猫用ロイヤルカナン「ヘアー&スキン」を解析!口コミ評判も

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mofmo編集部

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皮膚や被毛を健康的に保つため、効果的に栄養をとることができるキャットフードを、探しているかもしれませんね。多くのキャットフードメーカーが商品を出していますが、今回はロイヤルカナンの「ヘアー&スキン」という商品について調べてみました。愛猫のキャットフード選びの際に、参考にしてみてください。

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ロイヤルカナン「ヘアー&スキン」の原材料

キャットフード

279photo Studio/shutterstock.com

ロイヤルカナンの公式ホームページで公表されている「ヘアー&スキン」の原材料は以下の通りです。

肉類(鶏、七面鳥)、動物性脂肪、植物性分離タンパク、米、植物性繊維、とうもろこし、加水分解タンパク(鶏、七面鳥)、小麦、酵母および酵母エキス、とうもろこし粉、コーングルテン、ビートパルプ、大豆油(オメガ6系不飽和脂肪酸源)、魚油(オメガ3系不飽和脂肪酸(EPA/DHA)源)、ルリチシャ油、マリーゴールド抽出物(ルテイン源)、アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-シスチン、L-チロシン)、ミネラル類(Ca、K、Cl、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、コリン、E、D3、イノシトール、ナイアシン、C、パントテン酸カルシウム、B6、B2、B1、葉酸、ビオチン、B12)、酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)

