アビシニアンってどんな猫?性格と特徴から考える飼い方のコツ!

アビシニアンってどんな猫?性格と特徴から考える飼い方のコツ!

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「クレオパトラが愛した猫」という、とっても美しい猫、それがアビシニアンです。 猫のアビシニアンの性格は、見た目が野性的な雰囲気の為、きついんじゃないかなと思っている人もいるかもしれません。 しかし、実際にはとっても甘えん坊な猫です。 今回は、そんなアビシニアンの性格について徹底的に解説していきます。

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アビシニアンの特徴

アビシニアンというと、顔が小さくて、耳が大きくて、ちょっと異国の情緒漂う見た目をしていますよね。

体はとってもしなやかで、筋肉質で、なんだかセクシーな印象も受けます。

原産国はエジプトで、日本でもそのクールで神秘的な雰囲気が愛されています。

最近では、特にブルーの毛色の子が人気のようです。

人気ブロガーのあいのりの桃さんが飼っていることでも、多くの人にその魅力が知られるようになったようですね。

身体的な特徴

Horizontal portrait of one domestic cat of Abyssinian breed with yellow eyes and red short hair walking on isolated background

TatyanaPanova/shutterstock.com

頭が小さくて、手足も長いのでとてもスタイルの良い猫です。

ただただ細いしなやかな身体というよりも、筋肉質なのでワイルドな印象になっています。

尻尾は長く、先端に向かって細くなっている形をしています。

細くて長い足に、足先が小さいので、歩く姿がつま先立ちのように見えて、動作がとても優雅で、気品を感じさせます。

そのエレガントな立ち姿から、「バレエキャット」と言われるほどです。

そして、大きな特徴として、ティックド・タビーの縞模様をしています。

これは、1本の毛に数種類のカラーが混じっているということです。

このティッキングの入り方は、その子によって違い、それによって印象もだいぶ変わってきます。

顔は、丸みのあるV字型です。

体と比べると、とても小顔ですよね。

シュッとした鼻筋で、おでこにはM字のタビー模様が入っています。

そして、耳が大きく目元はカップのようになっていて、先端はとがっています。

大きなアーモンドのような瞳は、まるで宝石のようで酔いしれてしまいそうなくらい、神秘的な感じがします。

目の色は、グリーンとゴールドです。

目の周りにアイラインがはいっているのでとても印象的な瞳をもっていて、それはクレオパトラ・ラインと言われています。

エジプトが原産ということもあり、オリエンタルな雰囲気とちょっとミステリアスなところがとっても魅力的ですよね。

寿命や体型

アビシニアンはフォーリンタイプです。

つまり、スレンダーなのですが、筋肉質な体型をしています。

だから、ちょっとワイルドなんですね。

成猫の平均的な体重ですが、オスだと3~4.5㎏、メスだと2.5~3.5㎏くらいだそうです。

それで、少し小さめの猫種ですね。

全体で言うと、中くらいの大きさの猫という事になります。

平均寿命ですが、10~14歳くらいだそうです、

猫全体の平均寿命と比べると、若干短い印象を受けます。

もちろん、個体差があるので何とも言えませんが、体調管理にはしっかりと気を付けてあげる必要がありますね。

アビシニアンの歴史は?

アビシニアンの起源については、じつはいろいろな説があります。

原産国はエジプトである、とよく言われていますが、それは古代エジプトの壁画などに描かれている猫がアビシニアンに似ているからだそうです。

しかし、その他にも日本だとか、エチオピア、イギリス、インドといった様々な国が起源であるという、いろいろな説があります。

出所が確定している一番古いアビシニアンのはく製は、オランダのライデン自然史博物館に保管されているものらしいです。

それは、1830年代にインドから輸入されたはく製で、インド沿岸部または東南アジアが起源ということらしいです。

1868年には、アビシニア戦争に従軍していたイギリスの一人の兵士が、アレクサンドリアから「ズーラ」という名前のメス猫を持ちがえったことから、ヨーロッパに広まったとされています。

その「ズーラ」を縞模様を持つ猫と掛け合わせたのが、世界中に広まったと言われています。

どうして「アビシニアン」と呼ばれているかというと、その時代ヨーロッパでアビシニアと呼ばれていたエチオピアから、そのイギリス兵が連れて帰ってきたからだそうです。

このことが1874年に出版された本で紹介されたことによって、アビシニアンという名前がついているようです。

しかし、アビシニアンの特徴の1つであるティックタビーの猫というのは、東南アジアが原産であり、イギリスの猫と掛け合わせたことによってアビシニアンという品種が生まれた、という説もあり、この場合にはイギリスが原産であると言われています。

このように、アビシニアンのルーツというのはちょっとミステリアスなところがあります。

見た目もミステリアスなんだけど、そのルーツも謎に包まれているところがまた、魅力を増しているのかもしれませんよね。

アビシニアンが注目されたのは、1871年のロンドンで開かれたキャットショーだったようです。

この世界的なキャットショーに「ズーラ」は出場し、なんと3位という結果を残します。

その後、1896年にはイギリスで血統登録されることとなりました。

それからというもの、一時期絶滅の危機があったようですが、1930年以降にアメリカのキャットショーにも出場したり、フランスでも瞬く間に人気となります。

日本で初めてアビシニアンが輸入されたのは1964年だそうです。

今はもう亡くなられましたが、森春子さんが飼っていたそうで、その頃はまだまだ野性味あふれる性格をしていて、日本の獣医さんたちも診察に手間取っていたそうですよ。

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5 NaoKO
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見た目で性格を勝手に判断されるのって悲しいですよね。人間は服装で自分を表現することができるから、ある程度外見が内面を表すっていうのは分かるんだけど、ネコの場合は違いもの。ハスキー犬だって怖い犬じゃないし、アビシニアンもきつい性格じゃないですよね。

4 はんばあぐ
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ヒトも、目が大きくて釣りあがっていると、「なんかきつそうだな」って思われてしまうけれど、アビシニアンも同じですね。見た目だけで性格とかを判断されてしまうのはかわいそうな気もするけど、それって仕方のないことなのかな。ヒトも動物も。

3 名無しさん
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猫らしいキリッとした表情のアビシニアンは可愛らしい特徴を持っていますね。ペットショップでも見かけることがあります。紹介されているようによく遊んでいますね。活発な性格だと思います。運動量も多いでしょうから家族で一緒に遊べて楽しいでしょうね。

2 名無しさん
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キリっとした表情でこちらを見つめてくるアビシニアンは凛々しく見えますね、たしかに犬に近い性格の印象も理解できます。あまり鳴かない特徴を持っているという点も飼いやすいポイントですね。猫とじゃれあっている時間は飼い主にとって本当に心和むものですね。

1 アビ
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確かに、見た目からはクールできつそうな性格ですもんね。でも、甘えん坊なんですね〜!見た目とのギャップがまたかわいいなぁ。