【獣医師監修】犬にヨーグルトを食べさせても大丈夫？適切な量や効果を解説！【2023年版】

ヨーグルトの与え方

愛犬にヨーグルトを与える時には、まずヨーグルトが体に合っているかどうかを確認しましょう。犬によっては少しの乳糖にも反応して下痢になったり、アレルギーの可能性もあるからです。

どんなヨーグルトを与えれば良い？

犬にヨーグルトを与えるときには、生乳100％のもので無糖のものを与えましょう。 加糖のものは虫歯の原因になったり、フルーツは種類によってはアレルギーの可能性もあるので、必ず何も入っていない無糖のものにしてください。体重が気になる場合は脂肪分０のタイプがオススメです。

一般的に販売されているヨーグルトの「ガセリ菌SP株」や「ビフィズス菌SP株」などを購入されてみるのはいかがでしょうか。

与える量は？

最初に与える時は少しずつ与えて様子を見ることが大切です。 便の様子は、食べた直後だけでなく１〜２日確認してみましょう。

ヨーグルトは毎日継続して与えた方が効果が期待できるため、問題無いようであれば1日にティースプーン半分から１杯を目安にして与えてみてください。 人間が食べるのと同じだけの量を与えてしまうと、お腹を壊してしまう可能性があります。

ヨーグルトを与える時の注意事項

乳酸菌は胃酸に弱いため、胃酸が薄まっている状態で与えましょう。 フードや果物などの食べ物に混ぜたり食後に与えることで、乳酸菌が生きたまま腸にたどりつける可能性が高まります。

冷たいものでなく室温程度のものをあげてください。身体が冷えてしまうことがあります。ビフィズス菌のエサであるオリゴ糖を含むものと一緒に与えると、その効果は増します。

生きて腸まで届く乳酸菌が一番良いのですが、最近の研究では死んでしまった乳酸菌でも、食物繊維として腸内の悪玉菌を体外に排出することが分かりました。 ですから、そのまま使っても、火を加えて調理するのも良いでしょう。

腸を活性化して健康に！

愛犬にはいつまでも健康に元気でいてほしいものですよね。その為に、犬の腸内環境を整えることはとても大事なことです。

ヨーグルトであれば、コンビニやスーパーなどでお手軽に手に入れることが出来るので、愛犬の体調管理の一つとして取り入れてみるのはいかがでしょうか。

またヨーグルトは、自宅で手軽に作ることができるので、ぜひ試してみてください。

ヨーグルトには、犬の健康には欠かせない栄養分であるタンパク質が含まれています。それ以外にも、カルシウムやビタミンB1、ビタミンB2、さらにカリウムも豊富に含まれています。

犬用の乳酸菌入りのサプリメントも市販されていますよね。 ヨーグルトを買い忘れた時にはサプリメントを与えたりするのも良いでしょう。ただ、人間用のサプリメントは与えないようにしましょうね。

飼い主さんがヨーグルトを食べる時に、少しおすそ分けをするのも楽しいですね。犬と一緒に腸内の環境を整え、健康で楽しく過ごしましょう！