
屋久島犬ってどんな犬?性格と特徴から考えるしつけと飼い方のコツ!

mofmo編集部です。
屋久島犬は、鹿児島の南南西に浮かぶ屋久島で外部と接触がないまま飼われてきた犬です。 日本犬の性格が色濃く、茶色の被毛に立ち耳差し尾という特徴も典型的です。 猟犬なので、動くものを追いかける習性に気を付けてしつけを行えば、飼い方は難しくなく、家庭用の番犬にも適しています。

屋久島犬の歴史

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屋久島犬は島内だけで飼育されブリーディングされてきたため混血のない血統の血筋を持っています。
しかし残念ながら元々の起源がはっきりしていないのも事実で血統書は認められていません。
日本における犬の歴史の中で祖先とも言われている縄文犬の一種とも考えられています。
しかし中には利益を優先するために他の犬種とのミックスを増やしているケースもあり血統筋は絶滅の危機に面していたこともあったようです。
こうした背景がありながらも猟師たちは血統種を飼育していることが多く、そうした屋久島犬を手に入れてブリーディングするブリーダーも増えてきました。
そのため純血の屋久島犬は少なからず存在し飼育されています。
しかし世間一般的にはあまり知られていない犬種ですのでまだまだ希少な存在となっています。
屋久島犬の性格
屋久島犬は、沖縄のゆったりした時間のなかで適応してきた、水遊びも好きな犬です。
6メートルもの川幅もジャンプできるほどの脚力を持ち野性味あふれた性格を持っています。
しかし孤立した状況で災害救助を行うワーキングドッグに向いていても、家庭のにぎやかな環境は苦手かもしれません。
それでも番犬としてもペットとしても、その賢く堅実な性格は魅力的です。
飼い方を工夫して、落ち着いた時間も過ごせるようにしてあげれば、ストレスも少なく健康的に長生きしてくれるはずです。
屋久島犬の飼いやすさ
2014年に行われた全DNAの分析から、犬はオオカミと神経のシナプス可塑性が異なることがわかりました。
つまり新しい血統の犬(モダンブリード)は、新しい事を覚えるのが得意です。
だからしつけもよく入ります。
古い気質を残した日本犬のような犬は、新しい家族を受け入れにくく、一度親しんだ飼い主さんのみに懐く傾向があります。
飼い方としつけの工夫で、子犬の頃に家族や他のペットとよく遊ばせ、社交的な性格を身に付けさせましょう。