
「ペットシッター」ってどんなお仕事?仕事内容や求人情報など詳しく紹介!

mofmo編集部です。
ペットブームに伴って、近年需要が高まりつつある「ペットシッター」というお仕事。犬や猫が好きな人にとっても注目度の高い職業の一つです。今回はペットシッターの仕事内容や、ペットシッターになる方法などについてご紹介します。

ペットシッターを目指すには!
動物が好きな人にとって、「ペットシッター」はとても魅力的な職業でしょう。ペットシッターになるにはどうすれば良いのでしょうか。
動物が好きであれば、ペットシッターという仕事は向いているのでしょうか?
また、ペットシッターとして働くには、何か特別な資格が必要なのでしょうか?
ペットシッターに向いている人とは
動物と触れ合うことが好きでペットシッターを目指す人もいるかもしれません。
しかしペットシッターが預かるペットは、みんな必ずしも大人しいペットばかりではありません。
飼い主のしつけ方にもよりますが、預かるペットによってはわがままな性格だったり、凶暴な性格だったりすることもあるのです。
どんなペットを預かったとしても、それはお客様からお預かりしている大切なペット。
預かる間はプロとして、辛抱強くお世話をしなければなりません。
ですからペットシッターを目指す人は、動物を本当に好きで、動物に対する知識や理解のある人でないと務まらないといえます。
またペットシッターは、依頼主の自宅の鍵を預かって室内に入り、ペットのお世話をします。
依頼主からすれば、大切なペットを預けるだけでなく、自分が不在のときに他人を自宅に入れるというのは、どうしても不安がつきまとうものです。
そんな飼い主の不安を取り除くのも、ペットシッターとしての務め。
ペットシッターは、飼い主の信頼を得るためにも、真面目で礼儀正しい人材が求められます。
そして依頼主の大切なペットの面倒をしっかり見る、という責任感の強い人が向いているでしょう。
ペットシッターに資格は必要?
気になるのは、やはり資格の有無。
ペットシッターとして活躍するためにはどんな資格が必要なのでしょうか。
実はペットシッターとして働く場合には、必ずしも資格が必要なわけではありません。
しかしペットシッター派遣会社に採用してもらう場合にも、ペットシッターとして独立開業する場合にも、ペットシッターの資格を取得していれば様々なメリットがあります。
ペットシッター派遣会社で働く場合のメリット
先にも述べたように、ペットシッターとして働くために、資格は必ずしも必要というわけではありません。しかしペットシッターは、お客様の大切なペットの命をお預かりするお仕事です。
そのため未経験者よりは、ペットショップやトリマーといった動物に関わる仕事を経験したことのある人や、動物関連の資格保持者が優先して採用される傾向があります。
実務経験の無い方や、無資格の方ははじめから採用対象外のケースもあるようです。
ですから「実務経験は無いけれど、ペットシッターとして働きたい!」という人は、実務未経験だとしても、資格を取得することで採用してもらえるチャンスが広がるというメリットがあります。
ペットシッターとして独立開業する場合のメリット
ペットシッターとして独立開業を考えている場合、資格はどのように有利になるのでしょうか。
もし独立開業をするとなると、必要となってくるのが「動物取扱業」の登録申請です。
動物取扱責任者として申請を行うには、提示されている3つの要件のいずれかに該当している必要があります。
3つの要件のうちの2つは、動物取扱業の実務経験が半年以上ある、もしくは動物取扱業の知識や技術について一年以上教育する学校を卒業していることです。
ペットシッターとしてすでに実務経験を積んでいたり、専門的な学校を卒業している人は上記の要件に該当するでしょう。
しかしそのいずれの要件も満たさない場合には、試験により動物取扱業に関する知識や技術を習得していることの証明が必要になってきます。
そこで重要になってくるのがペットシッターとしての資格です。
実務経験がなく、専門学校を卒業していない人がペットシッターとして独立開業するためには、ままずペットシッターの資格取得を目標にするところから始めることができます。
資格を取得するには?
ペットシッターの資格は、国家試験ではなく、民間資格です。
そのため様々な団体や学校などが、ペットシッター資格取得のためのスクールを開催しています。
いくつかあるペットシッターの民間資格の中でも、動物取扱業の登録要件として、環境省が「動物取扱業に関する知識や技術を習得していることの証明」と認めているのは、下記の2団体です。
1.ビジネス教育関連ペットシッタースクール「認定ペットシッター」
2.NPO法人日本ペットシッター協会主催「ペットシッター士」
独立開業のために、ペットシッターとしての資格取得を目指す場合には、上記2団体のいずれかにて受講し資格取得を目指すことができるでしょう。
コースは主に、通学コースと通信コースが用意されていることが多いようです。
受講料金は、通学コースよりも通信コースの方が安い傾向があります。
特に通信コースは、空いた時間に自分のペースで勉強することができるので、仕事をしながら資格取得を目指したいという人にもおすすめです。
「通信学習だけでは少し不安・・・」という場合には、別途実務研修を申し込めるスクールがほとんどです。
自分に合った勉強方法で、資格取得を目指すことができるのは魅力的ですね。
持っているとよりペットシッターとして活躍できる他の資格
実際にペットシッターとして働き始めると、様々なペットをお預かりすることになります。
必ずしも健康なペットだけではなく、治療中のペットや、老齢により介護を必要とするペットのお世話をお願いされることも少なくありません。
どんなペットを預かることになるとしても、自信を持ってお世話するために役立つのが、「動物介護士」や、「愛玩動物救命士」といった資格です。
「動物介護士」とは、高齢のペットの健康や、介護についての知識や接し方を学んだ後に取得することのできる認定資格です。
医療が進んで動物の寿命が延びたことを背景に、ペットの高齢化による介護の需要は年々増加傾向にあります。
今後ペットシッターとして、老齢のペットを預かる機会は増えていくことが予測されるため、ぜひ取得を目指したい資格の一つです。
「愛玩動物救命士」とは、犬や猫の体の構造や特徴を理解し、いざというときのペットのケガや病気に対しての対応方法を学ぶことができる資格です。
この資格を取得していれば、預かったペットの体調が急変したり、事故や震災でケガを負ったりしたときにも迅速に適切な応急処置を行うことができます。
緊急時に適切な応急処置を行えるかどうかは、場合によってはその後のペットの命を左右することもあります。
飼い主の大切なペットの命を預かるペットシッターとしては、万が一の事態に備えてぜひ勉強しておきたい資格ですね。
上記の二つの資格は、ペットシッターとして働く上で必ずしも必要な資格ではありません。
しかし飼い主にとって、ペットは大切な家族の一員。
飼い主としては、多岐にわたる知識を持ったペットシッターに面倒を見てもらえるほうが、より安心してペットを任せられるのではないでしょうか?
飼い主の信頼を得るという点でも、これらの資格は強みになります。