
犬の起源と歴史は長い!意外と知らない人と犬との関係性

mofmo編集部です。
犬は分類学的に狼の一種とされ、その起源は「狼を飼い慣らしたことに始まる」と言われます。しかし遺伝子を分析した結果からは、人と犬は互いに影響を及ぼし合い、共に進化してきた歴史があることがわかります。こうして培われた人と犬の関係は、現代においてもしつけや飼い方に生かすことができます。

人と犬の長い歴史

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人と犬の絆の起源
チェコ共和国で見つかった、約27,000年前のマンモスの骨で作られた小屋跡の発掘現場からは、マンモスの骨を口にくわえさせるような格好で埋葬された、初期の犬の遺骨が見つかっています。
この時期に人の狩猟能力が上がって、マンモスの減少が始まって絶滅に向かい、犬という種が現れます。現在の人と犬の遺伝子を比べると、セロトニンの伝達やコレステロールの代謝やガン遺伝子などに多くの共通性が見られます。
人と犬は、生活が密接に繋がっていたので感情や代謝、病気が遺伝子レベルで似ているのです。つまり「犬は人が家畜化して、マンモスなどの狩猟に使った」という単純な起源の歴史をもつのではなく、人と犬という「生物種」が確立する頃から、共に手を取り合って進化の歴史を歩んできた、とも言えます。
犬の賢さの基準とは?
「犬の賢さ」として紹介されることもあるコーエン氏のテストは、コマンド(命令)の理解力や覚える速さを基準に判断されます。犬の血統による順位は、 1位:ボーダーコリー、2位:プードル、3位:ジャーマンシェパード、4位:ラブラドールレトリーバー、です。 でも49位:柴犬。そうでしょうか?
犬の習性は各国のライフスタイルの反映
欧米人の犬との関わり方は、狩猟犬や愛玩犬としての起源があり独自の歴史を刻んでいます。 欧米の狩猟スタイルは犬が群を作って獲物を見つけ、群で獲物を追い立てて主人に仕留めさせるというものです。群の統率が大事なので、リーダー犬の指示に従う習性が高く評価されます。 いっぽう、日本の狩猟スタイルは単独行も多く、人と犬のマン・ツー・ワン!の絆や信頼性が大事です。飼い主の命令だけを受け入れ、他の人のコマンドは聞かない柴犬は、この基準ではもっとも賢い犬だと思いませんか?
飼育する側と飼育される側の関係
飼育される犬と飼育する人との関係性は、その地域でのライフスタイルの起源に係わるものです。現代の血統種にも、その習性は受け継がれています。飼われる犬の習性をよく理解して、飼う側が飼い方やしつけを工夫することが、絆を深めるのに大事です。
欧米の基準で賢いとされる血統の犬は、群れのリーダーには忠実でも自分より下位とみなした子どもの言うことは聞かなかったりします。また柴犬は海外でも親しまれていますが、飼い主には忠実だが他の人やペットに懐きにくい、と言われることがあります。