『ダイヤモンド』ってどんなドッグフード?原材料と合わせて詳しく紹介

『ダイヤモンド』ってどんなドッグフード?原材料と合わせて詳しく紹介

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mofmo編集部

mofmo編集部です。

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今回は、ダイヤモンド社の特徴やラインナップをご紹介します。また、代表的なドッグフードである、「ダイヤモンドナチュラル」に注目して、購入者の口コミ評判のまとめや使用されている原材料の分析を行いました。

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「ダイヤモンドナチュラル」の原材料分析

ドッグフード

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最後に、ダイヤモンドナチュラルの原材料について確認してみましょう。

今回は、ダイヤモンドナチュラルシリーズの中の、「アダルト(ラム&ライス)」を参考商品として、使用されている原材料の安全性や成分を分析しました。

原材料表

原材料:ラム肉、米粉、精白大麦、粟、鶏脂肪(ミックストコフェロールにて保存)、卵、米糠、ピートパルプ、亜麻仁、天然フレバー、魚肉、塩化カリウム、食塩、塩化コリン、補助ビタミンE、鉄たんぱく質化合物、亜鉛たんぱく化合物、銅たんぱく化合物、硫酸鉄(2)、硫酸亜鉛、硫酸銅、沃化カリウム、チアミン価硝酸塩、マンガン(2)たんぱく質化合物、アスコルビン酸、補助ビタミンA、ビオチン、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、硫酸マンガン、亜セレン酸塩ナトリウム、塩化ピリドキシン(ビタミンB6)、補助ビタミンB12、リボフラビン、補助ビタミンD、葉酸

成分表

粗たんぱく質:23.0%以上、脂肪:14.0%以上、繊維:4.0%以下、水分:10.0%以下、亜鉛:150mg/kg以上、ビタミンE:150IU/kg以上、オメガ6脂肪酸:2.2%以上、オメガ3脂肪酸: 0.4%以上、代謝エネルギー:359kcal/100g

安全性が疑われる原料について

原料を見るとダイヤモンドナチュラルには愛犬の健康に悪い影響を与える恐れのある原料が使用されています。

その中でも、注意が必要な5つの食材について説明します。

1. 「米粉」、「精白大麦」、「粟」の使用

ダイヤモンドナチュラルには、「米粉」、「精白大麦」、「粟」など、複数の穀類が使用されています。(ダイヤモンドナチュラルシリーズには、グレインフリーの製品も用意しています。)

ドッグフードに穀類を使用する目的は、穀物の繊維質の働きによって腸の掃除を行なったり、便秘の予防があります。また、少量で満腹感を得る事が出来るので、ダイエット効果も期待できます。

さらに、安価に仕入れる事が出来る穀類を使用する事で、仕入価格が高額な肉類の使用量を減少させ、製造コストを減少させる目的で使用している企業もあります。消費者にとっては安価でドッグフードを購入できるメリットがあります。

しかし、穀類は犬にとって消化が難しい原料なので、愛犬の胃腸に負担を与える危険があります。犬によっては、嘔吐や下痢などの症状が表れる場合があります。特に、高齢であったり、消化器官に問題を抱えた犬は注意が必要です。

また、穀類は犬がアレルギーを引き起こしやすい食材でもあります。「米」や「粟」、「大麦」は、「とうもろこし」や「大豆」に比べると、アレルゲンになりにくいとされていますが、注意が必要です。

2. 「ピートパルプ」の使用

ピートパルプとは、「テンサイ(別名:サトウダイコン)」の「絞りかす」や「葉」の事です。テンサイは、サトウキビと同様に砂糖の主原料として有名な植物ですが、ピートパルプは、テンサイから砂糖を生成した後に残る、絞りかすを利用して作られています。

ピートパルプは「不溶性食物繊維」なので、繊維質が豊富に含まれていて、犬の腸内を清掃する働きがあります。

また、犬の便を固めたり、うんちの臭いを少なくさせる効果があるので、飼い主に喜ばれる特徴のあるドッグフードを作る為に使用されています。

ダイヤモンドナチュラルにもピートパルプが使用されていますが、なぜ便が固まったり、うんちの臭いが減少するのかを考えると、愛犬の健康に悪い影響を与える恐れを否定できない危険な原料です。

愛犬の便が固くなるのは、ピートパルプに含まれる薬剤によって、排便を促す働きがある神経伝達を鈍らせ、便が腸内に長く留まるからだと言われています。

また、便の臭いが減少するのは、腸内に長くとどまる事によって、便に含まれる水分が吸収されて少なくなり、その結果便の水分に含まれているアンモニアの量が減少するからだと言われています。

そう考えると、便が固くなったり、臭いが減少するのは、飼い主には大変嬉しい効果ですが、犬の健康を考えると避けるべき原料です。

さらに、繊維質は腸の中で水分を吸収して膨張するので、腸内を清掃する一方、腸内のうんちを吸収してうんちが過剰に大きくなり、腸に詰まり排出が難しくなってしまう可能性があります。結果として、腸や肛門を傷つけたり、便秘を悪化させる原因にもなります。

また、強制的に犬の便を固めてしまうので、愛犬の体調を見極める重要な要素の一つである、便の状態を飼い主が見極めにくくなり、愛犬の健康状態が把握しづらくなる可能性もあります。

加えて、ピートパルプを生成するに当たり、手間を掛けずに抽出する為に、硫酸系の薬剤を使用して、溶かして製造している物も多くあります。

残留している薬剤の影響で、愛犬の健康を害する恐れがあります。

3. 「食塩」の使用

ダイヤモンドナチュラルには、塩分が使用されていますが、基本的には犬は食事で塩分を摂取する必要はありません。

生き物にとって絶対に必要な栄養素である塩分ですが、人間と犬では必要な量がまったく異なります。

人間は全身から汗をかくのに対し、犬は肉球からしか発汗しません。

その為、人間が一日平均9gの塩分摂取量が理想的であるのに対し、犬の場合は、その3分の1である3gが塩分摂取量の目安になります。

小型犬の場合、その目安量よりもさらに少ない塩分摂取量で十分です。

ドッグフードに塩分が使用されている主な目的は、犬の食欲を刺激して嗜好性を高める事です。

塩分を摂取すると、水を多く飲むようになるので、おしっこが多く出るようになります。

また、塩分には細胞間液や体内を循環する血液量をコントロールする働きがあります。

加えて、浸透圧の調節や酸とアルカリのバランスを保つ働きなど、神経の伝達や筋肉の収縮、糖やアミノ酸の腸管での吸収を助けるなど重要な役割を果たします。

まとめ

ドッグフード

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『ダイヤモンド』のドッグフードについて紹介しました。

グレインフリーなので安心して与えられる一方、合わなかったわんちゃんもいるので、一度わんちゃんに合うか、試してみることもいいかもしれませんね。

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【お願い】ドッグフードは食いつきやアレルギー、わんちゃんのライフステージなどで必要なものは変わっていきます。特定のドッグフードが愛犬にぴったりということはありませんので、必ず飼い主さん、場合によっては獣医師さんの判断によって、少しずついろんなタイプのフードを試してあげてください∪・ω・∪

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1 名無しさん
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ダイヤモンド社はワンちゃんの死亡事故があったらしいから原材料が気になっていたんですが、化合物みたいなのがおおいのかな?

成分が自然じゃなくて人口的なものが多いのがちょっと不安に感じました。事故があってもまだ買えるなら、きちんと改良されているんだろうけど。