人気のアメリカンカールってどんな猫？性格・特長・販売価格・ブリーダーについて

アメリカンカールの歴史は？

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アメリカンカールは発祥になかなか面白い逸話を持っています。 繁殖のもとになった猫が見つかったのは1981年6月のことです。 カリフォルニア州レイクウッドに住んでいるある夫婦の家に一匹の猫が迷い込んできました。 長くてシルクのような毛を持ったメスの子猫で、耳が後ろ向きにカールしている変わった見た目をしていました。 この人懐っこい子猫は「シュラミス」と名付けられてそのままこの夫婦の家で飼われるようになりました。

その後成長すると4匹の子猫を産みましたが、このうちの2匹がシュラミスと同じ形の耳を持っていました。 これにより耳の形が遺伝することがわかり、1983年に猫愛好家やブリーダーによって品種として繁殖させる計画が立てられました。

同じように耳に特徴のある猫でスコティッシュフォールドがありますが、特徴のある前に垂れた耳は奇形の遺伝子から発生するため、体の弱い個体の多い品種の猫として知られています。 アメリカンカールもその点で心配されていましたが、イギリスの学者であるロイ・ロビンソンがアメリカンカールのブリーダーたちと協力して調査した結果、その耳の形は突然変異によるもので奇形ではなく、優性遺伝子であることを確認しました。そして1989年に、この耳の形は遺伝疾患を伴わないことが発表されました。

発見されてから品種として認められるのにわずか2年という珍しい猫ですが、品種としての歴史が浅く、近親交配による障害が発生する可能性が全くないわけではないので、現在でも遺伝子プールを広げるという目的で雑種猫との交配がされているようです。

アメリカンカールの性格

アメリカンカールのもととなった「シュラミス」は人懐っこい猫ゆえに迷い込んだ先の家庭に迎えられ大切に育てられました。そしてその子孫たちもその人懐っこさゆえに人気があります。その典型的な性格をまとめてみましょう。

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人懐っこく犬のような性格

人懐っこくて警戒心の薄いアメリカンカールはとても飼いやすい猫としてよい評判を得ています。 明るくて愛嬌があり、飼い主に付きまということすらあるようで、猫なのにまるで犬のようです。 家族みんなと仲良くできる性格なので、はじめて猫を飼うという人や子供のいる家庭でも安心して飼うことができるでしょう。他のペットとも仲良くできるタイプなので、多頭飼いも可能です。

好奇心も強く活発なのでたくさん遊んであげるようにしましょう。 一般の独立的な猫とは違った楽しみ方ができるでしょう。 「猫界のピーターパン」と呼ばれることもあるそうです。それは甘えん坊でいつまでも子猫のような心を持っているためのようです。

とても利口でしつけやすい性格

アメリカンカールはとても知能が高く、しつけやすい猫としても知られています。 トイレの場所なども大声を出したりせずに優しい言葉だけで覚えてくれるようです。 また、いたずらなどをせずにおとなしく過ごしてくれるので留守番をさせても安心できます。 おとなしくて落ち着いた性格なので団地やアパートなどの集合住宅でも安心して飼うことができるでしょう。

留守番が得意だからといって放っておいて大丈夫というわけではありません。 おとなしくて落ち着いていますが、人懐っこい寂しがりやの性格でもあるので、帰ってきたら遊んであげるなどしてたくさん構ってあげてください。