げる
猫がいたずらをしようとしたら、猫の近くにお手玉や、小石を入れた空き缶を投げて驚かせましょう。
ポイントは、あくまで「音」で驚かせること。猫に当てては絶対にいけません。
音で驚かせる
いたずら現場を見つけたら、「あ!」と大きな声を出したり、手をパンと叩いたり、いつもはしないような「音」を出して猫をびっくりさせましょう。
近くで大きな音を出すのはいけませんが、離れたところからなら、猫の負担にもなりにくいでしょう。
低い声を出す
面と向かって猫を叱るなら、まず低い声(いつもと違う声)で呼んだ後、淡々と言い聞かせるくらいにしておきましょう。
あくまで冷静に…がポイント。感情的になると「飼い主=怖い人」だと思われてしまいます。
また、家族が複数いる場合は、猫を混乱させないため、叱り方を同じパターンにしておきましょう。
ケージを利用する
猫が遊んでいる最中にいたずらをしたら、興奮している場合が多いので、ケージに入れてしまうのもひとつの手です。
最初はケージの中で暴れたり鳴き叫んでも、猫が落ち着くまで入れておきましょう。猫と向き合える時間が来たら、ケージから出して対話してみてください。
猫に対するフォローも大事
Africa Studio/shutterstock.com
猫はデリケートな性格。面と向かって叱られた場合は、やはりショックを受けるので、時間を空けてほめてあげるなどフォローをしましょう。
また、叱る前にキャットタワーや爪とぎボードを用意してあげるなど、猫がいたずらをする原因を取り除くための工夫をしてみるとよさそうです。
いかがでしたか? おうちで飼っているかわいい猫。嫌いで叱るわけではないですから、叱り方のコツをつかんで、少しで大きな効果を上げたいものですよね。 猫の叱り方に迷っている方は、ぜひ実践してみてください!
-
- 愛犬と一緒に出社する夢を実現した富士通『ドッグオフィス』に行ってみた!
- “愛犬と一緒に出社する” ワンちゃんを飼っている社会人なら憧れる人も多いのではないでしょうか。そんな夢のような取り組みを富士通は大手企業ながら実現してしまいました。富士通が愛犬家のためにどんな取り組みをしているのか新たに設立された【ドッグオフィス】を取材してきました!
- 犬の生活
-
- 【犬好き必見】歴代の犬ポケモンランキング!最新作の犬ポケモンまとめてご紹介!
- 11月18日にポケモンシリーズ最新作「ポケットモンスタースカーレット」「ポケットモンスターバイオレット」が世界同時発売しました。そこで、今回は「歴代の犬ポケモン総まとめ」をお送りします。今までポケモンに興味がなかった方も、可愛くてかっこいい犬モチーフのポケモンにメロメロになっちゃうかも。
- 犬種図鑑
-
- 【獣医師監修】犬が口をくちゃくちゃする理由を解説!意外な理由と注意点を解説【2023年版】
- 犬が口をくちゃくちゃと動かしている様子を見たことがあるでしょうか。不思議な仕草なので、普段から気になっている飼い主さんも少なくないと思います。今回は口をくちゃくちゃする理由を紹介します。
- 犬の気持ち
-
- ペット同伴できる会社がある!?『ペットフレンドリーオフィス』があるマース ジャパンに行ってきた!
- 「カルカン」「シーバ」等のペットフードや「スニッカーズ」「M&M'S」のお菓子でも知られているマース インコーポレイテッド。日本の拠点であるマース ジャパンでは「ペットフレンドリーオフィス」というペット同伴出社が可能な制度があるんです。
- 犬と暮らしたい
-
- 【2023年版】子猫が鳴きやまない時はどうすると良い?鳴き続ける理由と対策を考えよう
- 子猫を家に迎えたものの、なかなか鳴きやまなくて困ってしまうということがあります。かわいい子猫ですが、鳴きやまないと飼い主だけでなく近所の人にも迷惑になってしまうので困ってしまいますね。子猫が鳴きやまない理由と対策について解説します!
