屋久島犬ってどんな犬？性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ！

屋久島犬の飼い方としつけ

屋久島犬のしつけは、その性格を考慮して行う必要があります。

猟犬としては、サイト（視覚）ハウンドであり、見通しが悪い山岳地帯の下生えの中でも獲物を感知する聴覚も使うようしつけられています。

声を上げたり、足音をさせたりして走る小型の動物を追う性格なので、跳びかからないようきちんとしつけましょう。

2015年には、屋久島犬の猟犬が飼い犬をかみ殺す事故が起きています。

猟犬ではなくても、リードを付けた犬が指示を聞かずに暴走すると、子どもや自転車にとって危険な事故になりかねません。

飼い方には注意して、トラブルにならないようしつけましょう。

屋久島犬の飼育環境

野性味あふれるその性格は一頭で屋外での飼育にも耐えられるメンタルを持っています。

しかし飼い主との信頼関係を築くことでストレスを溜めこまないようにしてあげることは大切です。

屋外での飼育にしても頻繁にコミュニケーションを取れるような環境作りを行いましょう。

もともと懐く性格ではありませんし神経質な一面も持っているので自由に動けるスペースを確保してマイペースに生活できるようにしてあげるのがよいようですね。

屋久島犬のしつけ

日本犬のような在来血統と呼ばれる犬は、飼い主さんのみに懐いて他の人への警戒心を解かない性格で、飼い方が難しい種類です。

この性格は飼い主さんには好ましく、猟犬としては絆が深いものになります。しかし他の家族やペットと仲良くできない性格でもあります。

子犬の頃に、遊びを通して社会化（周囲の家族とうまくやるしつけ）を行わないと、成犬になって警戒心が強い性格になります。

屋久島犬にもこのような日本犬の性格傾向はありますが、ややおっとりとした面もあります。

子犬の頃に家庭に迎えるのであれば、最初は飼い主が抱っこして散歩に連れ出し、いろいろな物や音に触れさせてあげましょう。

ワクチン接種後は出かけた先で犬好きの人が必ずいると思いますので多くの人に撫でてもらうなどして人馴れさせるとその後のしつけが順調に進みます。

屋久島犬は子犬期の冬季を除けば外飼いにも適しています。

外飼いするのであれば社会化はよりいっそう大切です。

成犬になって迎える場合は、先ず屋内飼育をしながら飼い主との信頼関係を築きつつ環境に慣らして行くことが必要です。

屋久島犬の毛色・被毛

毛色は主に茶系で薄いものから濃いものまで様々あるようです。

しかし共通して体全体が茶色ながら胸の辺りは白になっているのが特徴です。

それ以外の毛色を持つ屋久島犬はミックス犬以外いません。

被毛は短毛で臭いもそれほどきつくありません。

屋久島犬の健康管理とお手入れ

屋久島犬の健康管理方法

基本的に健康体の屋久島犬ですが関節炎を患うことがあるようです。

それほど気にすることもありませんし運動量が豊富で活発な犬種ですので散歩の際は自由に走り回らせることができますが、高いところからのジャンプやゲージの中に段差を沢山作ったりといったことは避けたほうがよいようです。

屋久島犬に必要なお手入れ

短毛ですのでそれほどお手入れに時間をかけなくても大丈夫です。

軽くブラッシンしてあげるだけでよいでしょう。

それでも快活に動き回る犬種ですので汚れることも多いかもしれませんのでそういったときはシャンプーしてあげるのも良いかもしれませんね。