ロイヤルカナン「ヘアー&スキン」の原材料の良いところ

魚油(オメガ3系不飽和脂肪酸(EPA/DHA)源)を配合

キャットフード

Okssi/shutterstock.com

魚油に含まれるオメガ3脂肪酸には、EPAとDHAがあります。

EPAには、アレルギー症状を緩和する効果があると言われています。

DHAには、皮膚炎アレルギーを予防または緩和する効果があると言われています。

ただ、魚油は酸化しやすいので、酸化が進まないように酸化防止剤を添加する必要があるでしょう。

酸化した魚油は、逆に体を酸化させ悪影響を及ぼします。

ロイヤルカナン「ヘアー&スキン」にも、酸化防止剤が添加されているのには、このような理由があるからだと考えられます。

大豆油(オメガ6系不飽和脂肪酸源)を配合

オメガ6脂肪酸は、高温油や大豆油、ごま油などに含まれています。

過剰摂取するとアトピー性皮膚炎や、アレルギー症状が出てしまう恐れがありますが、適切な量を摂取するなら、肌の保湿や、アレルギー症状の改善、予防に効果を発揮します。

また、皮膚の正常な機能や仕組みを保ち健康的な状態に保つサポートをします。

逆に不足すると皮膚が乾燥しバリア機能が低下してしまいますので、猫の健康的な皮膚状態を保つために必要であることがわかります。

高タンパクであること

猫はもともと肉食なので、高タンパクのキャットフードの方が、内臓に負担をかけずに消化することができます。

キャットフードのたんぱく質量は、最低でも20%以上、さらには30%から40%含まれているのが良いとされています。

ロイヤルカナンの「ヘアー&スキン」は31%以上含まれていますので高タンパクなキャットフードであるといえます。

またきれいな被毛を保つためにはタンパク質は欠かせません。

ビタミンAやビオチンが配合されている

脂溶性ビタミンであるビタミンAや、水溶性ビタミンであるビオチンが不足すると、皮膚炎などのトラブルを起こすことがあります。

特に、ビタミンAは、体内で合成できず食事からとる必要があります。

ロイヤルカナン「ヘアー&スキン」にはビタミンAとビオチンが添加されていますので、継続して与えることにより、愛猫の皮膚を健康的に保つのに助けになるでしょう。

着色料、香料が添加されていない

ほとんどの着色料や香料は、石油や化学物質からできているので、与え続けると猫の体に悪影響汚すことがあります。

しかしロイヤルカナン「ヘアー&スキン」には、これらの添加物は使われていません。

ロイヤルカナン「ヘアー&スキン」の原材料の気になるところ

酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル)が配合されている

BHAは、膀胱がんや甲状腺がんを誘発する危険性が指摘されています。

没食子酸プロピルは、肝臓やDNAを損傷すると言われています。

しかし、ロイヤルカナンによると、ロイヤルカナンの商品に添加されている酸化防止剤は、健康に支障をきたす量ではないそうです。

米、とうもろこし、小麦が配合されている

猫はもともと肉食動物ですので、米、とうもろこし、小麦などの穀物をうまく消化することが苦手です。

ですので、米、とうもろこし、小麦などの穀物がたくさん含まれているキャットフードを食べることで、消化不良を起こしたり、下痢をしたりする猫もいます。

また、「ヘアー&スキン」を愛猫に与えるということは、被毛もしくは皮膚にトラブルを抱えているということです。

もし皮膚のトラブルが穀物や小麦のアレルギーのある猫なら、ロイヤルカナンの「ヘアー&スキン」は適していないかもしれません。

反対に、穀物や小麦のアレルギーがあるにもかかわらず、「ヘアー&スキン」を与えたことにより、症状がひどくなってしまうかもしれません。

そのようなことを防ぐために、愛猫の皮膚トラブルの原因を確かめてから、キャットフードを選ぶようにしましょう。

ビートパルプが配合されている

ビートパルプとは甜菜と言う食物から取れるものです。

甜菜は砂糖の原料です。砂糖になる甘味成分を絞り取った後に残る繊維がビートパルプです。

残った繊維を乾燥させ、粉末化したものかペレット状に固めたものをビートパルプとして使用しています。

猫は肉食動物なので、食物繊維を多く含んだ食べ物は消化できません。

またビートパルプは不溶性の食物繊維です。

お腹の中で水分を吸収し過剰に摂取すると排泄物が硬くなってしまいます。

もともと繊維質をとることが慣れていない猫の体にとっては、硬くなった排泄物が腸内に留まりやすくなり、便秘になりやすくなります。

キャットフードのパッケージに食物繊維配合などと書かれていると、良いイメージを持つかもしれませんが、多くのメーカーがビートパルプをしている1番の理由は、キャットフードをかさ増しするためです。

ビートパルプを配合したキャットフードを食べても便秘にならない猫もいますが、愛猫の排便の状態を見ながら、与えるのが良いでしょう。

ロイヤルカナン「ヘアー&スキン」のその他の原材料

パントテン酸カルシウムとは

パントテン酸カルシウムは、皮膚の健康を保ったり、エネルギー産生がスムーズに行われるようにサポートしてくれる働きがあります。

このような栄養強化剤としてキャットフードに多く添加されています。

もともとパントテン酸には、ナイアシンやコリンといしったビタミンB群やヒスチジンというアミノ酸と協力し、肌の潤いを保つために必要なセラミドを合成する働きがあります。

パントテン酸とカルシウムを結合させ、パントテン酸カルシウムにすることにより、体内でも吸収されやすく、効率よく摂取できる栄養素にしています。

また、パントテン酸はコエンザイムAという酵素を構成しており、体内で他の様々な酵素が正常に働けるようにサポートする補酵素としての役割を持っています。

そして、糖質、脂質、タンパク質がエネルギーへと変換される際にも必要な働きをします。

さらには、コエンザイムAには、副腎からコルチゾールをスムーズに分泌させる働きもあります。

コルチゾールはアレルギーなどの炎症を抑える作用がありますので、アレルギー反応によってにより、皮膚トラブルを起こしている猫にとって頼もしい栄養素であることがわかります。

ロイヤルカナン「ヘアー&スキン」の成分

タンパク質31.0%以上、脂質20.0%以上、粗繊維 6.0%以下、灰分7.6%以下、水分6.5%以下、食物繊維11.5%、ビタミンA(1kg中)28.50IU、ビタミンD3 700IU、ビタミンE710mg,カロリー含有量415kcal/100g

ロイヤルカナン「ヘアー&スキン」の成分から見えてくる特徴

ロイヤルカナン「ヘアー&スキン」の成分からわかるように、カロリー含有量が高めです。

成猫の場合、1日の摂取カロリーは、体重× 80カロリーと言う計算式で出すことができます。

「ヘアー&スキン」はカロリーが高めのキャットフードなので、愛猫の体重に合わせた量を与えることで、食べ過ぎによる肥満を防ぐことが大切です。

ロイヤルカナン「ヘアー&スキン」の価格

公式ホームページでは、400g904円(税込み)、2kg3748円(税込み)となっています。

Amazonや楽天市場などでは、数百円程安い値段で購入できます。

決して安いキャットフードではありませんが、それなりの原材料や効果を期待できる商品であれば購入を考える飼い主さんもいるでしょう。

ラインナップは400gと、2kgになっています。

まず400gを購入し、愛猫が好むようなら2kgを購入することができます。

複数匹猫を飼っている購入者にとっては、もうワンサイズ多めに入っている商品があれば助かるかもしれません。

※表示価格は記事公開時点の価格です。

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