- 猫のしつけ
-
- 【獣医師監修】猫が長く鳴く3つの理由とは?あまりに鳴き声が長いときは要注意?!
- ネコちゃんは私たち人間のように言葉は発しませんが、鳴くことにより何かを伝えたり訴えたり、時には喧嘩したりしてコミュニケーションを図っています。ときどきネコちゃんが長く鳴き続ける時があるかもしれません。その理由について今回は詳しく見ていきましょう。鳴き声の対策もご紹介します!
- 猫の気持ち
-
- システムトイレが便利なのに…。愛猫が嫌がる理由ってなに?
- 猫のトイレ掃除は飼い主さんにとって大変な仕事のひとつです。そのため、作業を楽にするシステムトイレが大人気です。ところが、猫たちのなかにはシステムトイレを嫌がる子がいます。今回は嫌がる理由と対策をご紹介します。
- 猫の気持ち
-
- 猫のトイレを新しくしたい!コツは辛抱強く、徐々に変えていくこと
- 猫と生活するうえで、トイレのしつけは大切です。しかし、新しいトイレに変更したとたん、トイレを我慢してしまう場合があります。そこで今回は、スムーズに新しいトイレに変える方法をご紹介します。
- 猫の気持ち
-
- うちの猫がやんちゃすぎる…。もう少し落ち着かせたいのならこれやってみて!
- 猫のやんちゃなところはチャーミングポイントでもありますが、日々やんちゃ猫と付き合っているとさすがに大変だと感じることがあります。「やめさせられない、止まらない」ーそんな時どうすればよいかについて解説します。
- 猫のしつけ
mofmo掲示板
-
- ゴールデンレトリバーを飼うためには
- ゴールデンレトリバーって大型犬ですよね。飼う時に気をつけた方がいいことってありますか?
- コメント
暑さにすごく弱いので夏はエアコン必須です。寒さには強いのできちんとした犬小屋と防寒が出来てれば外でも大丈夫です。 抜け毛はすごいのでそこは覚悟してください。個体にもよりますが育て方を間違わなければ温厚で飼いやすい犬種です。 逆に言うと我慢強い面もありますので体を常日頃からよく見てあげないと病気を見逃す慴れありますます。 とくに皮膚病や、耳の中は要注意です
-
- 犬ってそもそも泳げるの?
- 家族で川でバーベキューする予定です。(お酒は飲みません) 犬を連れていき、お泳がしてみたいと家族は言っていますが そもそも犬は練習もせずに泳げるものですか?ライフジャケットを着せると言っています。
- コメント
ライフジャケット着せれば大丈夫だと思うけどね。犬種的に泳ぎが得意な子も多いし。あとはもう河原で人間が遊んでたら、入りたくなるんじゃない?無理に入れるのはNGだと思うな。
-
- 嫌がる爪切り、対策は??
- 爪きりを嫌がります。トリミングの時に爪を切ってもらいますが、大変嫌がるので、いつも長めです。 長めなのですぐに伸びてきているきがして、また切りに行く・・・費用も大変なので自分で切ろうかとも思いましたが、犬の爪は血管が通っているので、素人は切らないほうが無難ですかね??そもそも嫌がるから無理か・・・。
- コメント
我が家のトイプードルは、暇さえあれば肉球を舐めています。やめさせる方法はないでしょうか?
