サルーキってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ!

サルーキってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ!

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最も古い歴史を持つといわれる犬種サルーキ。 古代からずっと多くの人から尊敬と敬意を払われてきた、とても格式の高い犬種です。 今回はそんなサルーキの性格や特徴などを解説していきたいと思います。

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サルーキの性格

サルーキはとても穏やかで落ち着いた性格で、あまり激しく感情を表すタイプではないですが、飼い主の気持ちを敏感に察して気を使うような愛情深くも感受性豊かな面を持っています。

警戒心が強く、見知らぬ人にはよそよそしい態度を示しますが、慣れてくるとゆっくりと心を開いてくれる奥手で控えめなシャイな性格です。

少しそっけなく見えるのに、実はいつも家族と一緒にいたいとても甘えん坊ですが、自分から甘えにいくというより飼い主さんをいつでも見ていて、構ってもらうのを待っているようなツンデレなところがあります。

はじめはちょっと分かり辛いかもしれませんが、おいでといわれた時の嬉し恥ずかしそうなギャップに魅力を感じる飼い主さんが多いようですよ。

サルーキの飼いやすさ

清潔好きで体臭も少ないので家庭向けですが、しつけをしっかりする必要があるため初心者向けではないでしょう。

知能は高く飼い主の言うことをよく理解し仲間意識も強いですが、従うかどうかはサルーキの気持ち次第で自立心が強いため、一般の犬のように簡単に主従関係を築くのは難しいとされています。

精神的に繊細な面があり、無理強いしたり力で押さえつけてしまうと信頼関係を作ることが難しくなってしまうため、サルーキに合わせた訓練が必要なので性質をよく理解して尊重してあげられる人がサルーキを飼うのに向いているでしょう。

室内ではおだやかに過ごしてあまり執着心もないサルーキを「大きな猫と暮らしているようだ」と言う人もいます。

サルーキの飼い方としつけ

saluki dog sighthound running on summer grass

Natalia Fedosova/shutterstock.com

サルーキは猟犬として暮らしてきた長い間、飼い主への従順さよりも自己判断能力を持つことが重要視されてきました。

そのためか今でも過度な束縛を嫌がり、自分の納得できないことには断固として拒否をする頑固さがあるので、このプライドを理解せずに力ずくで従わせようとするなら信頼関係を築くことは難しくなってしまいます。

普段は自分の過ごしやすい場所を見つけておとなしく過ごしていますが、走ることが大好きで外に出るとものすごいスピードで走り回ったり、素早く動くものや小動物を見つけると追いかけていくような活発な性格も持ち合わせているので、「呼び戻し」といわれる訓練がとても大切です。

アメリカの獣医師団体から「必ずリードをつけて散歩をするべき」犬種としてサルーキがあげられおり、遠くに見える動くものに反応してあっという間に遠くまで走っていってしまう危険があるので子犬のころからしっかりしつけてあげましょう。

サルーキの飼育環境

普段生活するスペースには絨毯を敷いたりして、体が痛くなったり骨折など怪我をしないよう対策をしてあげましょう。

ごはんをあげる時は、体高が高いので食べやすい高さにお皿を置いてあげると食べやすくなります。

食事の時に長い耳が汚れないように、スヌードをつけてあげるのもいいですよ。

また体脂肪が薄く気温の変化や寒さに弱いので、室内で飼ってあげましょう。

冬場は服を着せたりして体温調整に気を配ってくださいね。

とにかく走ることが大好きなので、飼うときは広い場所で自由に走らせる機会が必須で、散歩もできれば1日2回30分~1時間程度行ってあげられるとストレス発散になるので、自転車で散歩させたりして長めの散歩でしっかりと運動させましょう。

また細い首輪では首に負担をかけてしまうので、クッション付きの太めの首輪やハーネスを付けてあげるとよいでしょう。

たまに思いっきり走れるドッグランで遊ばせるのも喜んでくれますよ。

サルーキのしつけ

サルーキは賢く学習能力が高いですが、理不尽な指示には従わなかったり、単純な反復訓練には飽きやすいので短時間でバリエーションをつけて訓練してあげましょう。

サルーキに必要な「呼び戻し」の訓練は、特に成功体験を増やしてあげることが大切なので、難易度を少しずつ上げて達成感を感じさせてあげましょう。

最初は室内で比較的近くにいる落ち着いた環境で始めていきます。

「オイデ」のコマンド(指示)をだし、少しでも近くに来たら毎回しっかり褒めてあげましょう。

呼び戻しのトレーニングはトリーツ(ご褒美のおやつ)がとても効果的と言われているので、トリーツをあげるのを徹底するトレーニング方法が多いとのことです。

まずは室内で訓練を始めて少しずつ難易度をあげていきましょう。

犬が落ち着いている時・興奮してる時・オモチャに夢中になってる時・来客時と段階を進めていき、できるようになってきたら外でのトレーニングを始めてみましょう。

外でも少しずつ難易度をあげてゆっくりとトレーニングしていきましょう。

家の近所・人通りが少ない静かな場所・少しにぎやかな場所・大きめの公園や河原など少しずつ距離を延ばして練習していきます。

ロングリードを使って、犬があまりいないドッグランで練習したり、最終的にはにぎやかなドッグランで他の犬と遊んでる時など何かに夢中になっている時でも呼び戻しができるようになれば完璧ですね。

愛犬の安全のためにもしっかりトレーニングをして、いつでもコマンドに従うように根気強く訓練してあげましょう。

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