猫にも血液型がある？人間との違いは？

人間との違い

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大きな違いはその種類でしょう。人間の場合はA・B・O・ABの4種類です。 猫の場合はA・B・ABの3種類です。

また人間の場合は、血液型の違いで性格や行動パターンも違うという話がありますね。血液型別の性格に関する本もたくさん出版されていますね。

猫にもそのような違いがあるのでしょうか？

残念？ながら猫の場合、血液型による性格の違いというものはありません。

もしも血液型によって性格の違いがあったとしたら、日本猫はほとんどがA型なので、みんな同じ性格ということになります。 猫全体を見てもほとんどがA型です。

しかも猫の世界には3種類の血液型しかありません。AB型は非常にまれな血液型ですし、B型も珍しいです。 しかし実際はそれぞれ個性があって多種多様ですよね。

ですから、猫は血液型によって性格の違いがあるというわけではありません。

猫の血液型で気をつけなければいけないことが一つあります。 人間はお母さんの血液型が何であろうと、赤ちゃんに母乳を与えることができます。血液型の違いがもんだになることはありませんよね。

しかし猫の場合は母猫の血液型と子猫の血液型が違うと問題があります。 それはB型の母猫の初乳をA型の子猫が飲むと、赤血球が壊れてしまうことがあります。

なぜなら猫は自分の血液型以外の抗原に対して自然抗体を持っているからです。 B型猫は抗A型抗体を持っています。これは非常に強力なため、母乳にも含まれています。

母乳に含まれている抗A型抗体をA型やAB型の子猫が飲むと、それを吸収して自分の持っているA型抗体と抗A型抗体が反応し赤血球を壊してしまうのです。

この作用によって、この母乳を飲んだ子猫は生後2，3日で突然死することがあります。 違う血液型を輸血することも大変危険ですが、猫の場合は人間と違って母乳でも危険な場合があります。

まとめ

猫の血液型について見てみました。 人間と違って3種類しかないんですね。

事前に知っておくなら、緊急時に備えることができますね。