猫が悪さをした時、野生のサルが威嚇するように歯を剥き出しにして「カアアア!!」と怒ってしまいました。
すると2匹の猫が後ずさりし、しっぽをションボリ下げ自分とは離れた場所に行ってしまいました。
しばらくしたら猫が膝に来てくれたので安心しましたが、猫との関係に悩むときがあります。猫が指を噛んだりした時にネットで調べると指を口に入れるといいとあったので噛んだら入れるを繰り返しています。すると猫はその時は噛むのをやめます。
飼い主として猫が可愛いと思うけど、あの子達に怒れてしまう時があり、雑に扱ってしまったり、厳しくしてしまった…ということで悩んだりします。
猫を生き物と思って接することで多くの問題が解決します。
嫌われたくないから叱らないは、まあ、諦めてその子の思うままになるダメパターンですね。
良いことはより強く褒め、ご褒美もあげ、悪いことは徹底的に止めさせる。それでも止めない場合は、やる理由が他にあるかもと考えた方が良いですね。
例えば、愛情不足でどうにかして構って欲しい時、叩かれるかも知れない、怒鳴られるかも知れないと思うようなことでも、それでも構ってもらった経験がある猫は、そういうイタズラをしちゃうんです。
そんな困った時は違ったアプローチで撫でたり遊ぶ時間を増やしたり、やりそうになってる前に一声かけるだけで行動が変わってきますよ。
これってあくまでもマニュアル的な感じなので、猫を飼うならある程度は覚悟が必要ですね。いつもいないしその時叱ってもいない時に必ずやります。猫はわりと知能犯ですから
壁がボロボロになってもカーテンが引き裂かれようと猫を飼うならもうそれは猫の作品と思っています。
名前を呼んで叱るのがダメだそうで、これが一番の驚きでした。名前をちゃんと読んで叱った方が効果があると考えていましたが、猫からしてみると、名前を呼ばれたイコール叱られたとつながってしまい、よくないそうで、名前は呼ばないというのを覚えておきたいです。
猫を叱るのに叩いても意味ないですよね。ちょっとした体罰的なのはいたずらされた飼い主側の溜飲を下げるためにも必要かもしれませんし、感情的になると手が出てしまうこともあるでしょうから完全否定はできないと思います。でもカーテンをビリビリに破かれた時は流石に頭に血が上りましたよ
猫のいたずらを叱るのって難しいですね。あとから叱っても全く効果はないし。そもそも叱らなくちゃいけないような状況を飼い主が作らなくちゃいけないんだろうなぁ。カーテンに登るのもソファで爪とぎをするのも猫はいたずらしてるわけじゃないもんね。
猫を叱るのに霧吹きを使っています。カーテンに登ると霧吹きで水がかかるとセットで覚えてくれたので、うちの子はカーテンに登らなくなりました。まぁ何かといたずら好きなので困ることはありますけど、猫はそういう生き物ですもんね。
猫を叱るとき、名前を繰り返し呼ぶのが当たり前かと思ってました。テレビでも街中でもよく見かける行動だからです。しかし、これがNG行動とは思いもよりませんでしたよ。叱り方のコツを押さえれば、効果的に叱ることができるかもしれないと思いました。
叱り方を間違えると猫に嫌われてしまう、これは避けたいです。正しい叱り方は考えることがなかったので、叱り方を勉強し、今後は誤った叱り方をしないように気をつけたいと思います。猫を驚かせたり、嫌がる事をするのが叱る時のコツというのは衝撃を受けました。そういう叱り方がポイントなんだなぁと、しみじみ感じました。
猫は特に小さい時は動きも活発で先の読めない行動をとることがあってこっちがハラハラさせられますよね。我が家も3匹子猫がいたときがあったので追いかけっこをしてカーテンを登り始めたりしてました。興奮状態を落ち着かせるためにも、いったんゲージに入れたりしましたね。
猫を飼うならいたずらをして怒っても効果がほとんどないのは覚悟しておくべきです。子猫の時から飼っていて躾けができれば別ですが、ある程度大きくなってからでは躾けも難しいですし、怒ったところで無駄骨になるだけです。叱り方を記事にあるように実践してコツコツやっていくしかありません。
しかり方が失敗すると、全然効果がないことを身をもって知りました。やっぱり猫にとって正しいしかり方をしないとだめですね。ついつい子供と同じような起こり方になってしまうので反省です。正しいしかり方をしてしつけをしていくことでしかる機会もすくなくなると思いました。
猫を叱っても暖簾に腕押しみたいなもので意味がないのは、飼い主さんならわかるでしょう。何度怒っても同じことを繰り返すのは、犬との決定的に違うところです。従順な犬にはない猫の性質です。でも子猫のころから躾けをしっかりしていれば、ある程度は防げるんじゃないでしょうか。