子犬の噛み癖を直し方を詳しく解説!幼い時からしつけることが大切

子犬の噛み癖を直し方を詳しく解説!幼い時からしつけることが大切

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子犬のしつけで一番悩むのが「甘噛み」かもしれません。じゃれついて噛むのも子犬のうちはかわいいですが、大きくなっても噛み癖が直らないなら他の人を噛んだりする事故にもつながりかねません。そうならないためにも子犬の噛み癖の直し方の徹底解説です!

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子犬はなぜ噛むの?

犬はもともと噛む動物です。攻撃はもちろんのこと、ポジティブなコミュニケーションの手段として噛むこともあります。

けれども人間と一緒に生活をして行くのであれば、むやみに噛むことはやめさせることが必要です。

子犬はまだしつけがなされていませんので、本能のままに噛みますが、さまざまな噛む理由によって対応を変えて、子犬にストレスが溜まらないようにしながら、誰からも愛される噛み癖のない犬に育ててあげたいですね。

子犬の歯の生え変わり

生まれたばかりの子犬には歯が生えていませんが、生後3週間ごろから乳歯が生え始め、生後2ケ月ごろまでに生えそろいます。

歯がない子犬も噛みますが、乳歯が生え始めた頃から生えそろう頃には特に歯茎がむずむずするため、あまり目的がないにもかかわらず周囲の物や人がいれば人にも噛んできます。

そしてまた、乳歯が生えかわる時、歯や歯茎がかゆくてモノや人に甘噛みをしたくなるようです。

子犬の歯が抜け始める歯牙脱換期は、生後4~5か月の時期で生後8か月までに永久歯が42本生えてきます。

子犬の遊びの延長・甘えたい

子犬は兄弟の犬どうしで噛みあって遊びます。

噛むのは遊びであり、親愛の表現でもあります。

強く噛むと痛いということも、子犬同士での噛みあいで学びます。

ですので子犬が噛むときは攻撃よりは遊びの要素が強い甘噛みです。

楽しくってつい噛んでしまう、もっと遊んでほしい、興奮してスイッチが入ってしまう時など遊びの延長で噛み癖がついてしまい、いつまでも治らないということがあります。

また、子犬は飼い主に甘えたい時や、かまってほしい時に甘噛みすることがあります。

恐怖・不安

来客や知らない人などに警戒して怖がる時、攻撃的に噛むことがあります。

ただ撫でようとしただけなのに、何かされるのではないか、いやなとことを触られるのではないかと思って噛むことがあります。

こうしたときの噛み方は甘噛みではないので、ひどいときは歯型がついて出血したり、服の上からで傷ができないまでも顎の力いっぱいに噛むため内出血を起こしてしてしまいます。

子犬の噛み癖の直し方

子犬 腕を噛む フレンチブルドッグ

Poungsaed-Studio/shutterstock.com

どのような理由であれ、飼い犬が人に歯を当てることは止めさせなければなりません。

歯茎がむずむずして噛んでしまうことについても、放っておくとひどい噛み癖に発展してしまいますし、家具や犬用ベッドが破壊されてしまいますので、噛んでもいいおもちゃを与えます。

噛むことを全て禁止するのではなく、噛んでいいもの・悪いものの区別を教えることがしつけなのです。

しつけは生後2ケ月ごろから開始します。

あめとムチ

犬は褒められるのが大好き。先ずは噛むのをやめたときご褒美(あめ)を与え、噛まないとイイことがある、と犬に理解させましょう。

子犬が噛んできたときは「痛い!」「ダメ!」など短い言葉で大きな声を出し、子犬が驚いて噛むのをやめたら、思いっきり褒めてあげましょう。

噛み癖を直し方としては、あまり激しく撫でまわすのは逆効果になることがありますから、ポンポンと優しくタッチしたり、軽く撫でてやる程度にとどめ、言葉で褒めちぎってやるといいですね。

おやつや、お気に入りのおもちゃを与えるのも効果的な甘噛みの直し方ですよ。

そしてムチなのですが、これは決して子犬に体罰を与えることではありません。

ひと昔前の犬のしつけマニュアルには、マズルコントロールという方法が紹介されています。

マズルとは、犬の鼻先から口の部分です。ここは犬にとってはイザ!というときの武器でもある歯や、重要なレーダーである鼻、そして食事をする口といった大切なものが集まっており、犬の急所のひとつです。

ここを飼い主が握ることで、飼い主が犬よりも上位にあることやリーダーであることを教え込むというのがマズルコントロールです。

また、犬を叱るとき、この犬にとって大切なマズルを握って恐怖や不快を犬に与えることを推奨しているものもあります。

けれども今日、この方法や、このように力づくで犬のリーダーになったり教え込むやり方はかえて治らないと言われています。

犬が噛んだことについて罰というか、犬自身が「これはマズいかな…」と思えるのは、いつまでも構わないこと、無視することです。

犬が噛んだときに叱りつけるのは犬に構うことですので、「痛い」「ダメ」ということだけ伝えたら、それ以上は構わないことが罰になります。

もし遊んでいるときならば遊びを中止したり、犬に背をむけるのでも構いません。

もちろん犬は主従関係がしっかりしていると安心します。

飼い主がしっかりリーダーシップを取り、噛み癖が出た時に「ダメ」と叱るのがよい直し方でしょう。

天罰

犬を驚かせて噛む行動を中断させることです。

例えば、噛み癖が出たら、いきなり布や上着などを犬の視界にかぶせてみる、石を入れた缶を落とす、噛まれては困る家具や柱に酢やビターアップルなどの、犬が嫌いなものをスプレーしてみるなどが天罰的な直し方です。

犬はびっくりすると、噛むという行動をストップさせることがあるからです。

天罰を使った噛み癖の直し方は、犬が噛むと天罰があると学習することが肝心です。

噛んでもよいものを与える

歯がかゆい、ストレスを発散したいなどの場合は、硬さの異なるおもちゃや歯磨きガムなどを与えてみるのも噛み癖の直し方の一つです。

子犬といえども歯の力はスゴイです。

すぐに破壊されてしまいますから、丈夫なものを与え、壊れて飲み込んでしまわないように注意してあげてください。

子犬の噛み癖の直し方のまとめ

犬は犬ですから、「噛む」ということは当然の行動であり、本能なのです。

しかし、人間と共同生活していく上で噛み癖があっては問題です。

噛んでもいいもの、いけないものをきちんと学ばなければいけません。

飼い主側が犬の本能を理解し、対処してやることで必ず噛み癖は直ります。

飼い主と犬の信頼関係も大切です。

あなたの犬に合った直し方はどれでしょうか?この噛み癖の直し方の記事がみなさまのお役に立てれば幸いです。

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